本田博太郎は職人俳優!グループ魂も讃えずにはいられない演技力とは?

本田博太郎は職人俳優!グループ魂も讃えずにはいられない演技力とは

本田博太郎はどんな役でもこなす職人俳優!

本田博太郎という名前を聞いてピンとこなくても、顔を見れば、誰もが「ああ、この人!」というに違いありません。それくらい、本田博太郎がこれまで出演した映画やドラマは数しれず。役柄も、コミカルなものから悪役まで、何でもこなす印象があります。寡黙で、決して目立つというわけではありませんが、本田博太郎の存在感はさすがです。

本田博太郎は、1979年に、舞台「近松心中物語」の主役が急病のため降板したため代役を任され、その後、「ロミオとジュリエット」の舞台では、ゴールデン・アロー賞を受賞し、一躍有名になりました。現在では、舞台から映画や、テレビの仕事と、幅をどんどん広げていき、名脇役の第一人者とまでいわれるまでに。しかし、役者は職人だと思っているという本田博太郎は、「主役、脇役にこだわらず、もらった仕事は2倍、3倍にしてお返しして喜んでもらいたい」と熱く語っています。

本田博太郎のすごい演技力とは?バンド「グループ魂」も歌にして絶賛!

本田博太郎が尊敬している俳優は、山崎努と、すでに亡くなりましたが大滝秀治だそうです。本田博太郎は、大滝秀治と山崎努のように、座っているだけでも演技になるという、存在感ある俳優を目指しているといいます。また、人の言うままに演じるのではなく、誰かの真似をした演技でもなく、その役になりきる職人技に近づきたいと語る本田博太郎。そういう思いで役を演じている本田博太郎は、もうすでにその域に達している、まさに職人俳優といえそうです。

今や誰もが認めている本田博太郎の演技力。それを絶賛しているのが、阿部サダヲ、宮藤官九郎が所属するバンド「グループ魂」です。なんと、その演技力に惚れ込みすぎて、「本田博太郎」という歌まで作ってしまいました。阿部サダヲも宮藤官九郎も、ドラマや舞台で大活躍している、いわば演技の道のプロ。同業者に讃えられて、演技力が歌になる俳優など、本田博太郎をおいてそうそういません。

本田博太郎自身も、グループ魂による「本田博太郎」のプロモーションビデオに出演していますが、どんな役も完璧にこなす職人俳優を本当にうまく表現している楽曲です。

本田博太郎の妻、息子はどんな人?大河ドラマ「龍馬伝」の役どころは?

本田博太郎の妻はどんな人?息子は本田大輔!

本田博太郎が、舞台「近松心中物語」に出演したのは、1979年のことですが、その時すでに3人の子供がいたので、結婚したのはそれ以前ということになります。おそらく、1972年前後ではないかと思われますが、本田博太郎の妻が、どのような女性なのかは全く明かされていません。しかし、健康で仕事ができるのは妻のおかげだと語っているので、本田博太郎を陰でずっと支えてくれる、かけがえのない存在なのでしょう。また、ずっと連れ添った妻には孝行したいとも話している本田博太郎は、愛妻家に違いありません。

本田博太郎の3人の子供のうちの1人が、俳優の本田大輔です。1988年に映画「がんばっていきまっしょい」でデビューしました。まだ、それほど有名ではないかもしれませんが、出演実績はいろいろあります。2005年には映画「イントゥ・ザ・サン」でハリウッドに進出した本田大輔は、2014年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」にも出演。さすが本田博太郎の息子、印象に残る、魅力あふれる演技を見せてくれています。

本田博太郎は大河ドラマ「龍馬伝」で演じたのは重要人物・小曽根乾堂!

本田博太郎のNHK大河ドラマ出演は何度もありますが、2010年に放送された「龍馬伝」にも、小曽根乾堂役として出演していました。小曽根乾堂は、長崎を拠点に活躍していた豪商ですが、坂本龍馬たちに宿を提供して世話をし、「海援隊」を創設する手助けもしたという重要な人物です。

本田博太郎の演技は、小曽根乾堂の微妙な立場を演ずるというより、本田博太郎の生き方そのものを体現しているかのような感じでした。激動の時代に、脇役でありながら重要なポジションにある小曽根乾堂。それはまさに、名脇役といわれてきた本田博太郎の役者としてのポジションそのものだったのかもしれません。

本田博太郎がNHK朝ドラ「べっぴんさん」の新キャストに!そろそろ朝ドラに出たかったと意欲満々!

本田博太郎が、2016年10月から放送されるNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の新キャストに選ばれました。「べっぴんさん」の舞台となっているのは、戦前~戦後の神戸。子育てしながらがんばり抜くヒロイン、坂東すみれを演じるのは芳根京子。本田博太郎は、山村紅葉とともに、坂東すみれの伯父夫婦役として出演します。

本田博太郎が朝ドラに出るのは初めてのことですが、「そろそろ朝ドラに出演したいと思っていたところだ」と、ベテランとしての余裕を見せてくれました。
本田博太郎は、新キャストの発表が行われたNHK大阪放送局スタジオ収録取材会でも、「毒気とユーモアとペーソスの、心地よい風を吹かせたい」とその意気込みを語りました。「べっぴんさん」で本田博太郎演じるのは、すみれの父の兄・坂東長太郎。家業の商売を引き継いだけれど、うまくいかなくなったので、弟に助けてもらうという、ちょっとうだつのあがらない人物です。

そんな坂東長太郎をどのように見せてくれるのか、本田博太郎の職人俳優としての演技を早く見てみたくなりますね。本田博太郎が、「ボディーブローのごとく、じわじわと効いていきたい」と言っているように、朝ドラで本田博太郎を観るたびに、何かじわじわ効いてくるものがありそうです。

関連記事

ページ上部へ戻る