川崎宗則の年俸や成績推移は?「イチローマニア」4000安打記念ボールを盗み損ねる!?

2016年3月30日 更新

川崎宗則の年俸や成績推移は?イチロー愛とは?

川崎宗則 日本ではヒットメーカーで最高年俸2億9000万 メジャー移籍後は推定年俸6000万に

メジャーリーグ・ブルージェイズでプレーする川崎宗則。走攻守・3拍子そろった内野手で、「ムネリン」のニックネームでも有名です。もともとイチローになぞらえられるほどのヒットメーカー。

日本での成績推移は、レギュラー定着した2003年から2011年まで毎年コンスタントに100本以上のヒットを放ち、2010年には190本と200本まであとわずか。その間、打率も2007年の3割2分9厘を筆頭に3割を5回マーク。盗塁も20~40個決め、2004年には42個で盗塁王も獲得したほどです。

日本での通算安打数は11年間で1343本。通算打率も2割9分4厘、267盗塁ですからなかなかのリードオフマンぶりです。しかし、メジャー入り以降の成績推移は、出番が限られることも影響してか、安打は年間50本前後、打率も2割5分前後、盗塁に至っては3個前後と低迷気味。

通算安打数は3年間で137本で、通算打率も2割3分5厘、盗塁も10個と日本での活躍が影をひそめた感があります。気になる年俸の推移は、ルーキー時は700万円でスタートした川崎宗則。2003年レギュラー定着で当時の推定年俸は1300万円から4500万円にアップ。

その後、順調に推移して2011年シーズンでは2億9000万円にまで上り詰めたのですが、その待遇を棒に振って、メジャーリーグに移籍した川崎宗則。その際は日本円換算で推定6000万円と、日本での川崎宗則の最高年俸の2割程度に落ち込んでいます。それでもメジャーリーグに強い愛着があるのでしょうか、日本球界復帰に首を縦に振らない川崎宗則です。

川崎宗則 大の「イチローマニア」 4000安打記念ボールを盗み損ねる

さて、川崎宗則はイチローの大ファンでもあり、自ら「イチロー愛」を公言しています。そのあまり、当のイチローをして「イチローマニアですね」と言わしめるほど。もともと高校時代から「サツロー(薩摩のイチロー)」と呼ばれるほどで、ダイエーに入団した際に与えられた背番号「52」に「51番のイチローの一つ後」と強いこだわりを持っていました。

川崎宗則の活躍を評価しての背番号変更の話があっても受け付けず、選出されたWBCでも背番号は「52」。そして、2011年シーズンオフのメジャー挑戦表明でも「イチロー選手と同じチームを希望しています」と語り、イチローが当時在籍していたマリナーズとの契約にこぎつけました。「52」は他の選手が使用していた関係で「61」が背番号となったことにも、川崎宗則は「逆から読めばイチローなので素晴らしい番号」とコメントしています。

2012年7月にニューヨーク・ヤンキースへイチロー移籍が発表された際には、翌日に「この6カ月間は貴重な経験ができました」と気丈にコメントした川崎宗則。イチローが日米通算4000安打を達成した際にも、川崎宗則は縁あって対戦相手として二塁手で出場していました。その際、川崎宗則はレフトから返球された記念ボールを盗もうとしますが、審判に却下され、英語しゃべれないとの演技もむなしくボールを盗み損ねたそうです。

川崎宗則 奥さん、子供の現在は?海外の反応が凄すぎる!

川崎宗則  奥さんは「優しくて俺のタイプ」 子供の現在は?

川崎宗則が結婚したは2011年。その奥さんは、川崎宗則の2歳年下の一般女性で「優しくて俺のタイプ。なんでも料理が上手で運命の人」と川崎本人もべた惚れ。きっと、とてもよくできた理想の奥さんなのでしょうね。川崎宗則の子供は、その奥さんとの間にもうけた男の子が1人います。名前は「逸将(いっしょう)」というそうですから、おそらく「イチロー」からの命名でしょう。

ダイエーで1軍の戦力に定着したころの川崎宗則は、チーム屈指の「イケメン」選手として、女性ファンから抜群の人気を誇っていました。走攻守3拍子そろって好成績を残しているうえに甘いマスクですから、人気が出ないほうがおかしいでしょう。

そんな「イケメン」が結婚を発表したから、さあ大変。川崎宗則が結婚を発表した際には、ファンから悲鳴があがったとか。まるで、最近結婚を発表した福山雅治をほうふつとさせるエピソードですね。

川崎宗則 海外での反応が凄すぎる!ラジオCM起用に誕生日祝福の人気者

川崎宗則は、メジャーリーグではレギュラー奪取こそ成っていませんが、地元ファンやチームメイトの人気者です。なぜかといえば、彼のプレースタイルとキャラクターが受け入れられているからです。はつらつとしたプレーと、明るい性格が、チームのムードメーカーの役割を果たしており、投手が打ち込まれたときなどには、自らタイムを取って声をかけに行きます。

川崎宗則はサービス精神も旺盛ですから、人気が出ないわけがありません。川崎宗則の人気ぶりは、本拠地トロントの地元紙が伝えている記事からもうかがい知れます。メジャーリーグ球団が本拠地を置く都市では、著名な人気選手をCMに起用するのが常ですが、トロントでは中古車店のラジオCMに川崎宗則が起用されていることが挙げられています。

当の中古車店社長のコメントは「彼は私たちを笑顔にし、大きな個性があり、チームメイトから愛されている」。これも川崎宗則の地元での人気を物語るエピソードの1つでしょう。また、ベンチから声を張り上げて声援を送る川崎宗則の姿をチームメイトは「士気を高める男」として認めています。

それだけではありません。川崎宗則の34歳の誕生日6月4日(現地時間3日)の試合後、ランチルームでチームメイトたちが一斉にバースデーソングを歌い、祝福したというエピソードもあるのです。これで、戦力としてだけでなく、川崎宗則の人柄も受け入れられているということがお分かりいただけたでしょう。

川崎宗則 メジャー契約不調なら東北楽天入りもある?

今シーズン、オリックスと最下位を争う東北楽天が、ブルージェイズ・川崎宗則の獲得を検討しているという報道がありました。川崎宗則は今シーズン、マイナーからスタートし、メジャーへの昇格とマイナーへの降格を繰り返しています。地元トロントのファンやチームメイトからは相変わらず人気者の川崎宗則ですが、今年6月で34歳。年齢的にも、来シーズン以降のメジャー契約の可能性は低下すると考えなければなりません。

その場合の選択肢として、日本球界への復帰が現実味を帯びてきます。東北楽天に目を向けると、今シーズンは三木谷浩史オーナーの現場介入の表面化や、田代富雄打撃コーチのシーズン中の退団などでズタズタ。大久保博元監督も今シーズン限りでの辞任を表明しています。

その中での二遊間強化とイメージアップ両方の対策として、川崎宗則獲得はなるほどと思わされます。川崎宗則つながりの話題では、ブルージェイズのチームメイトであるホセ・バティスタ選手のインスタグラムに、「川崎宗則がマッサージに挑戦している」画像が掲載されています。

これに対する反応は「いつでもマッサージを受けられるように、いつもカワサキをおぶっていないと」、「カワッサージ!すごい!」、「もう選手は止めたのか……」などなど。こんな反応が挙がるのも、川崎宗則がファンに愛されている証拠といえるでしょう。

川崎宗則が日本球界に復帰すると「カワッサージも受けられなくなるのが残念」という声があがるのでしょうか。それはさておいて、今後の川崎宗則ですが、もし日本球界復帰なら、東北楽天以外にも、古巣のソフトバンクを含めた数球団が獲得に乗り出し、争奪戦に発展するでしょう。

もし、メジャー球団が川崎宗則との契約に難色を示せば、日本球界復帰の目が出てきます。しかし、川崎宗則はメジャーリーグに愛着を持っており、できるだけメジャー球団との契約を模索し続けると考えられ、事態は長期化する可能性も。いずれにせよ、川崎宗則の今シーズンオフの動向には要注目です。

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