原田美枝子は美しき実力派女優!「愛を乞うひと」の演技が凄かった!
原田美枝子は高校生でデビューした実力派美人女優!
映画やドラマで現在も大活躍している原田美枝子は、実力派女優と呼ばれ、最優秀主演女優賞や最優秀助演女優賞など数々の栄光に輝いてきました。
そんな大女優がデビューしたのは、原田美枝子がまだ15歳で高校生だった1974年。佐藤佑介主演で、原田美枝子がヒロインを務めた映画「恋は緑の風の中」で鮮烈なデビューを飾っています。映画「恋は緑の風の中」は、青春真っ只中の高校生たちが繰り広げる、性への目覚めと戸惑いを描いた作品です。
劇中で、原田美枝子は、高校生ながらヌードシーンを披露。世間では物議を醸すこととなり、高校を転校することにもなりました。その後も、映画「凍河」でも大胆なヌードシーンに挑戦。もちろん抵抗はあったそうですが、「流れとして脱がなければいけなかったから」と、若くして、早くも不動の女優魂を感じさせるコメントを残しています。
原田美枝子の怖すぎるほど凄かった映画「愛を乞うひと」の演技とは?
1998年に公開された映画「愛を乞うひと」は、原田美枝子が、日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の他、ブルーリボン賞やモントリオール世界国際映画祭など、名だたる映画賞の主演女優賞を総なめにしたと言ってよい作品です。実際、「愛を乞うひと」が公開されると、原田美枝子の熱演が「怖すぎる」と、大きな話題になりました。
原田美枝子は、本作で、虐待をふるう母とその娘の2役を演じています。原田美枝子演じる母が、声を荒げ、容赦なく娘を叩く様は、見ているだけで息を止めてしまうほど恐ろしいものでした。しかし、その虐待には理由がありました。それは、愛する夫を失ったことで、愛情をストレートに表現できなくなったが故に起こった悲劇だったのです。
それまでは、凛としながらもしとやかな雰囲気を漂わせる美人女優というイメージの強かった原田美枝子が、鬼のような形相で、恐ろしくも哀しい母親の姿を演じ切ったことは、驚きを持って迎えられました。これにより、実力派女優との評価をより確かなものにしたことは間違いありません。
原田美枝子の娘・石橋静河が映画初主演!石橋凌とは離婚しないの?
原田美枝子の娘・石橋静河が映画初主演で知名度急上昇中!
2015年から女優として活動をスタートさせ、2016年にはギリシャヨーグルトやポカリスエットのCMで「かわいい」と評判になった石橋静河は、原田美枝子の次女です。幼い頃からクラシックバレエを習い始め、バレエダンサーを目指して留学も経験している石橋静河。
2016年は、舞台とCM出演がメインとなっていましたが、2017年5月13日に公開された映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」では、デビューからわずか2年目ながら主役を演じています。最果タヒによる現代詩集をもとに紡がれているストーリーで、石橋静河が演じたのは、夜はガールズバーで働いている看護師。
不器用で繊細な役柄を見事に体現してみせたのは、さすがは実力派女優・原田美枝子の娘と言えるでしょう。この映画初主演以降も、舞台や映画出演が続いている石橋静河は、母を超える女優となるのでしょうか?これからがますます楽しみです。
原田美枝子の夫・石橋凌に隠し子騒動?でも離婚はしない?
原田美枝子の夫が俳優の石橋凌であることは有名です。2人には、女優となって活躍中の次女・石橋静河を含め、3人の子供がいます。原田美枝子は、24歳のときに石橋凌に出会い、5年の交際を経て、29歳のときに結婚。おしどり夫婦としても知られていましたが、2001年、石橋凌に不倫相手との隠し子騒動が起こります。
クラブに通っていた石橋凌は、1人のアメリカ人女性と不倫した末、子供を身ごもらせてしまったそうです。女性側の強い希望もあって、子供を出産。石橋凌は、原田美枝子に気付かれないように養育費を送っていたと言いますが、その後、彼女は知人を通じてこの事実を知っていたとか。
記者会見に臨んだ石橋凌は、「養育費は払うが自分の子供としては認めない」と発言。その後は、原田美枝子と離婚するのではとの噂でもちきりとなりましたが、3人の子供がまだ幼かったからか、離婚はしないまま現在に至ります。
原田美枝子がドラマ「世にも奇妙な物語」に出演!やっぱり妻や母役がよく似合う!
娘の石橋静河が、女優として頭角を現しつつある今、母親の原田美枝子も負けてはいません。2017年4月29日に放送された、タモリが進行役のオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語・17 春の特別編」では、遠藤憲一の妻役で登場しています。原田美枝子が演じた妻は、認知症を患い、不慮の火事で死亡してしまったものの、家族から「忘れられたくない」と強く願っていました。
そのため、その記憶が形として表れて、特定の人物1人にだけ見えるようになるという不思議な現象が起こります。亡き妻の姿が見えたのは、これまで仕事一筋で家庭を顧みることのなかった夫でした。こうして妻との人生を歩み直すことになった夫は……というあらすじです。
どこか切なく美しい物語は、原田美枝子にぴったりと言えます。これまで、ラブストーリーからサスペンス、ヒューマンドラマまでさまざまな役柄を演じてきた原田美枝子。美しさは昔も今も変わらず、もうすぐ還暦を迎えるとは思えませんが、年齢を重ねた分、やはり母親役や妻役がより似合うようです。
過去を振り返れば、夫・石橋凌の隠し子騒動もありましたが、スキャンダルに巻き込まれながらも、どっしりと山のごとく構え、動じない姿からは、母として妻としての真の強さを感じさせられます。女性としての強さがにじみ出ているからこそ、リアルな妻、リアルな母の姿を演じられるのかもしれません。今後は、石橋静河との親子共演や、石橋凌との夫婦共演も実現してほしいですね。