2015年4月14日 更新
2015年3月14日に金沢~長野間が開業した北陸新幹線。
JR東日本、JR西日本主催、報道関係者向けの
試乗会が5日に開催され、金沢駅~長野間228kmを
約100社300人弱がJR西日本新型車両
「W7系」で往復しました。
2月7日、8日には一般市民を募った試乗会も開催!
2014年12月からの募集に応募者が殺到しました!
北陸新幹線試乗会開催! 77倍率の大人気
北陸新幹線で東京~金沢間2時間28分の旅
アイボリーホワイトを基調に、ブルーとブロンズカラーをあしらった車両は、発車から
3分で時速200kmを超え、7分で最高時速260kmに!
長野県の飯山駅を除く、富山、新潟県内の各駅に停車し、東京から2時間28分後には長野駅に到着します。
普通車の他、グリーン車、最上級車両「グランクラス」もお披露目されましたね。
北陸新幹線 グランクラスの料金、食事、予約は?グランクラスで極上の北陸メニューを
2月7日、8日に開催された試乗会。
募集2,800人に対し、21万6319人の応募が殺到しました。
日本海、立山連峰を眺めながらの優雅な旅です。
「和の未来」をコンセプトにデザインされた車両。
グランクラスは白の本革を使用したシートです!
TOYOTA「レクサス」などのシートを手がけた
トヨタ紡織が開発しました。
北陸新幹線のグランクラスではこれまでにない、
特別なサービスを提供していますよ。
地酒やワインを含むドリンクサービスや、沿線各地の
食材など、地域特性を活かす季節感を演出した
食事が無料で用意されています。
しかも和食・洋食を選ぶことができて、和食に
関しては上りと下りで異なるメニュー。
食事をとる時間は、お客様のタイミングで選択できます!
嬉しいかぎりですね。
東京~金沢間の料金は、普通車で14,120
グランクラスでは26,970円です。
いつかはグランクラスで優雅に旅を
楽しみたいですね。
北陸新幹線のグランクラスを予約するには?
北陸新幹線のグランクラスの発売は通常のJR指定席特急券同様、
乗車日の1ヶ月前から発売されます。
全国のみどりの窓口や、東北新幹線の指定券が購入可能な券売機、
主な旅行代理店などで購入することができます。
北陸新幹線のグランクラスの予約はJR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」でも購入することが可能です。
えきねっとでは、会員になると通常の1ヶ月前に加え、
さらにその1週間前の午前5時30分から「事前予約登録」も可能です。
(発売はあくまで乗車日の1ヶ月前の午前10時となるため、取れない場合もあります。)
北陸新幹線のグランクラスの予約は「モバイルSuica会員」(年会費 1,000 円、ビューカードで登録の場合は無料)専用の、チケットレスサービス「モバイルSuica特急券(モバトク)」を利用すると、
通年で割引設定価格で利用することができます。
発売期間:乗車日の1ヶ月前の午前10時~通年
また「えきねっと」同様の「事前予約登録」の可能です(1ヶ月+1週間前の午前5時30分から)。
北陸新幹線の少々残念な点は、長野と金沢を結ぶ228km間の44%が
トンネルだそうです。また、携帯電話が圏外で、
社内Wi-Fiサービスはまだ計画にないそう。
今後の課題となりそうですね。
北陸新幹線で盛り上がっている鉄道ファン・オタクの分類とは
北陸新幹線で盛り上がっている多種多様な鉄道ファン・オタク層
鉄道ファン、鉄道オタク、鉄道マニアと鉄道を
趣味とする人たちの呼び名は様々です。
■撮り鉄
走行中の写真、列車を取り込んだ風景、価値基準は色々。
撮ることに楽しみを見出す鉄道ファン・オタク(鉄ヲタ)だそうです。
■録り鉄、音響鉄
鉄道に関する音や、動画を収録。発車メロディーや
床下にある機器の動作音など好みは色々。
各駅、各列車によって、全て違う訳ですから
一種コレクター(収集家)の感覚に似ているかも知れませんね。
■乗り鉄
実際に列車に乗ることに楽しみを見出します。
全ての路線、駅に乗車することを「完乗」と言い、
ゲームでいう「全クリ」を果たすのだそうです。
ほかには、降り鉄、ママ鉄、受信鉄、駅弁鉄、
廃線鉄、SL鉄など、実に36種類があります。
鉄道ファン、鉄ヲタがここまで増えた理由は?
乗り物の中で鉄道ファンが特別多い理由は、
列車の種類が多く、モデルチェンジの間隔が
平均7年と短い点と言われます。
鉄道会社は国内に約200社、新型車は毎年10から20種類も
生まれています。そして近年列車の引退が相次ぎ、
上京、進学など人生の転機に深く関わってきた分、
鉄道ファンでなくとも、ついつい感傷的に
なってしまいますよね。
そして何と行っても列車の見た目、シャープな
カッコ良さ、速さという点なのでしょうね。
新幹線をデザインする
工業デザイナー(インダストリアルデザイナー)とは
鉄道車両の設計、開発は鉄道会社と車両メーカーとが
協力して行われますが、中でも著名デザイナー方々を
ご紹介します。
■奥山清行氏
E7系・W7系電車監修された方です。
日本の工業デザイナー、カーデザイナーで、
フェラーリ・エンツォやマセラティ・クアトロポルテも
デザインされています。
■アレクサンダー・ノイマイスター氏
鉄道車両をはじめ、医療機器や情報機器など多くの
工業製品のデザインをされています。
新幹線500系でデザインで、グッドデザイン賞、
機械工業デザイン賞を受賞されています。
■水戸岡鋭治氏
日本のデザイナーでイラストレーター。
787車両の「つばめ」は鉄道関連の賞を数々受賞。
また、ライティングコンテスト最優秀賞などを受賞し
国内外から高い評価を得ています。
■福田哲夫氏
工業デザイナー。日産自動車を経て、現在は首都大特任教授。
JR新幹線車両300系、700系、E2系、E4系、N700系
などのデザインを手掛けています。
最近の新幹線に見られる曲線を組み合わせた独特のフォルムは、
風洞実験、コンピューターシミュレーションなどが様々な
実験によりデザインされています。
もちろん騒音、空力的な性能、安全性も考慮。
それを踏まえた上での素晴らしいデザインとなっています。
日本の新幹線は本当にスゴいですね。
海外からのオファーが多いのも頷けます。
奥山清行氏の故郷、山形県山形市
奥山清行氏の故郷、山形県山形市は冷やしラーメン発祥の地
冷やし中華とはまた違う、山形発祥の麺料理。
通常のラーメン同様にたっぷりの冷たいスープに
冷たい麺が浸されています。味は醤油が一般的で、
冷やし中の用に酸味は強くありません。(酸味が
無いとお店もあります)
山形の郷土料理ですが、近年では東京都内でも
提供しているお店もありますし、コンビニでも
販売されるなど、人気は全国区になりつつあります。
山形市の栄屋本店で、
「夏には冷たい蕎麦を食べるんだから、
ラーメンも冷たいのが食べたい」
との常連客の要望に答え提供するようになったそうです。
奥山清行氏の故郷、山形県山形市の観光地、山寺
正式名称は、宝珠山立石寺といいます。
貞観2年(860年)に、清和天皇の勅願のよって
慈覚大師が開いた、天台宗のお山です。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ
芭蕉の句でも有名ですよね。
山寺にたたずむ立石寺まで辿り着くには、
1015段ともいわれています。
所要時間は2~2.5時間です。
山寺名物力こんにゃくを麓で食べて、
登りきりましょう!
北陸新幹線は今後、2023年(平成35年)春に
金沢駅~敦賀駅間が開業される予定だそうです。
北陸人気はまだまだ続きそうですね。