百田尚樹映画化作品「海賊と呼ばれた男」あらすじネタバレキャスト!

百田尚樹映画化作品「海賊と呼ばれた男」あらすじネタバレキャスト!

百田尚樹が原作!映画「海賊と呼ばれた男」が岡田准一主演で間もなく公開!

百田尚樹(ひゃくたなおき)は、放送作家出身の人気小説家です。百田尚樹にとって最大のベストセラーとなった「海賊と呼ばれた男」の累計販売数が400万部をこえる快挙を達成し、また2016年12月には映画公開も控えています。百田尚樹原作の映画といえば、2014年の邦画興行収入ランキングで1位に輝いた「永遠の0」が有名です。

その制作を担当したスタッフが、「海賊と呼ばれた男」のために、再度終結して挑んでいます。キャストは、「永遠の0」に続き、主演に岡田准一。他にも吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるかと豪華キャストが脇を固めます。

百田尚樹原作の映画「海賊と呼ばれた男」あらすじネタバレキャスト!

百田尚樹映画化作品「海賊と呼ばれた男」は、出光興行の創始者・出光佐三をモデルに描かれた物語です。石油販売業を営む国岡商店の店主、国岡鐡造(岡田准一)は、敗戦により、戦前に築いた会社資産のほとんどを失ってしまいました。しかし、誰もが生活に困窮する中にあっても、鐡造は、社員を誰一人解雇することなく、会社を立て直すことを誓います。

主要エネルギーが石炭だった時代に、早くも石油に着目していた鐡造は、数々の困難を潜り抜けながら、石油業にまい進。国内はもとより、世界を牛耳る石油メジャーからの妨害にも負けず、大体な発想力と、驚くべき行動力で、道を切り開いていきました。

そんな鐡造を支える社員には、吉岡秀隆、染谷翔太が。鐵造の妻には綾瀬はるか、鐡造を支え出資した木田章太郎役に近藤正臣、田岡商店のライバル会社の社長・鳥川卓巳に國村隼人と、重厚なキャストで熱いドラマを彩ります。

百田尚樹「殉愛」あらすじネタバレ!裁判の行方はどうなった?

百田尚樹のいわくつきノンフィクション「殉愛」あらすじネタバレ!

百田尚樹は、ベストセラーを連発している作家ですが、いわくつきとなってしまった作品もあります。2014年に亡くなった人気タレント・やしきたかじんが、3人目の妻・さくらと過ごした最晩年を描いたノンフィクション「殉愛」です。あらすじをご紹介します。

フェイスブックを通じて知り合った2人は、2011年のクリスマスに初めて顔をあわせます。そして、さくらに一目惚れしたやしきたかじんは、猛アタックを開始。ようやく、2人の気持ちが通じ合った時、やしきたかじんがガンに倒れてしまいます。ガンになったやしきたかじんのために、さくらは、生活していたイタリアから帰国。しかし、2年間におよぶ献身的な看病も及ばず、やしきたかじんは亡くなってしまいました。

人を心から愛することを知らなかったやしきたかじんが、さくらと出会い、本物の愛を知るまでの過程を丹念につづっている作品です。ここからネタバレですが、亡くなる3カ月前に、2人は極秘で入籍。結婚生活はほぼ闘病生活で、肉体関係もないプラトニックな関係だったそうです。しかし、高らかに純愛を謳いあげたこの作品が、百田尚樹を裁判沙汰に追い込むことになります。

百田尚樹がやしきたかじん長女から訴えられる!?「殉愛」裁判の行方は?

百田尚樹が、2014年に「殉愛」を刊行すると、関西の視聴率王であったやしきたかじんの純愛物語として、大々的にテレビ等でも宣伝が行われました。ところが、その内容に、やしきたかじんの長女が激怒。長女と父・やしきたかじんの関係について、事実と異なる描写があり、名誉を傷つけられたとして、やしきたかじんの長女は、2014年11月に発売元の幻冬舎を相手取り、販売差し止め訴訟を起こしました。

百田尚樹は、「一番おぞましい人間は誰か、真実はどこにあるか、すべて明らかになる。世間はびっくりするぞ」と自信たっぷりでしたが、2016年、東京地裁は幻冬舎側に330万円を支払うよう命じています。

百田尚樹は売れっ子放送作家から暴言ベストセラー作家へ

百田尚樹は、ベストセラーを連発し、すっかり人気作家の仲間入りを果たしました。しかし、そのキャリアのスタートは、テレビからのスタートでした。

百田尚樹は、テレビ制作を支える裏方である放送作家として、関西を中心に活躍。今なお、高視聴率を誇る「探偵!ナイトスクープ」で、実に25年以上もチーフライターを務めています。実は百田尚樹は、テレビの世界では、知らない人はいない大物でありました。

そもそものきっかけは、百田尚樹が、同志社大学法学部在学中に出演した視聴者参加型のテレビ番組「ラブアタック!」にあります。素人ながら、突出した個性を発揮していた百田尚樹の面白さに目を付けたディレクターから、「おもしろいセンスしてるから、今度は裏方でやってみいひんか」と声をかけられといいます。

放送作家となった百田尚樹は、コントや漫才の台本、クイズ番組までこなし、ディレクターからラジオ出演まで手がけます。そして、テレビの世界では、やり尽くしたと感じた百田尚樹は、小説の世界へ挑戦することにしました。「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」「BOX!」と話題作を連発し、作品は、次々と映画化され、一躍人気作家の仲間入りを果たします。

そして人気作家となり、百田尚樹の発言にも注目が集まるようになりました。自民党の党本部で、安倍晋三首相に近い立場の議員が40人ほど集まってで開かれた、憲法改正を推進する勉強会に講師として招かれた百田尚樹は、「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」と、沖縄の地方紙を過激に批判。重ねて、「沖縄のどこかの島が中国に取れれば目を覚ますはずだ」とも発言しています。

権力の中枢にある自民党の議員が集まる勉強会でこのような発言をすることは、自由な言論の弾圧とも受け取られかねず、各方面から批判が噴出しました。他にも、都知事選の応援演説で「南京大虐殺はなかった」、他の主要候補を「人間のくずみたいなもの」と、かなりの暴言をはいています。

また「殉愛」の裁判では、ベストセラー作家となった自分の立場を利用し、出版社に圧力をかけ、「週刊新潮が殉愛騒動を取り上げた記事を事前に手に入れ、自分に都合の悪い部分を訂正させた」という証言まで飛び出す始末。これを相手側の弁護士からつきつけられると、「知りません!」「嘘ばっかり言って、何それ!」「裁判に関係ありますか?」と早口でまくしたて、動揺を隠しきれませんでした。百田尚樹の動揺ぶりに、傍聴席から失笑が漏れ聞こえたといいますから、相当なものだったことが伺えます。

ベストセラー作家となり、多くの人に感動を届けているだけに、百田尚樹のこういった暴言や失言は残念としかいいようがありません。それぞれの発言には、その場の雰囲気や周囲の求めるものに答えようとしてしまう敏腕テレビマンだったゆえのものや、真意が充分に伝わらなかったものもあるのかもしれません。とはいえ、こういった発言を重ねることで、心血を注いだ作品が、ストレートに読者に届かなくなってしまうような事態だけは避けてほしいものですね。

関連記事

ページ上部へ戻る