イチロー 名言(努力、目標、準備、失敗、苦悩)、伝説、成績、記録は?
イチロー その名言からみえる姿勢
不世出の天才打者、イチロー。1973年10月生まれの41歳で、本名は鈴木一朗。日本プロ野球・オリックスでプレー後、メジャーリーグ入りし、現在は、アメリカメジャーリーグのマイアミ・マーリンズに所属しています。
走攻守に日本、アメリカ両球界で輝かしい成績を残したイチローは、数々の名言を残しています。努力に関するものでは、「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」と積み重ねの大事さを語ります。
目標に関するものでは「自分で無意識にやっていることを、もっと意識をしなければならない」と目標における意識づけの大事さを力説!
準備に関するものでは「しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない」と準備抜きで目標を語る行為を突き放し、「練習で100%自分を作らないと、打席に立つことは出来ません。自分の形を見付けておかないと、どん底まで突き落とされます」と自分の形を見つけることの大事さを語りかけます。
イチローは、逆境にあっても自らの信念を曲げずに進んできた自身の姿を伝えていますね。
イチロー 伝説のバッティングセンター通い
日本では9年プレーし、3619打数1278安打、打率3割5分3厘で首位打者7回、メジャーリーグ通算成績では14年間で8964打数2844安打、打率3割1分7厘で首位打者を2回獲得しています。
日米通算記録に置きなおすと4122安打で、単純比較はできませんが、張本勲の日本記録3085安打を上回るのはもちろん、ピート・ローズのメジャー記録4256安打にも迫る内容です。
高校時代の記録をひもとくと、通算打撃成績は536打数269安打で打率5割1厘、三振はわずか3個。その打撃の原点は、少年時代から通いつめていたバッティングセンターにあります。
イチローのバッティングセンター通いのエピソードは伝説化したほどですが、イチローが通っていたバッティングセンターも、ファンの間で伝説のスポットとして非常に有名になったとか。
「何度かイチロー君が打っている姿を見ました。昔は体もそれほど大きくなかったですし、とにかく細かった。スイングはものすごく速く、ほとんど真芯でとらえていたから強烈に印象が大きいですね。ずっと木製のバットで打っていました。
でも、お互い見ているだけ。話をしたことはありません」これは、元日本ハムの稲葉篤紀の回想です。稲葉もまた、このバッティングセンターの常連でした。2人の一流野球選手を輩出したのだから、伝説のスポットとなったのも納得できます。
イチロー 子供は残さない主義?嫁、結婚生活、プライベートが謎すぎる!
イチロー 嫁さんとの間に子供がいないワケ
イチローの嫁さんは、元TBSアナウンサーの福島弓子。1995年オフシーズンに、イチローがパーソナリティで出演したラジオ番組に、アシスタントで福島弓子が共演したのが出会いのきっかけだったようです。
そこから、交際に発展し、1999年12月に挙式。イチローが語る嫁、弓子夫人の感想は「一緒にいると、心地いい人」とのこと。今年で結婚生活16年目を迎えるイチロー選手と弓子夫人は、非常に仲が良い夫婦でありながら、子供をもうけてはいません。
イチロー本人も「子供ができたらキャッチボールをしたい。」、「子供が欲しかったけどできなかった。」と語っており、イチローが子供は残さない主義というのは適切ではないようです。
おそらく、何らかの事情があり、嫁である弓子夫人との話し合いの中で、子供を作らないという結論に行きついたと思われます。
子供がいない代わりでしょうか、柴犬を飼っており、非常に可愛がっているそうです。名前は「一弓」。「一朗」「弓子」から一文字ずつを採ったものです。
イチロー 謎すぎる結婚生活とプライベート
イチローは、プライベート面についてはほとんど表に出さず、謎めいたものとなっています。日本でプレーしていたころから、選手同士で連れ立って飲み歩くということがなく、単独で行動することが多かったようです。
そういった事情が重なり、「イチローのプライベートは謎すぎる」と、世間の興味をさらにひきつける結果に。結婚生活についても、弓子夫人との仲は良好ということ以外、あまり表立った話は聞こえてきません。
イチローも弓子夫人を「人が人を支えるとはこういうことなのだと奥さんから学んだし、そんな彼女の決断や覚悟が、僕にとっては一番大切なものになる」と語っていることから、最高のパートナーとして認識していることはまちがいないはず。
そんな弓子夫人との結婚生活も含めたプライベートな時間は、他人にじゃまされたくないという思いで、表に出さないのがイチローの考え方のようです。
イチロー 無安打でも下向かず!おちゃめ&ナイスガイなエピソードも
今シーズン、マイアミ・マーリンズ入りしたイチロー。メジャー野手で最年長となったイチローですが、キャンプ初日に来ていたTシャツは、例によってオリジナル。胸の部分のイラストがまたおちゃめ。
カジキのかぶり物をかぶったイチロー似の男の子が「まいあみ」と書かれたユニフォームをまとい、「おうえんしてくださいよなんて~いわないよ じぇったい・・・」というひらがな言葉が添えられていました。Tシャツの裏には「応援よろしくお願いします」とプリントされて、笑いを誘います。
一方、チームメイトに対しては、ナイスガイぶりを発揮。かつてイチローとチームメイトだったマイク・モースは「選手は、それぞれ専用のバットケースを持つべき」というイチローの言葉に共感したのですが、どうしてよいか分からなかったある日、なんとバットケースをイチローからプレゼントされたそう。
そして、イチローからもらったバットケースを、今も大事に使用しているとか。モースは、他にもイチローから多くのことを学んでおり、今シーズン再びイチローとチームメイトになったことを楽しみにしているそうです。
そんなイチローも、自己ワーストの連続無安打30打席を超え、かつての安打製造機の面影はやや薄れて見えます。7月8日(日本時間9日)のレッドソックス戦で、35打席ぶりのヒットを放ち、やっと無安打をストップ。
年齢的に若くはないイチローですが、無安打続きでも、決して下を向くことはありません。「自分ができることすべてをやっている自信があれば、下を向く理由はない」とこれまた名言を言い切り、ベストを尽くす姿勢は少しも揺るぎません。
41歳のイチローですが、これらの言葉を聞く限り、「円熟」という言葉はまだまだ似あわないようです。イチローは、今日も自らのベストを尽くすため、プレーを続けます。