鳥山明は伝説の漫画家!「ドラゴンボール」が偉大すぎて道路が造られた説も?年収もレジェンド級

鳥山明は伝説の漫画家!「ドラゴンボール」が偉大すぎて道路が造られた説も?年収もレジェンド級

2021年3月22日 更新

鳥山明は伝説の偉大な漫画家!東京移住阻止のための道路まで造られた説がある?

鳥山明のプロフィール
◆生年月日:1955年4月5日
◆出身:愛知県
◆血液型:A型
◆代表作:ドラゴンボール(1984〜1995年)

鳥山明が漫画家になったきっかけは?その名を知らしめた作品は「Dr.スランプ」

日本が誇るレジェンド漫画家の鳥山明(とりやまあきら)が、本格的に作品を描き始めたのは23歳と、この業界としては遅めでした。また、そのきっかけになったのが、自身が数々のヒット作品を生んだ「週刊少年ジャンプ」ではなく「週刊少年マガジン」だったというのも驚きです。



鳥山明は自分に向かなかったというデザインの仕事を辞め、途方に暮れていた時、喫茶店で手にした「週刊少年マガジン」の新人賞50万円の賞金を見て「応募してみよう」と決心したのだそうです。

結局、マガジンの締め切りには間に合わず、枚数が半分だったジャンプの新人賞に応募したことが、漫画家・鳥山明の誕生につながることとなりました。

1984年51号より「週刊少年ジャンプ」で連載された代表作「ドラゴンボール」シリーズで世界中のファンを虜にした鳥山明ですが、彼を最初に世に知らしめた大ヒット作品と言えば、何と言っても1980年5・6合併号より連載の「Dr.スランプ」でしょう。「んちゃっ!」でお馴染みの主人公アラレちゃんは時代を超えて現在も愛され続け、車のCMにも登場するなど、もはや伝説的キャラクターとなっています。

鳥山明はほかにも短期集中連載作品である1998年32号に掲載の「カジカ」や1999年22・23合併号よりたびたび登場した短編「ネコマジン」シリーズなど多くの漫画を描いていますが、やはり「Dr.スランプ」と「ドラゴンボール」という2作品の影響力は絶大です。

鳥山明の自宅にまつわる都市伝説!東京移住阻止のため「鳥山明ロード」が造られた説?

鳥山明の漫画「ドラゴンボール」は、伝説的な作品です。漫画連載時には「週刊ジャンプ」の歴代最高637万部(ギネス認定)という記録を打ち立てました。

その偉業に「ドラゴンボール」連載中「原稿を落してはならない」と、鳥山明邸から名古屋空港までの直結道路が新設されたという、都市伝説まで生まれています。

「ドラゴンボール」での収入による巨額の納税者である鳥山明の税金が、住む地域の税収の大半を占めていることから、自治体が「鳥山先生を東京に移住させてはならない!」と東京移住阻止計画として「鳥山明ロード」を整備したのではないか、などと想像されているようです。

鳥山明の自宅は、地元では「アラレちゃん御殿」と親しみを込めて呼ばれているのだとか。愛知県内でタクシーに「鳥山邸まで」と言うと、観光地のように行ってもらえるという都市伝説もありました。もちろん、個人情報が守られている現在においてはあってはならないことです。

過去には手違いで、自宅と住所が発覚してしまうという事件もあったとか。鳥山明は名古屋市の出身で、現在自宅を構えているのも愛知県清須市だというところまでは公開されています。

都市伝説はあくまで都市伝説ですが、こうした話が生まれること自体が、鳥山明の偉大さを物語っているといえるでしょう。

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鳥山明の「ドラゴンボール」は世代を問わず人気!年収や資産まで伝説級!

鳥山明のドラゴンボールは世代を問わず人気!

鳥山明作の伝説の漫画「ドラゴンボール」は1984年から1995年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載された作品ですが、テレビアニメや映画など、さまざまな形で愛されています。2013年にその幅広い支持を数値で知ることができる調査が行われていました。

調査対象となったのは、15~49歳の「ドラゴンボールを知っている人」1000人。10代から40代まで各世代250人と均等でした。そのうち、漫画を読んだことがある人は67.4%、映画を観たことがある人は30.2%、テレビアニメを観たことがある人は94.7%にものぼりました。

世代を問わず知られている、漫画原作でアニメ化された国民的な作品といえば、「サザエさん」や「ドラえもん」などいくつか挙げられるものの、作品を「知っている人」に対して原作漫画を読んだことがある人の割合は、7割近くまでは到達しないのではないでしょうか。

「ドラゴンボール」の漫画を読んだことがある人67.4%のうち、連載終了後時間が経った世代の10代でも54.0%と半数以上、20代以上の世代では約7割。特定の年齢層だけのブームではないことがわかります。

さらに、調査が実施された2013年時点での最新作「ドラゴンボール Z 神と神」(劇場版アニメ)についても、「観たいと思う」と回答した人が全体の6割を占めました。この時点で、連載開始の1984年からは約30年が経過しています。これだけの長い期間、幅広い世代のファンに愛され続けている作品は、そう多くないでしょう。

鳥山明は年収や資産まで伝説級!ドラクエデザインも!

鳥山明の大ヒット作「ドラゴンボール」シリーズは、全世界24カ国で翻訳され、累計発行部数が2億5000万部を超えるなど、売り上げ実績はまさに桁違いの作品です。

鳥山明の代表作の1つである「Dr.スランプ」と合わせて発行部数を3億部として、仮に単行本1冊を450円とすると、販売額は1350億円。500円なら1500億円となります。

そのうちの10%が印税収入とすると、本人にはざっと135~150億円が入ることに。単行本のみの収入で、この桁です。これにアニメやゲームなどが加わります。総売り上げは、2019年時点で約2兆5000億円といわれています。

その上、鳥山明は、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」でキャラクターデザインも担当しています。2020年7月に発売されたスマホ向けRPG「ドラゴンクエストタクト」では、モンスターキャラクターのデザインを担当。スマホゲームでも鳥山明は大活躍です。

2020年10月には鳥山明がデザインした「ドラゴンクエスト」の歴代パッケージイラストデザインを使った「ドラゴンクエスト」の壁掛けカレンダーや、スライムのスマホ用手袋なども発売。こういったグッズ関連の収入もかなりの額とにらんで間違いないでしょう。

「ドラゴンクエスト」関連では、2016年5月に発売した「鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ」などイラスト集も人気です。

鳥山明の収入を全て合わせると、それこそ“桁違い”の年収になるはずです。過去の長者番付のデータによると、鳥山明の年収は、毎年およそ10億円ということになっていましたが、現在一体どれほどの資産があるのでしょうか。鳥山明の凄さは都市伝説だけに留まらず、年収や資産に関してもレジェンド級です。

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鳥山明が結婚した嫁は少女漫画家で子供もいる!写真での顔出しやメディア出演を控えるようになった理由は?

鳥山明は結婚していて子供もいる!かめはめ波の由来は妻! 

日本を代表する漫画家として、世界に名を馳せている鳥山明。プライベートでは、1982年に同じく漫画家のみかみなちと結婚しており、子供もいます。みかみなちは、1976年から1985年まで活動していた少女漫画家。1977年には、「上を下へのロックンロール みかみなち傑作集」が発売されています。

実はこの、鳥山明の妻・みかみなちは、ドラゴンボールの設定に大きな影響を与えた人物でもあります。ドラゴンボールの必殺技といえば、主人公である孫悟空の師匠・亀仙人により編み出された「かめはめ波」。ドラゴンボールの漫画を読んだことがなかったとしても、ドラゴンボール=「かめはめ波」というイメージを持っている人は少なくないでしょう。

この「かめはめ波」という名称は、妻のみかみなちのアイディアで付けられたのだそう。鳥山明が、「亀仙人の亀にまつわる名称」を考えていたところ、妻のみかみなちが「かめはめ波ってどう?」と提案したのがきっかけだと言います。誰でも覚えやすく、キャッチーな名称をすぐに思いつく点に、漫画家としてのセンスが感じられるのではないでしょうか。

鳥山明が写真での顔出しやメディア出演を控えるようになった理由は?

鳥山明は1983年5月に放送された番組「徹子の部屋」にゲストとして出演したり、1981年5月に放送の「わが青春のトキワ荘〜現代マンガ家立志伝〜」に出演したりしたこともありました。

「週刊少年ジャンプ」や「Dr.スランプ」のコミック版にも自身の写真を載せていたこともありましたが、最近は写真での顔出しをあまりしなくなりました。

ゲームライター・さくまあきらのブログに、顔出しをしなくなった理由について鳥山明が「写真載ると、小さな町だから顔がバレちゃうんですよ」と語っていたエピソードが掲載されています。

以前、鳥山明が新しくできたスーパーを訪れた時に女性たちから「サインが欲しい」と囲まれてなかなか出ることができなかったという経験などから、顔出しを控えているようです。顔写真が求められるような部分には、ガスマスクをつけた自画像が掲載され、トレードマークとなっています。

鳥山明は尾田栄一郎とコラボも!「ドラゴンボール」は現在も世界中で愛され続けている作品

鳥山明は漫画家仲間の尾田栄一郎とも交流!合作企画も

鳥山明は漫画家・尾田栄一郎とも交流があることで知られています。尾田栄一郎は鳥山明と同じく「週刊少年ジャンプ」にて、大人気漫画「ONE PIECE」を1997年より連載しており、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」というタイトルでギネス記録も持っています。

「週刊少年ジャンプ」の2007年4・5合併号では鳥山明と尾田栄一郎の合同作品である読み切り漫画「CROSS EPOCH」(クロスエポック)を目玉企画として掲載しました。この企画は尾田栄一郎の画集「ONE PIECE COLOR WALK 1」での鳥山明と尾田栄一郎の対談がきっかけとなって持ち上がったとのことです。

尾田栄一郎は以前より鳥山明の影響を受けていると公言しており、画集巻末のコメントでも「双方のファンに気を遣いつつ、自分が1番楽しんでいた」といった内容の記述をしています。「CROSS EPOCH」では両作品のキャラクターがペアを組んで活躍するといった内容になっており、特にストーリー性はないものの、両作品のファンにとっては見逃せない読み切り作品となりました。

鳥山明の「ドラゴンボール」は現在も世界中で愛され続けている作品

鳥山明は2019年5月30日、フランスの芸術文化勲章「シュバリエ」を受章しました。この「シュバリエ」は、「銀河鉄道999」で知られる漫画家の松本零士も2012年に受章している、名誉ある賞です。

各国と同様、フランスでもドラゴンボールは人気で、1988年3月2日にアニメ版「ドラゴンボール」の放送が開始されると大ヒット、視聴率は驚異の67.5%を記録したこともあったのだとか。アニメだけでなく漫画も支持され、フランス版のコミックスは、2019年時点で3500万部を売り上げました。

これまでにヨーロッパを始め、アジア、中南米、中東に至るまで、数多くの国で漫画が発売され、アニメが放送も行われているドラゴンボールは、まさに世界中で愛されている作品といえます。

世界的に有名なサッカー選手の中にもドラゴンボール愛好家がいるようで、2019年2月にアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシがファンにサインをしていた時には「ドラゴンボール」の主要キャラの1人「ベジータ」がプリントされた帽子をかぶっていました。メッシは過去に「ベジータ」の妻「ブルマ」の帽子をかぶっていたこともあります。

ほかにもブラジル代表のFWネイマールはスマホアプリの「Snapchat」にて自身の写真を加工し、スーパーサイヤ人化した「悟空」に扮した姿を投稿していました。「ドラゴンボール」をきっかけに、世界の多くの人々が日本に親しみを感じてくれているのではないでしょうか。

伝説の漫画家・鳥山明が生み出したものは、少年漫画という形をとった、国境にも時代にも縛られないワクワク感、とも表現できるかもしれません。

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