デニス・サファテのメジャー時代の所属チームや成績は?病の妻を思い野球を辞めようと思ったことも

デニス・サファテのメジャー時代の所属チームや成績は?来日後、広島カープほか移籍歴や年俸、退団理由をおさらい!

デニス・サファテのメジャー時代の所属チームや成績は?

デニス・サファテは、2017年シーズンに大車輪の活躍を見せた福岡ソフトバンクホークスの抑え投手です。1981年4月9日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。身長193㎝で体重102㎏という恵まれた体格で、オーバースローから繰り出される速球や、縦に落ちるスライダー、カーブ、チェンジアップを武器にしている福岡ソフトバンクホークスの絶対的守護神として有名です。

デニス・サファテは、アリゾナ州立大学を卒業後、2001年にミルウォーキー・ブルワーズと契約し、2006年9月3日に、フロリダ・マーリンズ戦にてメジャーデビューを果たしています。2007年には、金銭トレードにてヒューストン・アストロズへ移籍。さらに同年12月に、交換要員としてボルチモア・オリオールズへ移籍します。

2008年は鎖骨骨折をするも、57試合に登板するなどチームに貢献しますが、翌2009年は右手の血行障害の影響でメジャー登板は20試合に留まる結果に。2010年はメジャー登板こそないものの、AAA級マイナーで47試合に登板し、20セーブを挙げました。ヒューストン・アストロズ在籍時には、自己最速159㎞/hをマークするなど、4年のメジャー時代を過ごしています。

デニス・サファテの気になる年俸推移は?広島、西武を退団し福岡ソフトバンクホークスの絶対的守護神へ

2010年のシーズンオフに、広島東洋カープと契約して初来日したデニス・サファテは、2011年シーズンの抑えとして起用され、オールスター戦明けまでに22セーブを挙げる活躍を見せました。9月に鼠径ヘルニアと診断されて戦線離脱を余儀なくされますが、57試合に登板、20セーブというまずまずの結果を残してシーズンを終えることに。

2012年は、キャム・ミコライオ投手が抑えに起用されたこともあり、セットアッパーに転向したデニス・サファテ。その年のオフに自由契約となり、埼玉西武ライオンズへ移籍します。2013年も抑えとして起用されますが、中盤からは、再びセットアッパーに。シーズン終了後、デニス・サファテがチーム残留の意志を示さなかったこともあって、自由契約となり、現在の福岡ソフトバンクホークスへ移籍することになりました。

2014年にはNPB史上初のセ・パ両リーグ30セーブを達成したデニス・サファテは、リーグ最多60試合に登板し、36セーブを挙げてリーグ優勝に貢献する大活躍!チームは日本一となり、優秀選手賞にも輝いています。2015年は41セーブ、2016年も43セーブを挙げ、2年連続セーブ王となり、2017年はまさに大活躍で圧巻の年となりました。

福岡ソフトバンクホークスの頼れる守護神となるほどの大投手を、広島東洋カープや埼玉西武ライオンズはなぜ退団させてしまったのか?という疑問は残りますが……このようなことは往々にしてあるものです。福岡の水がデニス・サファテに合っているのかも知れませんね。

年俸は、2011年9000万円、2012年8000万円、2013年6400万円と推移し、2014年・2015年は1億円、2016年・2017年は5億円と推定されています。さすが福岡が誇る絶対的守護神!年俸も“神懸かっている”というところでしょうか。

デニス・サファテが病の妻を思い野球を辞めようした?入場曲でファンのり上がりは最高潮

デニス・サファテが病の妻を思い野球を辞めようした?可愛すぎる3人の娘の現在は?

デニス・サファテは結婚していて、現在は3人の娘のパパです。妻の名前はジェイダ・サファテで、親友の紹介で知り合ったとか。ジェイダさんが、アリゾナのレストランでアルバイトをしていた時に知り合ったとも伝えられているのエ、デニス・サファテがアリゾナ州立大学にいた頃に出会ったのかもしれません?結婚した時期は公表されていませんが、長女のキンズリー・サファテちゃんが生まれた2008年6月15日以前ということになるでしょうか。

キンズリーちゃんの下には2人の妹がいて、来日した際にはパパの応援をする可愛らしい姿も話題となっています。とにかく可愛すぎる3人の娘に囲まれて、ヒーローインタビューを受けるデニス・サファテはまさに幸せいっぱい!という感じですが、一時は妻の病のため、野球をやめようと思ったこともあったと言います。

デニス・サファテは日本に単身で来ており、愛する家族はアメリカに住んでいます。そんな中、妻が病気で倒れ、広島東洋カープ在籍2年目には一時帰国したことも。2017年シーズン中も、妻の体調が優れず、登板直前までテレビ電話をするなど心配な日々が続いたそうです。愛する妻、可愛すぎる3人の娘のために睡眠時間を犠牲にし、電話を壊してしまいたくなるほど精神的に追い込まれたシーズンだったというのですから驚かされます。

やはり守護神としての精神力は伊達ではありません。妻・ジェイダさんの病状も回復しているようなので、来季はさらなる活躍が期待されます。

デニス・サファテの入場曲「The King is Coming」でファンのり上がりは最高潮

ホームで流れる各選手の入場曲は、選手のカラーが出ているので楽しみのひとつでもあります。デニス・サファテの入場曲は、Newboysというオーストラリアのロックバンドの楽曲「The King is Coming」で、ファンの間でも「かっこいい!」と大人気です。

デニス・サファテが登板するということは、福岡ソフトバンクホークスとしては勝利が約束されているのと同じことですから、球場の盛り上がりは最高潮!入場曲と共に、デニス・サファテが登場し、オーロラビジョンには「THE KING OF CLOSER」の文字が堂々と映し出されます。

ファンの熱気も味方につけて、まさに守護神としてのポジションを確立したと言えるでしょう。そんなデニス・サファテは、敬虔なクリスチャンであることも知られています。きっかけは、ヒューストン・アストロズ時代に「ジーザス(イエス・キリスト)の存在に興味を持った」ことでした。東日本大震災復興支援のための1セーブ10万円の寄付や、熊本地震で被災した子供たちを試合に招待するなどの慈善活動にも積極的な選手です。

デニス・サファテがMVP受賞のため再来日!名球会入りまで21セーブと来季への意気込みも充分!

劇的な巻き返しで、見事「日本一」に輝いた福岡ソフトバンクホークスの立役者であるデニス・サファテが、「NPB AWARDS 2017」パ・リーグMVP受賞のため、2017年11月20日に再来日したことが話題となりました。今シーズン54セーブを挙げ、通算229セーブと、外国人投手最多セーブ記録を打ち立てる大活躍が認められてMVPを受賞。

日本シリーズでも、第2・3戦でセーブを挙げ、第6戦では9回から3イニングを投げ、MVPに選ばれています。レギュラーシーズンと日本シリーズのMVPダブル受賞は、松井秀喜以来15年ぶりのことです。また、外国人選手としては初となる「正力松太郎賞」も受賞するなど、デニス・サファテにとっても最高のシーズンとなったことでしょう。

「NPB AWARDS 2017」の会場入り前には、ウェイトトレーニングを行うなど来季への意気込みも充分なデニス・サファテ。「再びチームの優勝の力になれるように。ケガさえしなければ結果はついてくる」と力強いコメントをしています。
デニス・サファテにとって「忘れられない年」となった今シーズン。授賞式を終え、帰国の途についた福岡空港にて、「来季は当然、名球会入りが1つの目標になる。メンバーになれるなら光栄」と意欲を語っており、ますます期待が高まります。

名球会入りの条件と目される250セーブまであと21セーブです!デニス・サファテが名球会入りとなれば、MLBでデビュー後、NPBに移籍した選手としては2人目ですが、現横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス以来の快挙が実現するのも遠くないでしょう。「クローザーという仕事に誇りを持っている」と言うデニス・サファテは、「日本一」を狙う各球団にとっては、なんとか打ち破らねばならない絶対的守護神……来シーズンも楽しみです!

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