舛添要一は公用車・事務所費問題でリコール避けられない!?
舛添要一は、棚からぼたもちの東京都知事になってやりたい放題
舛添要一は、1948年生まれで現在67歳。辛辣な女性コメンテーターから「最近、人相が悪くなったんじゃない」とバッサリやられた渦中の人であり、東京都知事です。2014年、不正資金問題で、猪瀬直樹東京都知事が突然辞任します。自民党内部では根強い批判がありましたが、他に候補がなく、舛添要一は自民党の推薦を受け、棚からぼたもち的に東京都知事の座を手に入れることができました。
前職猪瀬直樹の不正資金問題もあり、また、舛添要一自体も金の流れの公明性や公金の無駄遣いの是正を選挙で説いていました。しかし、任期1年半年足らずで、ファーストクラス、三ツ星ホテル利用など、海外出張時の公費の無駄遣いや公用車の不正使用、事務所費問題などが問われ、おまけに参議院時代の政治資金の不正流用までが槍玉に上がる始末です。
その舛添要一の対応がまた、自分は選ばれた人間であるという特権意識丸出しの慇懃無礼な答弁に終始している現在。今後の展開次第では、最悪、舛添要一都知事辞任の可能性も見えてきました。
舛添要一、国際政治学者としてマスコミに華々しくデビュー
舛添要一が東大卒、気鋭の国際政治学者としてマスコミに登場したのは世紀末の頃。その容貌は、実写版のねずみ男かとみがまうインパクトで、田原総一朗の「朝まで生テレビ!」をはじめ、たちまちテレビ番組の常連となります。1999年には無所属で都知事選挙に挑むも落選。
しかし、その集票力に目をつけた自民党が、2001年に参議院比例区に擁立。舛添要一はトップ当選を果たしました。以後10年足らずのうちに、自民党の中で、持ち前の頭の良さと自己顕示欲の強さで,厚生労働大臣まで上り詰めた舛添要一。しかし、唯我独尊の性格が祟ってか、何度も党の方針を批判したあげく、自由民主党を離党し2010年に新党改革を立ち上げました。
ですが、やはり人徳がないのか人も集まらず、2013年に参議院議員を任期満了で退職してしまいます。これにより、舛添要一はいよいよその政治生命も立たれたかと思われたものです。
舛添要一が韓国に肩入れする理由は?結婚した妻って何者?
舛添要一は、唯我独尊の韓国びいき政策で都民にひんしゅく
舛添要一は、まだ任期2年にもなりませんが、外国人参政権や、外国人帰化要件緩和が彼の持論。昨年の韓国訪問では、パク大統領から首都圏での韓国学校増設を依頼され、舛添要一自らの一存で快諾し、物議をかもしました。このように、舛添要一には一事が万事、自分の政策を自画自賛、独断で押し進める傾向があるようです。
舛添要一の都知事にあるまじき愛人問題
舛添要一は、プライベートでもなかなかです。結婚はこれまでに3回、子供が5人もいます。まず1人目の結婚相手は、東大卒業後、フランスに留学していた時に結婚したフランス人女性でしたが、舛添要一が日本に帰国後すぐに離婚しています。2度目の結婚相手は、なんと自民党議員の片山さつき。彼女がまだ大蔵省の官僚だった1986年に結婚しましたが、結婚してものの3カ月で、舛添要一のDVや浮気が発覚し、1989年に離婚しました。
その後、舛添要一は1996年に現在の奥さんと結婚し、3人の子供をもうけています。が、2人の愛人にそれぞれ生ませた子供がいるので、なんと5人の子持ちです。また、愛人の子に対する養育費の未払いも問題となっているのだとか。元妻である片山さつき議員は、今回の公費の無駄遣いや政治資金の不正利用問題を受けて、「せこさや細かいところは全然変わらない。ルール違反であり、公という意識に欠けている」と、辛辣なコメントをしています。
舛添要一の度重なる不祥事に、ビートたけしが一喝!
舛添要一の不祥事報道を見るにつけ、芸能マスコミによるスキャンダル報道には、常軌を逸したものがあるといわざるをえません。しかし、そのいけにえとなる人たちには、なにかしら共通点があります。彼らがメディアに露出している時点から、潜在的にその人物に対する大衆の嫌悪感が存在すると、その人物が問題を起したとき、マスコミと大衆が相乗効果で、その人物を徹底的に叩くという傾向があるのです。
また、権威がある人物の批判コメントを数多く取り上げ、追い打ちをかけることで、彼らに対する批判が、ますます正当化されてリンチ状態となります。これは決して許されることではありません。しかし、その本人にも問題があるのは明らかです。一連の舛添要一の不祥事報道について、ビートたけしは厳しいコメントをしています。「あの人はね、最初から権力者になりたかった人なんだよ。人の上に立ちたくて、政治家になるために、政治学者になったような人だからね」。
重箱の隅をつついたような個々の批判ではなく、ビートたけしの舛添要一評は、言い得て妙と言えましょう。2002年の東京オリンピックの開催にも暗雲が垂れこめる今、舛添要一には、人々が持っている潜在的な嫌悪感や批判を、速やかに一掃して、政治家の本義である、強いリーダーシップを発揮してほしいものです。