池上季実子の結婚した元夫や娘の現在は?大事故に遭っていた?!
池上季美子は、アイドル歌手全盛時代に女優デビュー
森昌子や山口百恵、桜田淳子など、アイドル歌手全盛の70年代中頃、同世代の女優たちは、アイドルたちの活躍に隠れあまり目立ちませんでした。しかし、池上季美子は、祖父が歌舞伎役者の八代目坂東三津五郎、叔父は九代目坂東三津五郎、従兄に十代目坂東三津五郎という家柄のお嬢様。
そのお嬢様そのままに、「愛と誠」という人気漫画のヒロインを務め、脚光を浴びたのです。その後、池上季実子は、演技派女優として独自の道を歩んできました。世間では、梨園につながるお嬢様女優と言うイメージが強いですが、池上季美子の家族は、父が商社マン、母が八代目坂東三津五郎の娘。父は、梨園のお嬢さんを嫁にしたプレッシャーからか、それとも本来の性格か、家では傲慢でDV気質があったようで両親は離婚。
池上季美子は早くから、自分独りで生きていく決意をしていたようです。そして池上季美子は1985年に結婚。芸能マスコミは、できちゃった結婚と書きたてましたが、実際は報道以前に既に籍を入れていたといいます。池上季美子は、それまでに何度も、根も葉もない交際報道をされていたので、極度のマスコミ不信となり、結局それがまた裏目に出てしまった結果のようです。
池上季実子のお相手は、10歳年上の古美術商で、娘が出来ました。しかし、その元夫とも3年後に離婚。以後の池上季実子は、女手ひとつで、一般人として娘を厳しく育てました。その池上季実子の娘も、今ではもう30歳になっています。
池上季美子 ロケ中に遭遇した大事故のその後
あまり知られていませんが、池上季美子は1987年5月、旅番組でカナダを訪れた時に、観光用馬車の馬が暴走して車と衝突、車から投げ出される大事故に遭っています。幸い外傷はなく、病院では異常なしと診断されたことで、痛みを隠してそのまま仕事を続けたそうです。
しかし1年後、池上季実子は、急に首が動かなくなります。検査したところ、首の骨などがずれたまま固まり、神経を圧迫していると判明。1年前の大事故は、重度の全身打撲で、実は命の危険もあったとか。以後池上季美子は、事故報道で無傷と聞いても、当事者が心配でならないそうです。
池上季実子を梶原一騎が絶賛!「愛と誠」あらすじ感想
池上季美子は、もうひとりの早乙女愛だった
池上季美子のデビューは、1974年NHKのドラマでした。しかし、俄然注目が集まったのは、同年テレビ東京で始まった、三協映画製作のドラマ「愛と誠」のヒロイン、愛役でした。この三協映画とは、「愛と誠」の原作者である梶原一騎の会社。すでに映画「愛と誠」3部作が大ヒットした後を受けてのテレビ化でした。
この「愛と誠」は、「巨人の星」や「明日のジョー」、「タイガーマスク」に代表される梶原一騎の作品の中でも異色の純愛物語として、マンガ連載中からたいへん注目された作品でした。映画では、ヒロイン早乙女愛役のオーデョションが大々的に行われ、役名がそのまま芸名となった早乙女愛が、大人気となっています。池上季美子は、原作者の梶原一騎が、早乙女愛以上に愛のイメージに近いと絶賛し、愛役に決まったということです。
池上季美子が演じた、大純愛ドラマ「愛と誠」
「愛と誠」は、運命的な出会いを果たした、孤高の不良少年・太賀誠と、大企業のお嬢様・早乙女愛との典型的な純愛物語。しらけ世代などと呼ばれた当時の少年少女にとっては、その大時代的な恋愛がかえって新鮮だったようで、大人気となりました。中でも、愛への誠の言葉、「きみのためなら死ねる」は、流行語になったほどです。
池上季美子も56歳。すっかり太って貫禄の女刑事役
池上季美子は、1984年、映画「陽暉楼」で第7回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を、1989年「華の乱」で第12回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をそれぞれ受賞。20代後半から30歳にかけて、演技派女優としての地位を確立し、現在に至っています。
そしてこの秋には、テレビ朝日の長寿ドラマ「科捜研の女」で、ヒロイン沢口靖子と対峙する、やり手の女刑事役を演じています。さすがに年を経て、体にも貫禄が出てきたようですが、それもまた女優としての、ひとつの通過点なのかもしれません。多くの売れっ子女優がそうですが、10代で、可愛いアイドルか清楚なお嬢様女優としてデビュー。
30歳前後には、濡れ場を演じたりヌードになって一皮むけ、その後は悪女や難しい役柄に挑戦。そして美貌が衰え始める40代50代には、脇に回ってその存在感を示し、さらにその後は、年齢不詳となって、女優としての完成期を迎える。これらの段階を、上手く切り抜けられた者だけが、女優として成功できるのかもしれません。
池上季美子もすでに56歳。世間では恋多きイメージがある池上季美子ですが、実際は筋金の入りの潔癖症で、我慢強く、かなり負けず嫌いの性格のようです。池上季美子は大女優として、いよいよ完成期に入ったといってよいでしょう。