古手川祐子は清純派から色気抜群の熟女女優へ!本名やプロフィールは?
古手川祐子は三浦友和の映画に出演できるコンテストで優勝して芸能界入り
1980年代に入ると、従来の映画や芝居の世界からだけでなく、歌手やモデル、CMオーディション合格者など、さまざまなジャンルで脚光を浴びた美少女たちが、一夜にして新人女優としてデビューする時代になりました。しかし、デビュー当時は抜群の人気を誇りながら、その後、何が何でも女優にしがみつくこともなく、いつしか結婚して忘れられてしまった女優も数多くいます。
残念ながら古手川祐子もまた、その1人と言えましょう。古手川祐子は本名で、1959年生まれ。大分の高校を卒業し、1976年に、当時山口百恵と共演して人気が高かった三浦友和の相手役を選ぶ「ミス・サラダガール・コンテスト」に応募し、全国大会で優勝しました。このコンテストは、東宝とカネボウ化粧品の主催だったことから、古手川祐子は東宝芸能の所属となり、三浦友和の主演映画「星と嵐」にチョイ役で出演。同時に、カネボウ化粧品のコマーシャルデビューも果たします。
古手川祐子がいくつになっても可愛く幼いままでぶつかった女優としての壁
古手川祐子は、デビューしてすぐに、NHKの少年向けドラマ「幕末未来人」に出演し、その清楚な愛くるしさで大人気となりました。その後は、はごろもフーズのCMキャラクターや、数多くのドラマ・映画に出演しますが、20代半ばになっても幼いイメージが抜けず、女優としての壁にあたります。
そんな中、1985年、26歳になった時に、立原正秋原作のラブロマンス映画「春の鐘」に出演しました。北大路欽也を相手に、ヌードもいとわず濡れ場を演じた古手川祐子は、大人の女優としての今後が期待されましたが、翌1986年、「夜の傾斜」で共演した田中健と結婚。一女をもうけ1999年に離婚するまでは、これといった芸能活動をしませんでした。
古手川祐子と美人妹との確執とは?激太りで全くの別人に!?
古手川祐子が思わぬとばっちりを受けた3つ年下の妹の泥沼の不倫劇
古手川祐子には、3つ違いの妹・古手川伸子がいます。彼女もまた、一旦会社勤めをした後に、姉・古手川祐子の身の回りの世話をしながら、デビューのチャンスをうかがっていました。そして1984年、フジテレビの番組の海外リポーターとしてデビューし、1986年には、日本テレビ「妻たちの課外授業II」で、女優として初のレギュラー出演も果たします。その後は、テレビドラマを中心に活動し、モーニングショーの司会や舞台なども経験しますが、1995年に芸能界を引退。
実は、不倫相手の離婚問題が泥沼化したことが引退の原因でした。古手川伸子は、妻子あるプロサーファー腰添健と不倫していましたが、相手の離婚裁判が成立しないうちに子供を授かってしまいます。ようやく腰添健の離婚が成立した1995年、2人は晴れて結婚できたものの、2011年、今度は、バラエティなどで人気のモデルで、当時29歳年下だった森泉と腰添健の浮気が発覚。古手川伸子は、この直後に離婚してしまいました。
古手川祐子が離婚問題のストレスで激太り?!
古手川祐子もまた、夫・田中健との仲が思わしくなく、薬物中毒で騒ぎになったASKAとの不倫や、ホストクラブ通いが噂されていましたが、妹の不倫騒動とセットで取り上げられることにいたく憤慨していたようです。そうした中、1999年に田中健と離婚。そのストレスからか、古手川祐子は、一時激太りが話題になりました。しかしさすがにダイエットに励んだようで、現在は、和服の似合う年相応の役柄で、映画やドラマに出演するなど、マイペースに仕事をこなしています。
古手川祐子・田中健の一人娘は美人だけれど超オタク?!
最近では、古手川祐子と田中健の間にできた一人娘で、27歳になる綾那が、バラエティ番組などに出演し注目を集めています。古手川祐子より少しワイルドなイメージで美人の綾那ですが、フジテレビ「アウト×デラックス」で、彼女の超がつくほどのオタクっぷりが暴露されて視聴者をドン引きさせました。
綾那は、女優は言うに及ばず、別に何かになりたいという気持ちもないのでしょう。テレビ局が、日々消費されていくさまざまなタレント枠の中で、二世タレントという肩書きのみで彼女を引っ張り出したに違いありません。最近の芸能界には、およそあらゆるジャンルからタレントの卵として多くの若者たちを探し出してきては、売れなければ即捨て去るという、ゆゆしき風潮があります。
これは、俳優女優に限らず、1980年代以降のアイドルシステムそのものです。良きにつけ悪しきにつけ、女優として大成するには、何がなんでも女優になるという強い意志が必要なのかもしれません。ちなみに、古手川祐子がグランプリを獲得した「ミス・サラダガール・コンテスト」の第2位は、いまや大女優となった名取裕子でした。古手川祐子に、もっと女優としての欲があれば……彼女もまた、違った道を歩んでいたかもしれません。