前田愛の梨園での評価や序列は?中村勘九郎との結婚生活は?
前田愛の梨園での評価が気になる!梨園の妻の序列とは?
その愛くるしさとたしかな演技力で、子役時代からドラマに引っ張りだこだった前田愛は、今や歌舞伎役者の家に嫁いだ梨園の妻。そして2児の母になりました。梨園の妻になるということは、それ相当の覚悟が必要なことは明らかです。世継ぎとなる男子を産むことを求められるばかりか、夫が浮気をしても芸の肥やしと笑えるほどの度量が求められ、梨園では、いわゆる古風な女性のほうが評価が高そうにも思われます。
自己主張が強くなければ生き残っていくことが難しい芸能界で活躍していた前田愛も、結婚後に姿を見せるときには、しっとりとした着物姿であることが大半となりました。2011年に第1子、2013年に第2子、どちらも男児を出産していることからも、梨園の妻としての務めをきっちり果たしていると言え、その評価は高いとようです。
ところで、梨園の妻となった芸能人と言えば、夫・中村芝翫の浮気で話題になった三田寛子や、先日がんで他界した市川海老蔵の妻・小林麻央、最近梨園入りした片岡愛之助の妻・藤原紀香などがいます。「夫の歌舞伎役者としての格」や「嫁いだ時期」による序列を見てみると、三田寛子が筆頭で、その後に小林麻央、前田愛と続いて、最後が藤原紀香だとか。
前田愛と中村勘九郎との結婚生活は?子供の前でもイチャイチャ!?
前田愛は、2009年に、歌舞伎役者の六代目中村勘九郎と結婚しました。夫の中村勘九郎は、父方の祖父に十七代目中村勘三郎、母方の祖父に七代目中村芝翫、父に十八代目中村勘三郎を持つという歌舞伎の血筋の家系に生まれた、まさに歌舞伎界のサラブレッドと言えます。そんな2人が出会ったのは、2001年に放送されたNHKドラマ「光の帝国」でした。
この当時、前田愛は17歳で、中村勘九郎が19歳。共演がきっかけで交際を始めた2人は、約7年後にゴールイン。家庭的だという前田愛の手料理が美味しすぎるのか、独身時代は毎晩のように飲み歩いていた夫・中村勘九郎も、結婚後は飲みに行く回数がめっきり減り、まっすぐ家に帰ってくることが増えたと言います。
また、どれほど忙しくても、「いってきます」と「おかえりなさい」のキスは欠かさないというエピソードも有名です。2児の子供を持つ親となった2人ですが、子供の前でもおかまいなしにイチャイチャしているとか。歌舞伎の舞台はもちろん、ドラマや映画で大活躍中の中村勘九郎を、心身ともに前田愛がしっかり支えている様子がうかがわれます。
前田愛の性格が良いと言われる理由は?妹・前田亜希との現在の仲は?
前田愛の性格の良さは98点?良妻賢母ぶりで高評価
梨園の妻となった前田愛は、「良妻」「性格が良い」と褒められることはあっても、悪く言う声はほとんど聞かれません。嫁ぎ先の中村屋のイメージ戦略がうまいことを指摘する声もありますが、子役時代から素直で明るい印象だった前田愛。結婚後は、芸能人としてテレビに登場することもほとんどなかったため、控えめで奥ゆかしいという印象も加わっているようです。
また、中村勘九郎が、「点数をつけるなら100点満点で98点」「あとの2点は怖いところ」と妻を評し、わんぱくな2人の男の子を叱るのも主に前田愛だと明かしたことも、良妻賢母のイメージを強めたと言えるでしょう。さらに、妻の前田愛は、「弱みを見せず、人の愚痴を一切漏らさない」とか。
心温まる家庭生活が、前田愛を中心に回っていることが容易に想像できますね。また、初産の時の様子を問われて、「つわりはあったけど、忘れちゃった」と語っているように、少しのことでは動じない肝の座ったところも、梨園の妻にふさわしい要素といえます。
前田愛と妹の前田亜希はとても仲が悪かった!現在は?
前田愛には2歳年下の妹がいます。それが、姉と同様に、子役時代から芸能界で活躍してきている女優の前田亜季です。映画「バトル・ロワイアル」の中川典子役が印象深い方も多いのではないでしょうか。この作品で、前田亜季は、第24回日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞しています。
美人女優姉妹として知られていた2人ですが、2015年2月3日放送のテレビ番組「今夜くらべてみました」に出演した前田亜季が明かしたところによると、子役当時はとても仲が悪かったとか。特に仲が悪かったのは中学時代ですが、高校生になった辺りから仲良くなり始め今に至るそうです。妹の前田亜季は、現在の仲を「恋人ができると報告したり、2人で一緒にご飯を食べたりする」と語っています。
前田愛は息子の成長を語る立派なお母さんに!
前田愛と六代目中村勘九郎の2人の息子が、2017年2月に初舞台を踏みました。その様子は、2017年2月3日放送「祝!中村屋ファミリー独占密着!泣いて笑って稽古して」という特集番組でも紹介されています。2017年8月3日放送の長寿番組「徹子の部屋」に前田愛が出演した時には、その初舞台の裏話が語られました。
まるで自分が舞台に上がっているかのようにドキドキハラハラさせられたと母心を語る前田愛は、すっかり母親の顔。25日間連続で舞台に立つということは、6歳と4歳の子供からするととてもハードな毎日でしょう。長男の中村勘太郎は、舞台が始まって最初の1週間は、自分の演技を反省して毎晩泣いていたと言います。
しかし、毎日演じ続けることによって自信がつき、夜シクシクと泣くことはなくなっていった様子から、わが子の成長をかみしめたそうです。畑こそ違いますが、子役時代から演技の世界にいた前田愛は、夫や子供たちが舞台に立つことで感じる厳しさや大変さを普通の人よりも多く理解することができるはず。
自らがスポットライトを浴びる場所には立たずとも、お芝居の世界に寄り添い続けることで、新しい自分の居場所を確立したのかもしれません。妻として、母としての前田愛の存在や頑張りが、ひいては名役者の誕生につながる……そう考えると、前田愛が今のまま中村屋ファミリーの明るい太陽のような存在として輝き続けることを祈るばかりです。