石川慶監督はポーランドから帰国して長編映画デビュー!結婚した奥さんは?

石川慶監督は日本アカデミー賞を受賞!「Arcアーク」で不老不死の世界を描く


石川慶のプロフィール
◆生年月日:1977年6月20日
◆出身:愛知県
◆デビュー作:Co Slychac(2006年) ※短編ドキュメンタリー

石川慶が「蜜蜂と遠雷」を実写化し、日本アカデミー賞を受賞!

石川慶(いしかわけい)は、国内外で高く評価されている映画監督です。映像化が困難だと言われるような原作の世界観も、巧みに表現する技術と感性の持ち主として知られています。

2019年10月4日公開の映画「蜜蜂と遠雷」では、「第156回直木三十五賞」「第14回本屋大賞」をダブル受賞した小説を映像化。音楽コンクールを目指す4人の若きピアニストに焦点を当てた作品を繊細に描き、「第43回日本アカデミー賞」優秀作品賞や「第74回毎日映画コンクール」の監督賞と日本映画大賞など、数々の賞を受賞しました。

石川慶が「Arc アーク」でSF映画に挑戦!

石川慶の監督作品「Arc アーク」が、2021年6月25日に公開されました。映画「Arc アーク」の原作は、SF作家ケン・リュウの「円弧(アーク)」という短編小説。石川慶は監督に加え、澤井香織とともに脚本も担当しています。

人類史上初めて不老不死となった女性と、変貌していく世界が描かれ、永遠の肉体を手にした主人公を芳根京子が演じました。17歳から100歳以上を演じる上に見た目は30歳で止まるという難しい役で、一旦オファーを断ったものの、石川慶の熱意ある説得で出演を決意したといいます。

映画メディアのインタビューで芳根京子は、石川慶の手法について「みんなが持ち寄った材料で美味しい料理を作ってくれるような感覚」と表現。石川慶は、俳優たちがそれぞれ用意してきたプランや意見を柔軟に取り入れて反映するタイプの監督なのだそう。

また、他のインタビューの場で石川慶は「時代によってデザインが著しく変わりそうな、パソコン、携帯、車、時計といったものはほとんど映していません」と、未来の世界の描写に気を配ったことを説明。「人間が死ななくなったら?」ではなく、「人間の生きる時間が長くなったとしたらどうなるのか?」という考え方から物語を作り上げていったことも明かしていました。

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石川慶はポーランド国立映画大学の出身!結婚した嫁はどんな人?

石川慶は東北大学卒業後に海外に留学していた!

石川慶は両親の影響もあって、幼い頃から映画好きでした。東北大学物理学科を卒業した後に本格的に映画監督の道に進む決意をし、巨匠ロマン・ポランスキーらを輩出したポーランドの国立大学、ウッチ映画大学に留学。海外を拠点にドキュメンタリーや短編映画を制作していた石川慶でしたが、日本語の映画を撮影するために帰国しました。

帰国後はオムニバス映画、ドラマなどを手掛け、2017年2月18日公開の映画「愚行録」で長編映画デビューを果たしました。

石川慶がイベントで結婚を発表?

2019年2月9日に開催された石川慶「十年 Ten Years Japan」シネマ&トークというイベントで、石川慶が2018年9月に結婚していたことを明かしていました。会場は、祝福の拍手で包まれることに。開催地の愛知県豊橋市は石川慶の地元とあって、集まった観客も温かく見守っている人が多かったようです。

また、2019年10月に記事が公開されたインタビューでは、嫁とのエピソードを披露しています。石川慶は映画「蜜蜂と遠雷」の制作にあたり電子ピアノを購入したものの、練習するよりも脚本を書こうという状況になり、結局2、3回の使用で放置しているのだそう。

「奥さんに『これ、どうするの!』ってめっちゃ言われてます」と語り、笑わせていました。嫁についての詳細は明らかにしていないので、一般女性の可能性が高いかもしれません。

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石川慶の映画「ある男」は2022年に公開!

石川慶の2022年の新作映画「ある男」が、2022年に公開予定です。平野啓一郎のベストセラー小説「ある男」を原作とした作品で、主人公である弁護士の城戸章良が、亡くなった”ある男”についての身元調査の相談を受けたことから、物語は動き出します。

谷口大祐という名前で暮らし、死後に別人と判明した”ある男”の真実に迫っていくミステリー映画です。現代の描写に定評のある平野啓一郎の作品で、ヒューマンドラマの要素も含まれています。

原作を読んだ際、石川慶は「誰もが映画化したがる」と直感した一方で、「映画化が難しい小説」との感想も抱いたそうです。

撮影は2021年1月から3月にかけて行われ、すでにクランクアップしています。俳優陣の演技について「カメラの後ろで日々目撃した、あの奇跡のような瞬間」と振り返っており、監督として納得のいく映像に仕上がったようです。

石川慶の「ある男」は豪華キャストでも注目!

石川慶が監督を務める「ある男」は豪華キャストでも注目を集めています。

弁護士・城戸章良役で主演を務めるのは、妻夫木聡。石川慶とは2017年2月公開の「愚行録」、2018年3月より放送されたドラマ「イノセント・デイズ」に続き、3度目のタッグになります。

妻夫木聡は「人間のアイデンティティとは何かを問い詰めるこの作品との出会いは、自分の人生を見つめ直す良いきっかけとなりました」とコメントを寄せていました。

”ある男”の妻として暮らしていた相談者・谷口里枝を、2018年6月公開の「万引き家族」以来4年ぶりの映画出演となる安藤サクラが演じます。”ある男”に扮するのは窪田正孝で、脇を固めるのも柄本明や真木よう子、仲野太賀など実力派俳優揃いのメンバーです。

原作者の平野啓一郎も「素晴らしい監督と俳優陣に恵まれ、強く胸を打つ映画となったことに感動し、また感謝の気持ちを抱いています」と太鼓判を押しており、「ある男」は2022年注目の1作となりそうですね。

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