金田一秀穂は日本語学者になる前はニートだった?!偉大なる一族の家系図!

金田一秀穂は日本語学者になる前はニートだった?!著作本のおすすめ人気ランキング

金田一秀穂にはニートだった過去があった?日本語学者への道を歩み始めたきっかけとは!

金田一秀穂(きんだいちひでほ)は、テレビのバラエティ番組をはじめ、ラジオにCMと、メディアに引っ張りだこの人気言語学者です。同じく言語学者である金田一京助を祖父に、国語学者の金田一春彦を父に持つ、まさに言語学界のサラブレッドと言えます。

そんな偉大な家系に生まれた金田一秀穂に、まさかの「ニートの過去があった」という事実をご存じでしょうか?金田一秀穂は、偉大なる言語学の一族に生まれた反抗心からか、都立西高校を卒業すると、国語学科を受験せず、上智大学文学部心理学科に進学します。親への反発心は卒業後も続き、定職に就かずに無職のニート生活を送っていた金田一秀穂でしたが、そんなニート生活にピリオドを打つある出来事が起こりました。

それは公園のベンチでボーっとしていた時のこと。金田一秀穂の前で1人の老人が黙々と清掃していました。「あの人は毎日公園を掃除しているのに、俺はこんなところで時間を無駄に過ごしている」……凛とした老人の姿に感銘を受けた金田一秀穂は一発奮起!東京外国語大学大学院に進学し、日本語学科を専攻することを決意します。

金田一秀穂には著作本数多し!人気ランキングとおススメ本とは?

個性的な容貌と言語学者らしからぬ柔らかな雰囲気から、テレビのクイズ番組にも引っ張りだこの金田一秀穂には、著作本が数多くあります。その中でも人気なのが、小学生向きの漢字辞典です。おススメは「小学生のまんが言葉の使い分け辞典」。漢字を苦手とする小学生が混乱しがちな「同音異義語・異字同訓・類義語・反対語」が分かりやすく解説してあり、常に人気ランキングのトップを維持しています。

他には、「赤ちゃんの名付け辞典―金田一先生が親子で教える」が、意外にも人気ランキング上位入り。7000以上の実例や、よく使用される400の漢字データが紹介されています。また、雑誌「毎日が発見」に掲載されていたコラムをまとめた「金田一秀穂の心地よい日本語」も、2016年に発売されて以来、人気を集めているようです。

金田一秀穂の祖父も父も偉大な日本語の研究者!息子の央紀、娘のゆいは別の道へ

金田一秀穂の祖父と父も日本語の研究者!偉大なる一族の家系図とは!

電子辞書が主流の世の中になりつつありますが、本の「国語辞典」の編集者には、必ずと言っていいほど、金田一秀穂の父である金田一春彦、古いものでは祖父の金田一京助の名前が記されていました。祖父の金田一京助は、日本を代表する言語学者であると同時に、民俗学者としての知名度も高く、特にアイヌ語研究の創始者として有名です。

石川啄木を親友に持ち、妻の着物を質に入れてまでも彼の借金を肩代わりした武勇伝も多々伝えられています。父の金田一春彦も日本を代表とする国語学者。こちらは、日本語の方言のアクセント研究の第一人者として知られています。金田一秀穂はこの金田一春彦の次男であり、長男の金田一真澄はロシア語学者で慶應義塾大学の教授、長女の金田一美奈子はゴルフ関係のライターです。このように、金田一一族が織りなす家系図には、偉大なる言語学DNAが織り込まれています。

金田一秀穂の息子である央紀と娘のゆいは親とは別の道を選択?!

金田一一族の偉大なる言語学DNAを引き継ぐ金田一秀穂には、息子・金田一央紀(おうき)と、娘ゆいがいます。曾祖父・金田一京助、祖父・金田一春彦、父・金田一秀穂と代々言語学を極めた家系に生まれた2人の子供たちもまた言語学の道を進んでいるのでしょうか?結論から言うと、2人とも言語学とは異なる職業に就いているようです。

息子・央紀は、同志社大学を卒業後に英国に渡って演劇を学び、現在は、演出家として劇団Hauptbahnhofを主宰していると言います。娘のゆいは、もっと意外な職業に就いていました。それは、和菓子職人の見習いです。2人そろって曾祖父・祖父・父とは全く別の道を歩んでいるとは、恵まれた家系だけにもったいない気もします。

しかし、ニートになるほど家系のプレッシャーを感じた経験を持つ金田一秀穂のこと、子供たちには「自分の人生を生きなさい」という教育方針だったのではないでしょうか。

金田一秀穂がNHK Eテレ「ベーシック国語」で滝沢カレンを指南!オウム役のナイツ土屋がナイスフォロー!

NHKのEテレで2017年春から始まった高校講座「ベーシック国語」に金田一秀穂が出演中です。生徒役は、支離滅裂な日本語を操りながらも、「憎めない愛されキャラ」で、バラエティ番組の司会者たちがこぞって「自分がMCの時に一番呼びたいタレント」と絶賛する今最も旬な暴走タレントの滝沢カレン。自由奔放に日本語を操る滝沢カレンに正しい日本語を教えることが、「日本語の神様」こと金田一秀穂の役割です。

SNSでは絵文字を使いまくる滝沢カレンに、「目上の人に送るときには気を付けなさい」と優しく諭す指南役の金田一秀穂。しかし、「心残り」を「気持ち残り」、「投稿する」を「書き物する」と表現するなど、やりたい放題の滝沢カレンには、さすがの金田一秀穂もタジタジに。そんな時に、滝沢カレンの言い分を金田一秀穂に分かりやすく説明するのが、オウムの着ぐるみをまとったナイツの土屋宣之です。

漫才で培ったスキルを思う存分に発揮して、滝沢カレンの暴走をフォローしつつ、絶妙なタイミングで金田一秀穂の質問コーナーへと導きます。とはいえ、金田一秀穂は、自由奔放な滝沢カレンに対し、「心から思っている日本語を素直に出していることは、とってもいいこと」と常に肯定的です。

このように、「どのような生徒でも良いところを見つけて褒める」ことの大切さは、金田一秀穂が若かりし頃にニートをしていた経験も強く影響しているように思われます。高校講座「ベーシック国語」は全40回。滝沢カレンの破天荒過ぎる日本語を、金田一秀穂がいかに正しい日本語へと導いていくのか……ますます楽しみになってきました!

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