東村アキコ「美食探偵明智五郎」で日本を代表する名探偵の美食ミステリーに挑む

東村アキコ「美食探偵明智五郎」は異色の美食ミステリー漫画あらすじネタバレ

東村アキコが挑んだ名探偵を主人公とした異色の美食ミステリーとは!

テレビドラマ化で話題を呼んだ「東京タラレバ娘」や、のん(能年玲奈)主演で映画化された「海月姫」、はたまた新境地を開いた歴史漫画「雪花の虎」の作者で、売れっ子漫画家の東村アキコ。今度は、名探偵を主人公にした異色の美食ミステリー漫画の連載を始めました。

タイトルは、その名も「美食探偵明智五郎」。この作品の初お目見えは、2015年「Cocohana」の8月号で読み切り作品として発表された「美食探偵」ですが、読者から続編を希望する声が多くあり、同年11月号より連載が決定しました。美食探偵が主人公とあって、この作品のウリは、何と言ってもミステリーとグルメの華麗なるコラボ!元来ミステリーとグルメはナイスな組み合わせでした。

ミステリー小説の中で、料理が犯罪のトリックとして巧みに利用されたりするなど、重要な場面にも数多く登場します。ともあれ、漫画界切ってのグルメ作家と評判の東村アキコが挑んだ王道の探偵モノミステリー。彼女の華麗なる美食ワールドが、早くも読者の胃袋ならぬハートをがっちりとつかんでいるようです。

東村アキコの新連載漫画「美食探偵明智五郎」の登場人物とあらすじネタバレ!

東村アキコの新連載漫画「美食探偵明智五郎」の主人公・明智五郎は、自他共に認める美食家です。月に1度メンバーを集めては、「東京美食倶楽部」という優雅なグルメ会を開催。彼は、表参道の一等地に「江戸川探偵事務所」を営んでいますが、あろうことか探偵でありながら運転免許を持っていません。

そのため、いざという時には、探偵事務所の向かいでワゴン販売をしている弁当屋「イチゴ・デリ」の店主・小林苺が、運転手並びに明智探偵の助手となって、明智五郎を全面的にサポートしています。その上、いつもカード払いのため、現金を持ち歩かず、弁当を付け払いで済ます浮世離れした明智五郎。苺は、豪華な食事を振る舞ってもらうことを交換条件に、事件の手助けをしながら、明智五郎と共に難事件解決に挑みます。

東村アキコ「美食探偵明智五郎」江戸川乱歩が描いた明智小五郎像!おすすめの小説は?

東村アキコ「美食探偵明智五郎」のモデル像は江戸川乱歩が描いた日本を代表する名探偵?

東村アキコ「美食探偵明智五郎」の主人公である明智五郎は、言わずもがな江戸川乱歩の小説に登場する日本を代表する名探偵・明智小五郎がモチーフです。しかし、実際に東村アキコが明智五郎像のモデルに選んだのは、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を翻案したイギリスのドラマ「シャーロック」の主演俳優ベネディクト・カンバーバッチでした。

東村アキコは、「観ているうちに完全に彼にはまってしまった。とにかくファッションや容姿がかっこいい!」と大絶賛。明智五郎を描く際には、ベネディクト・カンバーバッチの髪型や服装を参考にしているそうです。

東村アキコ「美食探偵明智五郎」にも登場していた江戸川乱歩のおすすめ小説のヒロインとは?

東村アキコの「美食探偵明智五郎」には、主人公・明智五郎のみならず、江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」の小林少年をモチーフとした「小林一号」こと小林苺が助手として登場します。また、犯罪者を陰で操る、明智五郎のかつてのクライアントだった謎の美女「マグダラのマリア」の正体も気になるところです。

実は、この「マグダラのマリア」のモチーフこそが、江戸川乱歩の代表作にして最も有名な小説「黒蜥蜴」のヒロインで、美貌の女盗賊・黒蜥蜴です。本家・明智小五郎とはお互い宿敵でありながら、最終的に2人の間に交錯する男女の機微と哀しい感傷……。冒険小説でありながら何とも切ないこの小説は、映画のみならず舞台でも数多く演じられてきました。中でも美輪明宏が演じる妖しくも美しい「黒蜥蜴」は圧巻です。

東村アキコの人気作品「東京タラレバ娘」がいよいよ完結!漫画界最速執筆スピードの秘密はイタコ的体質?

人気女優の吉高由里子が主演したドラマ版が話題を呼んだ、東村アキコ原作の人気漫画「東京タラレバ娘」が、4月25日発売の「Kiss」6月号にて、3年間に渡る連載にピリオドを打ちました。コミックスは8巻まで発売されており、累計で約442万部を売り上げる大ヒット作品となっています。

他にも「雪花の虎」「海月姫」など、数々の連載を同時進行しながら、次々とヒット作品を生み出す東村アキコの執筆スタイルとは、どのようなものなのでしょうか?実は、東村アキコの仕事場には常時10人以上ものアシスタントがついており、東村アキコが、サッカーの司令塔のごとく、てきぱきとアシスタントたちに指示を出しているのだとか。

東村アキコが仕事を進める中で最もこだわっているのが人物の表情です。特に、目の下の涙袋ラインにはとことんこだわって描くと言います。一方で、漫画家を一番悩ませる「ネーム(漫画のコマ割り)」に関しては、「まったく悩んだりしない」とコメント。

「頭の中にあることをイタコのように紙に降ろすだけだから考えている気がしない。後はキャラが紙の上で喋ってくれるのを描くだけ」と語っています。どうやら天性のイタコ体質?が、漫画界最強の執筆スピードを誇る最大の武器のようです。しかし、連載中の「美食探偵明智五郎」では、トリックを考えることに相当な生みの苦しみが……。

さすがの最速執筆マスターも、アシスタントに暴言を吐くこともあるそうです。とはいえ、東村アキコは、この「美食探偵明智五郎」も、宝塚の舞台「黒蜥蜴」にインスパイアされたと語るほど自他ともに認める大のヅカファン。ひょっとすると、この作品で、宝塚への舞台進出を狙えるかも知れませんよね!

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