コロコロチキチキペッパーズのナダル挫折続き、涙の半生!

コロコロチキチキペッパーズのナダル挫折続き、涙の半生!

コロコロチキチキペッパーズとは 藤崎マーケット以来の大阪NSC出身で陽の目を見た芸人!

コロコロチキチキペッパーズは、よしもとクリエイティブエージェンシー大阪本部所属の若手お笑いコンビです。ツッコミ担当の、1991年9月21日生まれ大阪府出身の西野創人と、ボケ担当の1984年12月23日生まれ京都府南山城村出身のナダルこと相浦英樹からなるコロコロチキチキペッパーズ。大阪NSC(吉本総合芸能学院)の33期生で、2010年入学。26期生である藤崎マーケット以来、久々に陽の目を見た芸人でもあります。

西野創人とナダルは、大阪NSCにてそれぞれ別のコンビを組んでいましたが、卒業後にどちらも解散。その時、大阪NSC時代から「イジれるお兄さん」として親しみを感じていたナダルに、西野創人が声を掛けたことで、2012年4月にコンビを結成しています。

コロコロチキチキペッパーズのナダルが挫折続き、涙の半生!コンビ結成1週間で解散の事態に!?

コロコロチキチキペッパーズのボケ担当、ナダルこと相浦英樹は、高校時代にその特徴的な笑い方から、先輩に「むかつくから笑うな」と言われ、悲しい思いをしていたと言います。

近畿大学の水産学部卒業後、水族館への就職を希望したものの、倍率が高く断念。その後、神戸の有名な奈良漬屋に就職したナダル。その後は、消防士を目指そうと思い立ち、勉強と筋トレなどをして挑むも、小論文で落ちること2回。そしてついに、友人から「一回本当にやりたい事をやれ」と助言をうけたナダルは、芸人を目指すことします。

26歳という遅いスタートに、ナダルの母親は難色を示したものの、だらだらやらない事を条件に了承を得て、大阪NSCに入学。卒業後、西野創人とコンビを組むも、丸2年結果が出ずにいた時には、先輩芸人から「バイトばかりしてどうする?芸人は喋って稼ぐ仕事だろう。バイトは辞めたほうが良い」と言われたそうです。

ナダルは、相方であるツッコミ担当の西野創人に、結成1週間でお笑いを辞めると言いだしたものの、西野創人の5時間に渡る必死の説得によって思い直し、4年目の2015年1月のダウンタウンの長寿番組「ガキの使いやあらへんで」の企画「山-1グランプリ」に出演。そこから人気に火が付き、4月には「アメトーーク」にも出演して、ノリにノッた状態で、2015年10月11日に行われた「キングオブコント2015」にて初出場し、コンビ結成最短で優勝という快挙を成し遂げました。

コロコロチキチキペッパーズ「やっべぇぞ!」すぐ消えそうな予感とその理由!

コロコロチキチキペッパーズ「やっべぇぞ!」すぐ消えそうな予感とその理由!ウケているのはナダルの声!

コロコロチキチキペッパーズの「やっべぇぞ!」というツッコミは、西野創人がバイトしているカラオケ店で、客が「メロンソーダやっべぇぞ!」と言ったのを参考に取り入れたものだそうです。コロコロチキチキペッパーズのコントを見たことがある方は分かると思うのですが、「やっべぇぞ!」がウケている理由は、ひとえにナダルの声が面白いから。

ナダルに何か言うと、それをナダルの綺麗な声で返してくれるというナダルリバースも、芸人仲間から絶賛されています。実際、コロコロチキチキペッパーズのコントの組み立ては、ナダルの声を基本にして構成されているそうです。しかしこの「声芸」は、聞きなれてしまえば普通になってしまいがち。それを考えると、今は注目が集まっている「やっべぇぞ!」は、すぐに消えてしまいそうな予感も…

コロコロチキチキペッパーズ 飛躍のための鍵は話術!

コロコロチキチキペッパーズは、「やっべぇぞ!」というネタそのものよりも、単にナダルの声がウケているだけという現状を早めに打開することが、一発屋で終わらない鍵なりそうです。オリエンタルラジオや、藤崎マーケットが良い例になるでしょう。この2組は、それぞれ「武勇伝」や「ラララライ体操」などがウケて、一時期爆発的に売れました。

しかし、あえてそれを封印することで、現在の位置まで這い上がってきています。もちろん、今ナダルの声を基本にしないネタを作るのは難しいかもしれません。しかし、漫才などでトークを磨き、面白い声はそのままに、コンビの話術を磨くのが成功の道、王道なのような気がします。

コロコロチキチキペッパーズの今後は!?コンビが目指すべき姿は

コロコロチキチキペッパーズは、2015年10月11日に行われた「キングオブコント2015」にて史上最短のコンビ結成で優勝し、快挙を成し遂げました。優勝後の囲み取材では、ナダルの半生も語られましたが、そのハイトーンボイスに悲壮感はなく、なごやかに終了したそうです。コロコロチキチキペッパーズの今後ですが、もう分岐点に来ていると思います。

オリエンタルラジオや、藤崎マーケット、近い所ではバンビーノなどを見ると分かるように、一度流行るネタを手に入れると、脱却するのが大変です。しかしそれさえ乗り切れば、長く芸能界で生きることができます。バンビーノは2014年に行われた「キングオブコント2014」で、ダンソンから始まるネタで一躍売れっ子になるも、「キングオブコント2015」では自らダンソンを封印し、新たな可能性にチャレンジしました。

しかし結局はリズムネタ。悪くはないですが、この戦略では、リズムネタを延々作り続けなければならず、それが尽きれば、そのままお終いになってしまいます。今後飛躍するためには、やはり話術を磨くこと。そして、究極を言えば、ナダルが黙って頷いているだけでも面白い話を作れれば、コロコロチキチキペッパーズの実力も証明できることでしょう。

一度きりで終わらせず、コロコロチキチキペッパーズにはさらなる飛躍を目指して頑張って欲しいです。
今しばらくはコロコロチキチキペッパーズのナダルの声を楽しみつつ、彼らがどうなるか見守っていきたいですね。

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