京田陽太はドラフト何位で中日に?打撃や守備の評価は?

京田陽太はドラフト何位で中日へ?打撃や盗塁で大活躍!

京田陽太は走攻守に評価高いドラゴンズのルーキー!中日からの2位指名で入団!

京田陽太(きょうだようた)は、走攻守3拍子揃った好選手として評価がの高い中日ドラゴンズのルーキーです。特に、広範囲の守備力は、ルーキーとは思えないほどのポテンシャルの高さで、シュアな打撃も買われて、シーズン途中から1番打者に定着しています。

新人王の呼び声も高く、トリプルスリーも狙える京田陽太。日本大学では1年時からベンチ入りし、3年で1部リーグ昇格に貢献すると、ショートでベストナインを獲得。4年生の時には主将を務めています。当時からショートとしての守備力が高く評価されており、ドラフト会議前、二遊間整備に課題を抱える中日や阪神が1位もしくは2位で指名するのではないかともっぱらの評判に。

他にも、ヤクルトや西武なども指名候補として関心を寄せていると噂されていました。2016年10月にいざドラフト会議が行われてみると、中日の2位指名だった京田陽太。中日の1位指名は即戦力級ピッチャーになると見られていたため、事前予想通りの結果となりました。

入団会見の席上で、京田陽太が自分のセールスポイントとして挙げたのは、「ピッチャーが打ち取った打球を確実にアウトにする堅実な守備」。チームOB立浪和義のように「ミスタードラゴンズと言われるように頑張りたい」と抱負を語るなど、まさに将来が楽しみな逸材です。

京田陽太のセールスポイントはシュアなバッティングと俊足!盗塁王も十分な射程圏内に!

守備に加えて、京田陽太のセールスポイントとして忘れてはならないのが、シュアなバッティングと俊足です。打っては打率2割8分台をキープし、ホームランこそわずか2本ですが、プロ入り初ホームランが、セ・リーグのルーキー中で一番乗りという快挙を遂げています。

さらに、タイムリーとなる三塁打を放つや、カットマンの中継が緩慢になったのを見逃さずに本塁突入を敢行。ランニングホームラン(記録は三塁打と野手選択)で1点をもぎ取るなど、自慢のスピードも存分に見せつけています。2017年シーズンの三塁打はこれまでに6本を記録していますが、それこそが50メートルを5秒9のタイムで走るという快速のたまものと言えるでしょう。

さらに、盗塁も19個記録しているので、盗塁王も射程圏内です。完璧なスタートでも刺されるという「プロの壁」にぶち当たり積極性を失った時期もあったと言いますが、コーチ陣も、「走ることでチームを動かしてほしい」と、彼の俊足を軸にした得点パターンを構想している様子。

京田陽太がセカンドを陥れれば、得点率もグッとアップし、対戦相手を中日のペースに巻き込んでいくことが可能となります。盗塁数も、現在のペースで行けば、30台クリアが十分可能な京田陽太は、「警戒される中でも走っていくのは難しい。けれど、前へ行く勇気が一番大事だから」と自覚十分です。

京田陽太の守備の評価は?登場曲や応援歌が知りたい!

京田陽太の守備は強肩に広い守備範囲と軽快なフットワークが強み!

京田陽太の魅力は、走攻守にバランスが取れていることです。特筆すべきは、鉄壁とも言うべき守備能力の高さ。俊足を利した守備範囲の広さと、スローイングの精度の高さには定評があります。また、身長184cmと大型内野手なのにフットワークも軽快で、グラブさばきもいいので、守備の安定感はピカイチ。肩も強いことから、プロのスカウトは「守備も一級品」という評価を与えていたそうです。

ですから、観客がチケット代を払う価値があることは間違いなく、彼の守備は、いわゆる「ゼニのとれる守備」ということに。京田陽太が、プロ入りして強い印象を受けたのは、同じ内野手の荒木雅博でした。打球への間の取り方から捕球に至るまでの一挙一動に、「さすがはプロで第一線に立ち続けただけのことはある。動きも全然違う」と感心していたといいます。

そう感じ取れるあたりが、やはり非凡なセンスの持ち主だと驚かされますが、今後も、先輩のプレーからも貪欲に吸収しながらレベルアップを続けていくことは間違いなさそうです。

京田陽太の「35億コール」は登場曲の「Dirty Work」から派生!ブルゾンちえみつながりだった

京田陽太が打席に入る際に鳴り響くのが、「35億」コールです。最近は、ネットで、「35億」や「ブルゾン」といったキーワードとともに検索されることも多くなっています。長いプロ野球の歴史でも、こんなコールが掛けられるのは京田陽太だけでしょう。「35億」コールが生まれた理由は、京田陽太の登場曲が、オースティン・マホーンの「Dirty Work」だからです。

2015年に発表された楽曲ですが、日本では、お笑い芸人のブルゾンちえみのネタに使われる楽曲として知名度が一気にアップしました。ご存じの方も多いでしょうが、「35億」とは、そのネタに使われるフレーズです。当初はまばらだった「35億」コールも、今では球場中に響き渡るほどになじんできました。そのため、今では、「ブルゾン京田」と呼ばれることも。とはいえ、京田陽太とブルゾンちえみに面識があるわけではありません。

実は、シーズン途中までは汎用の応援歌でしたが、今では専用応援歌が登場することとなった京田陽太。これまではルーキーや新外国人がどんなに活躍しても、次のシーズンまでは新しい応援歌を一切作らないのが通例でした。しかし、彼の活躍が、新しい動きを生み出す原動力となったようです。

京田陽太は4代目ミスタードラゴンズを受け継ぐ運命だった?後援会加入申し込み殺到で 会員番号「51」は本人へ贈呈

「ミスタードラゴンズ」、それは多くのファンが認めた中日の顔であり、チームを背負って戦う選手への称号です。80年の歴史を持つ球団史上で、「ミスタードラゴンズ」と呼ばれたOBは、西沢道夫、高木守道、そして立浪和義のわずか3名のみ。その事実だけでも、称号の重みが分かるというもの。

ここへ、4代目「ミスタードラゴンズ」の称号にふさわしいと久しぶりに言われているのが、京田陽太です。ドラゴンズでは、1999年の福留孝介(現・阪神)以来、内野手ルーキーとしては19年ぶりとなる開幕スタメンを果たし、「とにかく使い続ける」という首脳陣の起用方針のもと、走攻守にわたって大活躍。

2017年6月以降は1番に定着し、バッティングが弱いという前評判も実力で覆し、新人王有力候補となる活躍を見せています。しかし、レギュラーを勝ち得るまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。ある試合では1つのエラーがきっかけで大量失点して試合をぶち壊すことに。

表面上はポーカーフェースでプレーを続けていたものの、ベンチ裏でこらえきれずに号泣していたそうです。京田陽太は、そのような悔しさも乗り越えながら、「ミスタードラゴンズ」の系譜を受け継ぐ男という評価を獲得していきました。入団会見でも「立浪さんみたいにミスタードラゴンズと言われるよう頑張りたい」と抱負を語っていた京田陽太は、すでに入団時点から「ミスタードラゴンズ」を受け継ぐべく運命づけられていたのかも知れません。

人気の高さは、故郷の石川県能美市で発足した後援会が会員の募集を開始したところ、入会申し込みや問い合わせが続々と寄せられ、会員証の発送作業に追われる事態が起こっていることでも証明済み。背番号「51」にちなんで、会員番号51番の会員証発行リクエストも多く寄せられましたが、51番は欠番として扱い、本人に贈呈することが決まっています。

後援会では、目標会員数5100名に向けてホームページを開設。京田陽太の応援歌を掲載したほか、今後は、応援ツアーや野球教室などの情報を発信していく予定です。走攻守揃った好選手として、このまま順調に行けば、「ミスタードラゴンズ」の称号を受け継ぐことは間違いなさそうです。リーグを代表するショートに成長する日も、さほど遠くないでしょう。

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