掛布雅之 ミスタータイガース通算成績は?阪神優勝目前で掛布監督就任決定?!

掛布雅之 ミスタータイガース通算成績は?現在、自宅差し押さえ中?!

掛布雅之 ミスタータイガースの15年間通算成績は?

プロ野球・阪神タイガースで中心打者として活躍した掛布雅之。「ミスタータイガース」の愛称でも親しまれ、現在は野球評論家のかたわら、阪神タイガースゼネラルマネジャー付育成&打撃コーディネーターを兼務しています。

掛布雅之は、現役引退から20年以上経った今でも高い人気を保っており、「掛布雅之にあこがれていた」と語る現役選手も少なくありません。それほどの存在である掛布雅之ですが、現役時代に残した通算成績はどうだったのでしょう?掛布雅之は実働15年で1625試合出場、5673打数1656安打で、打率2割9分2厘、349本塁打1019打点という成績。

主要打撃タイトル獲得歴は、本塁打王3回、打点王1回。ほかにも、ベストナイン7回選出、ダイヤモンドグラブ賞6回獲得。オールスターゲームには10回出場、1978年第3戦で3打席連続本塁打を放つなど活躍し、MVPも3回獲得しています。掛布雅之は、1973年ドラフト6位指名という無名同然の存在から阪神入りし、非凡な打撃センスと猛練習で阪神の4番を務め上げ、1985年には年間フル出場してチーム日本一に貢献しています。

しかし、猛練習による体への負担が大きかったことや、故障が相次いだことなどでモチベーションが低下しており、1988年シーズン限りで15年の現役生活に別れを告げた掛布雅之。ほかのチームからも現役続行の誘いがあったようですが、阪神で現役を終えることにこだわりを持ち、決断を下したのでした。このとき、掛布雅之はまだ33歳でした。

掛布雅之 債務問題で自宅差し押さえ、売却に 解説者活動にも影響

華やかな現役時代を経て、野球評論家として活動していた掛布雅之ですが、近年はある重大なトラブルに見舞われています。それは、「債務問題」。2009年には、経営していた店舗の不振で抱えた多額の負債により、掛布雅之の自宅が2008年11月に差し押さえられていたと週刊誌で報道されています。

差し押さえられた自宅は、家財道具13点も含めて2010年3月末に大阪地裁が競売開始を決定。結果、自宅は2011年6月に第三者に売却されたとのことです。この件が影響したのでしょうか、担当していた民放局の野球解説契約を2008年限りで解除されています。

それでも何とか事業は継続していましたが、2011年7月、掛布雅之が実質的に経営している「掛布企画」が2回目の手形不渡りを出し、事実上の倒産となりました。負債総額は約4億円とされていますが、あるいはそれ以上あるのではとも噂されています。

そんないざこざが災いしたのでしょう、解説者として専属契約していたラジオ出演は掛布雅之自身が自粛しています。少し状況が落ち着いたと思われる現在は、スカイ・エーsports+の野球解説者に転身。神戸市のテレビ局サンテレビの阪神戦中継や民放へのゲスト出演などでも活動しています。

掛布雅之 阪神優勝目前で掛布監督就任決定?!背番号は?

掛布雅之 監督就任への布石? 打撃コーディネーターとして古巣復帰

そんな掛布雅之に手を差し伸べたのが、古巣の阪神タイガース。2013年10月、新設のゼネラルマネジャー付育成&打撃コーディネーター(略称:DC)に掛布雅之が就任することを発表しました。間を置かずに、同年の秋季キャンプから、掛布雅之DCとして、2軍の若手野手を中心に打撃や内野守備指導に着手しています。

これを機会に、掛布雅之の阪神監督待望論がよみがえる機運が。これまでにも、ファンの間でも「掛布監督」待望論は根強いものでしたが、現役時代晩年に掛布自身が引き起こしたトラブルが災いし、実現は絶望視されていました。しかし、掛布雅之は、現役時代の実績はもちろんのこと、打撃指導の手腕にも定評があります。

それに対して、1軍の指揮を執る和田豊監督の采配には「若手を育てようという気が感じられない」、「外国人選手を甘やかしている」などファンの不満がつのる一方。そんな体たらくですから、気の早いファンは「掛布監督」に心を寄せている可能性が高いですね。

実際、掛布雅之の阪神復帰は、監督就任への布石と見る向きもあります。今シーズン、9月19日現在でセントラルリーグ2位の阪神ですが、残り試合は12試合。優勝も夢ではない位置につけていますから、優勝を目前にして「掛布監督就任決定」のシナリオが描かれているかも知れません。

掛布雅之 背番号を持たない打撃コーディネーター 監督就任なら31番?

現在、打撃コーディネーターとしての掛布雅之は、背番号を持っていません。指導担当セクションに制限を設けない意味合いも兼ねて、呼称に1、2軍を付けず、あえて背番号なしのフラットな状態で選手と向き合う環境を整えるため、というのが球団側の説明です。

もちろん、打撃コーディネーターは非常勤扱い、ベンチ登録なしの特別職という理由もあるのでしょう。実は、掛布雅之の指導力が高く評価されたことから、今シーズンは1軍コーチ就任の話もあったようです。そのときには、背番号も現役時代の「31」復活かと色めきたつ報道もみられました。

しかし、内部調整の結果、結局は実現していません。したがって、今シーズンも引き続いてゼネラルマネジャー付育成&打撃コーディネーターの職にあり、掛布雅之は背番号を持たない状態です。「もし」の話は厳禁かもしれませんが、来シーズンから「掛布監督」が誕生となった場合には、背番号は何番が用意されるのかは気になるところです。ファンの気持ちに応える意味でも、やはり「31」が有力でしょうね。

掛布雅之 来シーズン「ポスト和田」へ? 自宅差し押さえも復帰は返済にめどがたったため? 指導で2軍打撃力アップ

昨シーズンのクライマックスシリーズ制覇が評価され、続投となった阪神の和田豊監督ですが、やはりファンの目は厳しいです。交流戦でセントラルリーグの中で唯一勝ち越しを決めたのもむなしく、6月の阪急阪神ホールディングス株主総会の席上、株主からは和田体制へのダメ出しが飛び出すありさまです。

「若手を育てようという気が見られないのが腹立つ」、「外国人を甘やかしたツケや」とファンの憤懣はやるかたなしです。株主総会と同日、関西系スポーツ新聞が一面で「掛布雅之打撃コーディネーターの一軍コーチ昇格説」を報じており、来シーズン「ポスト和田」体制への布石とみられています。

岡田彰布が監督に復帰するという説が有力でしたが、これに掛布雅之が割って入ったとみるのが今回の動きです。今シーズンのペナントレースは、阪神にもリーグ制覇の可能性が残されていますが、成り行き次第で「ポスト和田」の動きが加速しそうです。そもそも、掛布雅之は、手掛けた事業の債務問題で借金が雪だるま式に膨らんだ身の上。

大阪市豊中区にあった100坪の土地に地上4階、地下1階の豪邸も差し押さえの末、第三者に売却されています。そんな掛布雅之が特別職ではあるものの、球団に指導者として復帰したのは,阪神球団が負債の一部を肩代わりするなどして、返済に一定のめどが立ったためだとも考えられます。

それはともかく、阪神ファンにとっては、待望の掛布雅之の指導者としての姿が見られることはやはりうれしい限りでしょう。実際、掛布雅之が打撃指導を手掛けて以降、2軍の打撃力がアップしているとみえ、本塁打数が増加傾向にあります。しかも、阪神2軍が所属するウエスタンリーグの平均本塁打数を上回っており、打った野手の顔ぶれも日本人野手で占められています。

これは、掛布雅之が指導を手掛けたことと密接に関係している証。掛布雅之は、現在の2軍の若手に、かつての自分の姿を重ね合わせているのでしょう。かつての4番打者によって、次世代の中心打者が育てられていると想像すると楽しいものです。

それにしても、掛布雅之が阪神の監督として采配を振るう日が来れば、チーム打撃の上乗せも期待できるでしょう。しかし、かつての中心選手が監督になったとたん、チームに覇気がみられなくなる光景を何度も見てきたからでしょうか、個人的には「掛布監督」を見たいような見たくないような複雑な気持ちです。その点も含めて、今後の掛布雅之の動向に注目していきましょう。

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