羽田圭介のおすすめ著書は「隠し事」!芥川賞作家の最新作は大丈夫?

羽田圭介のおすすめ著書は「隠し事」!芥川賞作家の最新作は大丈夫?

羽田圭介の著書でおすすめの1冊といえば「隠し事」!

羽田圭介は、芥川賞作家で、今年30歳。弱冠17歳で文藝賞を受賞して文壇にデビューして以降、今までに数々の作品を残してきています。そんな羽田圭介の著作の中でもおすすめの1冊といえば、2011年の作品「隠し事」です。羽田圭介著「隠し事」は、交際する彼女の浮気を疑った彼氏が、彼女の携帯電話の内容を盗み見て、どんどん疑心暗鬼に陥っていき……というストーリーです。

彼氏の疑念や執着は、やがて通常の人間に考えられるような範囲を超え、最終的には不条理な状態すら生み出してしまいます。シェイクスピアの四大悲劇「オセロー」の舞台を現代日本に置き換えて、リファインしたようなこの作品。家庭内で起きたことを起点に、個人の執着や依存心が渦巻くという展開に、羽田圭介の技量を感じずにはいられません。「隠し事」は、羽田圭介のデビュー作「黒冷水」を髣髴とさせるような筆致で、現代日本社会の闇を浮き彫りにしていく傑作です。未読の方には、ぜひご一読をお勧めします。

羽田圭介は芥川賞作家!最新作の執筆は順調なの?

羽田圭介は、2015年に、「スクラップ・アンド・ビルド」で、第153回芥川賞を受賞しました。その後は、羽田圭介本人の面白いキャラクターから、テレビなどのメディア出演依頼が殺到しています。元来がエンターテイメント好きなので、テレビに出ることも厭いませんが、基本は作家として生活していきたいと考える羽田圭介。そんな彼の最新作は、今のところ、サントリーとの協賛作品であるイベント提携型書きおろし読み切り小説。

過酷な食事制限とトレーニングで自分を磨く主人公が、そんな自分の有様と人生の意味を考え直すという内容です。その他の長編作品執筆についての情報は、今のところ届きませんが、新聞などのメディアでコラム等の小品は制作している羽田圭介。まとまった長編作品が出版されるのが待ち遠しいですね。

羽田圭介の面白いキャラはアスペルガー症候群のおかげ?兄弟、父親、母親の正体は?

羽田圭介はキャラが立ち過ぎている!?障害(アスペルガー症候群)のおかげ?

羽田圭介は、芥川賞受賞後にテレビ出演することが多くなり、そのエキセントリックでアクの強い性格が話題になっています。とりわけ、目立つのが、自分の本心を隠さないあけすけな発言の数々。羽田圭介の発言は、自分にとって理に適ったことを、遠慮なく世間に対して要求するという、非常にシンプルなもの。

しかしそれが、日本的な「空気を大事にする」雰囲気をぶち壊すことに一役買っているようです。例えば、「結婚している女性に会っても意味がない」、「昔の友達と会って話しても昔話しかないから意味がない」、「カレーが食べたいので調理道具から何から揃えて50人前を作って保存して一週間で食べきる」、「聖飢魔Ⅱが好きだから、芥川賞受賞は聖飢魔Ⅱの曲を歌って祝う」などなど。

このように、一見すると自分のことばかりを中心に考えているようにみえる性格から、一部では、羽田圭介はアスペルガー症候群ではないかとの噂もありました。お医者様からの診断が、明確に下っているわけではないようですが、変わり者であるとはいえそうです。

羽田圭介の家族構成は?兄弟、父親、母親との関係は?

羽田圭介のメディア露出が増えるにつれて、表面的なエキセントリックさばかりが目立ってしまっていますが、家族はどのような構成なのでしょうか。ネットに出回っている情報によると、羽田圭介の父親は、システムエンジニアで、コンピューター関係の仕事をしている他、母親は、機械などの図面を起こす仕事に就いているとのことです。また、羽田圭介には弟がいて、大学の薬学部に進学しているという情報もあります。羽田圭介本人以外は、まったく文系の香りがしないこの家族。

羽田圭介の母親は、かなり教育熱心で、子供の頃から読み聞かせに「となりのトトロ」を用いたとか。また、幼い頃の羽田少年が、明治大学附属を受験する際には、天声人語の書き写しと要約を強制し、塾通いや学校とも並行させて、できるまで許さないという厳しい躾をしていたといいます。羽田圭介の母親は、芥川賞を取った時も、これで「不安定だった息子が最高の名刺を手に入れた」というような言葉を残したそうです。この合理的な教育方法の結果、羽田圭介の本質が作られたとも考えられ、なかなかに面白い家族であるといえるでしょう。

羽田圭介の今後は俳優デビューと作家!二足の草鞋を履く予定?

羽田圭介は、2017年1月放送予定のNHKドラマ「富士ファミリー2017」に出演することが決定したと報道されました。作家と並行して、俳優としてのキャリアを始めることになった羽田圭介。「富士ファミリー」は、有名女優の薬師丸ひろ子と小泉今日子の2人が主演を務めるシリーズものです。脚本の質が良く、賞を受賞しているドラマだけに、羽田圭介の存在感がどのように活かされるか、また羽田圭介の演技力が開眼するのか否かも見ものになるといえるでしょう。

作家としての羽田圭介は、芥川賞を受賞したおかげで、およそ4000万円以上の年収を稼いだともいわれており、この辺りで、少し小休止を挟んでから、再び創作活動に移行するのかもしれません。羽田圭介は作家としての収入と、メディア露出で手に入る収入との格差が激しすぎ、作家としての生活が割に合わないという発言もしています。

奇抜な性格ではあるものの、もともとは私立有名付属からストレートに大学へ入学し、一発で一部上場企業に就職したほどの頭脳を持つ羽田圭介。羽田圭介のポリシーは不言実行ということですから、これからの活動も、羽田圭介なりの「隠し事」として進んでいくのかもしれません。それにしても、羽田圭介の新しい長編作品が早く読みたいものです。

関連記事

ページ上部へ戻る