市原隼人の現在!「消えた?」の印象を出演作から確認
◆出身:神奈川県
◆身長:171cm
◆血液型:A型
◆所属事務所:スターダストプロモーション
市原隼人が現在に至るまでに出演した名作
俳優の市原隼人(いちはらはやと)は14歳の時に、映画「リリィ・シュシュのすべて」(2001年10月公開)の主人公・蓮見雄一役で銀幕デビューし、現在までに数え切れないほどの作品に出演してきました。
2003年9月公開の映画「偶然にも最悪な少年」で在日韓国人の高校生・カネシロヒデノリを演じて「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。さらに、翌年7月期放送の「WATER BOYS2」では連続ドラマ初主演を飾り、水嶋泳吉役の爽やかな演技で一躍人気俳優の仲間入りを果たしました。
そして、代表作として知られる運命のドラマが、2008年4月から放送された「ROOKIES」です。ヤンキー野球部員・安仁屋恵壹を演じた市原隼人は、熱い演技で大ブレイク。不良役が似合いすぎる役者として、強烈な印象を残しました。
華やかな経歴を持つ市原隼人の現在に、注目が集まっています。時には、「消えた?」という声が上がることもありますが、それほど厳しい状況なのでしょうか。
市原隼人は現在も消えていない!
人気ドラマで主役を張っていた頃に比べると、市原隼人の出演作が減ったと感じるかもしれません。しかし、以前ほどテレビで見かけなくなったとはいえ、市原隼人は多くの作品に出演しています。
2019年10月より放送されたドラマ「おいしい給食」では、新境地を開きました。「ROOKIES」では生徒役だった市原隼人が、給食を愛し「いかに美味しく食べるか」にこだわるユニークな教師を熱演。シリーズ化され、劇場版も公開されています。
2021年1月公開の映画「ヤクザと家族The Family」には、主演の綾野剛の舎弟役で出演。ワルそうな役柄が似合う一方で、コミカルな役柄もハマることが知られ、演技の幅は年々広がっています。
市原隼人は干された?噂が出た理由とは
市原隼人に干された説が出た理由は?真っ直ぐすぎる性格が要因か
市原隼人がテレビドラマから「干された」という噂が出ることもあります。噂が出た理由は、真っ直ぐすぎる性格ゆえの“やり過ぎエピソード”が数多く知られているためではないでしょうか。
2022年に受けたインタビューで、若い頃は感情のコントロールが難しかったことを振り返り、「周囲の大人に対しては“理由なき怒り”を持っていた」と語っています。お酒が入ってブチ切れたといった週刊誌報道や、交通事故を複数回起こしたのも、感情のコントロールに関係していたのかもしれません。
演技に対して、非常にストイックなことも有名です。減量するにしても「1日にアメ玉一個」など、極限まで追い込んでいたほど。「神経を尖らせて、誰かに狂気を持っていたい」と語っていたものの、生命に危険が及びかねないレベルの食事量に、周りは引き気味でした。
2018年10月26日放送の「ダウンタウンなう」で、演技を求められてスイッチが入った途端、本気で浜田雅功の胸ぐらをつかみにかかったことも。バラエティ番組でも目の色が変わるくらいですから、若い頃には市原隼人の演技への熱量からくる言動に、現場が振り回されたことが推察できます。
市原隼人が「消えた」イメージは「ROOKIES」が原因?
長いキャリアの中で、市原隼人にとってドラマ「ROOKIES」での不良イメージが強すぎた点は否めません。役者にとって、ハマり役と出合うのは幸せなことです。
一方で印象を引きずってしまうと、ほかの役が演じにくくなるリスクもはらんでいます。「ROOKIES」の大ヒットでやんちゃイメージが定着した市原隼人は、イメージの転換を余儀なくされていた面もあるのでしょう。
当時「ROOKIES」の脇役ポジションで共演していた佐藤健や桐谷健太は、主役級の役者として活躍しています。そのため、エースを演じた市原隼人が目立っていない?と、比較対象になっているのかもしれません。
実際には、2019年と2021年には出演映画が4本も上映され、ドラマも単発を含めれば毎年出演しています。市原隼人はドラマを干されたのではなく、主な活躍の場を、高い熱量を持つ作り手が多い映画へとチェンジしたとも考えられます。
市原隼人が「鎌倉殿の13人」で存在感を見せる
市原隼人は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で確かに成長していた
市原隼人は2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、北関東を治める御家人・八田知家役を演じています。
その演技に加え、着物の着こなしや胸元がはだけ筋肉美がチラリとのぞく様子も「かっこよすぎる」「色気がすごい」と視聴者の間で話題になっていました。映画を中心に活動し、「干された?」という噂が出た時期も経たことで、不良キャラの印象が薄れたところもあるのではないでしょうか。
また、市原隼人は2022年9月13日に自身のインスタを更新し、撮了時にスタッフや出演者からお祝いの花束と「卒業証書」が贈られたことを報告。卒業証書には「あなたはこの作品で誰よりもぶっ飛び!誰からも愛されていたことをここに証します」と記されており、良い関係性を築いていたことがうかがえます。
最後の撮影では、脚本家の三谷幸喜が市原隼人の髪を濡らしてセットするというサプライズもあり、笑顔と涙のシーンとなったことも明かしていました。年齢を重ねて若い頃の攻撃的な部分は鳴りを潜め、落ち着いた大人の俳優として現場を引っ張る存在になったのでしょう。
人間的にも成長した市原隼人は、役者としてもこれからが本番。元々一途に努力することには長けているのですから、「ROOKIES」のイメージを鮮やかに脱却し、大成することに期待が持たれます。