原知佐子は80代を迎えた今も現役女優!夫は「ウルトラシリーズ」監督の実相寺昭雄!

原知佐子は80代を迎えた今も現役女優!「シン・ゴジラ」のどこに出ていた?

原知佐子は80代を迎えた今も現役女優!映画「彦とベガ」で認知症の老女を熱演

原知佐子は、これまで数々の映画やドラマに出演してきたベテラン女優です。デビューしたのは1956年。1970年代には、山口百恵主演の「赤いシリーズ」に出演し、名脇役として有名になりました。

1936年生まれなので、すでに80歳を超えている原知佐子ですが、今なお現役女優として活躍し続けています。2016年7月に公開された映画「彦とベガ」では、自分を16歳の少女だと思い込んでいる認知症の老女を熱演しました。

原知佐子は「シン・ゴジラ」のどこに出ていた?キャスト一覧にはたしかに名前が!

原知佐子は、2016年7月に公開された大ヒット映画「シン・ゴジラ」にも出演しています。「シン・ゴジラ」は、328人もの豪華キャストが出演すると言うことでも話題になり、メインキャスト以外は、誰がどの場面に出ていたのか、一度見ただけでは分からなかったという声も少なくありません。

原知佐子の名前も、エンディングのキャスト一覧に並んでいたため、「どこに出ていた?」と思った方もいたようで、ネットで検索される回数が急上昇。まさに「ウォーリーを探せ」状態の「シン・ゴジラ」ですが、原知佐子は、逃げ遅れた老婆役でたしかに出演していました。登場シーンは、ほんの数秒あまり。おぶられて避難する姿でした。

原知佐子の夫は「ウルトラシリーズ」監督の実相寺昭雄!ドラマ「経験」のあらすじは?

原知佐子の夫は「ウルトラシリーズ」監督の実相寺昭雄!夫の作品にも数多く出演!

原知佐子の夫は、映画監督の実相寺昭雄です。「ウルトラセブン」などの「ウルトラシリーズ」の監督をしていたことでも知られていて、2006年に亡くなりました。2人の出会いは、1962年から放映されていたTBSドラマ「おかあさん」の第2シリーズです。結婚後も、原知佐子は、女優として、夫・実相寺昭雄の作品に数多く出演しています。

たとえば、映画「あさき夢みし」(1974年)や「D坂の殺人事件」(1998年)などです。1974年に放映された「ウルトラマンレオ」ではマザラス星人、1997年に放映された「ウルトラマンティガ」では悪のマノン星人を演じています。原知佐子は妻として、そして女優として、夫の作品を支え続けてきました。

原知佐子出演のドラマ「経験」のあらすじは?

原知佐子は、1972年12月4日から1973年2月16日にフジテレビ系列で放送されていた昼の連続ドラマ「経験」で主人公を演じました。この時間帯のドラマにはドロドロした愛憎劇が多いものですが、「経験」は、マイホームを持ちたいという夢も叶い、主婦としてしとやかに生きていた女性が、ある男性と出会ったことがきっかけで生活を崩壊させていくというストーリー。

ちょっと意地悪な役柄が多いイメージのある原知佐子ですが、このドラマで演じたのは貞淑な主婦役。これ以降は、主に脇役として数多くのドラマや映画作品に出演していくことになります。

原知佐子は山口百恵の「赤いシリーズ」の名イビリ役!当時の思い出を語る

名脇役と言われる原知佐子は、山口百恵主演の「赤いシリーズ」で、イビリ役を演じていたことで有名です。第2作「赤い疑惑」では、相良光夫(三浦友和)の母親役で、息子を溺愛するあまり、大島幸子(山口百恵)を絶対に息子に寄せ付けまいとする役どころでした。

第4作「赤い衝撃」では、父親に愛されている大山友子(山口百恵)に嫉妬する義理の姉を演じています。視聴者に感情移入してもらうために、徹底的に悪役を演じ切ったという原知佐子は、冷徹な印象を与えるためにボブスタイルの髪型にし、攻撃性を表すために赤の衣装を多く使うようにしたと言います。「赤いシリーズ」人気の要因の1つは、原知佐子の高いプロ意識にあったと言っても過言でありません。

役柄こそ意地悪なイメージでしたが、原知佐子の本当の素顔は暖かい人柄。国民的スターだった山口百恵は、当時あまりにも忙しかったため、「赤いシリーズ」の撮影は、影武者を使うことも多かったそうです。それに我慢ができなくなった主要キャストが途中で降板してしまうなど、舞台裏では大変なこともありました。山口百恵の殺人的に多忙なスケジュールに合わせて撮影が進行するので、早朝や深夜に撮影することも多々あったそうですが、それに文句を言うどころか、多忙すぎる山口百恵を気付かっていました。

マネージャーやスタッフといつも一緒の山口百恵を、他のレギュラー出演者たちがお昼を食べる店にこっそり呼び出して、一緒に食事をしたことも。長らく芸能界で活動してきた原知佐子は、山口百恵を見た時、長く人気を得る人になるだろうと思ったとか。事実、山口百恵は、三浦友和と結婚した後に芸能界を引退した現在も、今だ高い人気。ドラマに欠かせない真の名脇役は、人を見る目も確かなものなのかもしれません。

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