桂三度は世界のナベアツから落語家として活動中!落語大賞で受賞も

桂三度という名前には、あまり聞き覚えがないかもしれません。しかし、お笑いコンビ「ジャリズム」のボケ担当、もしくはピン芸人「世界のナベアツ」という名前だったらどうでしょう。一気に「ああ!」と合点がいくのではないでしょうか。

そう、よしもと所属のお笑い芸人であり、ピン芸人「世界のナベアツ」であり、放送作家や映画監督まで幅広く活動している彼は、現在「桂三度」名義で落語家に転身しています。2011年に突如、落語家への道へ舵を切った桂三度。そのマルチな才能を落語へと振り向けるきっかけは何だったのか?現在の近況と合わせてご紹介します。

ルーツは「ジャリズム」ボケ担当、お笑い芸人としてお茶の間へ

桂三度といえば、最初のルーツはよしもと所属のお笑い芸人として印象が強いですね。1991年に結成した「ジャリズム」というコンビのボケ担当として、相方・オモロー山下と共に数々のお笑い番組を総なめにしていました。

ジャリズムは2度解散しており、1度目の解散以降は放送作家として活動を再開させている桂三度。しばらく放送作家として密やかに活動した後にコンビを再結成しますが、まもなく解散。2011年に落語家へと転身しています。

そんな桂三度の相方・オモロー山下の口癖は「オモロー!」。この第一声でファンの心を掴んでいた彼は、お笑い芸人としても活動する傍らでうどん屋を開店させるなど工夫を凝らしていました。おそらくピン芸人として売れ出していた桂三度に負けじと奮起していたに違いないと想像しますが、2017年6月に芸人そのものを引退、芸能界から退くことに。現在は週刊誌「女性自身」の記者として活動していることがわかり、こちらも話題を呼んでいます。

ピン芸人「世界のナベアツ」として3の倍数でアホになり続けた

ジャリズム解散以降、2007年頃にはピン芸人・世界のナベアツとして「3のつく数字と3の倍数を言うときだけアホになる」というネタで大ブレイク。そのお笑いに対する嗅覚やセンスは本物で、「あらびき団」「爆笑レッドカーペット」など高視聴率の人気お笑い番組に次々と出演し、お茶の間をわかせていきました。それと同時に、ピン芸人の登竜門である「R-1グランプリ」へ出場して順調に決勝へ進出するなど、まさにその実力は折り紙付きといえるでしょう。

放送作家としての顔も!さらには映画監督までマルチな才能を発揮

そんな桂三度は、お笑いコンビ・ジャリズムを解散した後、とある一時だけ放送作家として活動していたことがあります。2014年にその幕を閉じたお昼の長寿情報番組「笑っていいとも!」や、現在も根強い人気を誇る「アメトーーク!」など、あらゆる人気番組に放送作家として携わってきました。コントを披露する構成の「コント番組」も多数見受けられたことから、「コント作家」という呼び名もつけられています。

また、放送作家としての顔以外に、桂三度は映画監督としてもその名を知られています。監督デビュー作品となったのは、2010年に製作・公開された「さらば愛しの大統領」。同作品には彼自身も本人役で出演しており、「5秒に1度は笑いがある映画」というキャッチコピーを打ち出しました。大統領となった桂三度に、なんと暗殺予告が出されるという展開から物語はスタート。刑事役として宮川大輔、ケンドーコバヤシを起用した異色のコメディ作品となりました。

落語家・桂三度として2011年に転身、NHK新人落語大賞で大賞を受賞

ピン芸人「世界のナベアツ」として大ブレイクした後、2011年に落語家・桂三度へと転身した彼が弟子入り先として選んだのは、現在六代桂文枝として活動する桂三枝の下。落語家としての幕開けは決して順風満帆なものではありませんでしたが、転身から翌年には早くも高座デビューを果たしています。

お笑い芸人・放送作家としても功績を残してきた彼だからこそ、落語家として光るものが感じられたのでしょう。噺家としての活動に専念するという理由で、2012年をもって放送作家の活動は休止している現状です。

「41歳で(落語家へ)弟子入りするのは、肉体的にしんどかった」と語る桂三度。同じお笑いの道といえど、長年違う畑で活動してきた彼の突然の落語家転身を、皆が皆快く迎え入れてくれたわけではないでしょう。収入はそれまでの5分の1にまで落ち込んだといいます。ですが結婚して15年以上寄り添ってくれている妻は、17年以上同じ自転車に乗り続けながら、その姿を見守ってくれているそうです。

そんな桂三度に落語家としての門が開かれたのは、平成30年度のこと。同年の「NHK新人落語大賞」にて、ようやく大賞を受賞することができました。「これでやっと、落語家としてスタートラインに立てる。一生懸命、精進したいと思います」と本人がコメントしている通り、落語家転身から約7年もの歳月が経った後に差した光明でした。

お笑い芸人「ジャリズム」のボケとして活動、その後「世界のナベアツ」として大ブレイクを果たし、それまでの華々しさと比較すると、落語家・桂三度としての活動はどこか鳴かず飛ばずだった様子が否めませんでした。この優勝を機に、ようやく落語家としてのお墨付きをもらえた気分になれたでしょう。

視聴者やファンからは「お笑い芸人、ピン芸人、放送作家、そして落語家としてもなんらかの形で功績を残している姿は素晴らしくカッコいい」と大絶賛の声が上がっています。落語家としての更なる活躍にも大いに期待したいところです。
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