港カヲル(グループ魂)の正体は皆川猿時!名前の由来が気になる!

港カヲル(グループ魂)の正体は皆川猿時!名前の由来はエヴァンゲリオン!?

港カヲル(グループ魂)「Mステ」登場で話題!正体は名脇役俳優・皆川猿時だった!!

港カヲルが、宮藤官九郎率いるロックバンド・グループ魂からソロデビューを果たし、2017年2月3日放送の「Mステ」に登場しました。グループ魂に馴染みのない視聴者は、”港カヲル”という名を知る由もなく、大きく開いた胸元から覗く胸毛と、2本の角が生えたヘルメット姿に、ただ圧倒されるばかり。

港カヲルの正体が、まさか俳優の皆川猿時だとは、想像だにしなかったでしょう。皆川猿時は、NHK朝ドラ「あまちゃん」や、ドラマ「ビターブラッド」、映画「バクマン」など、近年の作品で引っ張りだことなっている劇団・大人計画出身の名バイプレイヤー。ビジュアル、演技において脇役とは思えない濃さを残してきた皆川猿時は、名前を知らない人でも、一度目にすれば忘れられない存在です。

この日の「Mステ」では、同じグループ魂に所属する俳優・阿部サダヲとのライバル関係を歌った「Be my ライバル」の強烈な歌詞も話題を呼びました。

港カヲル(グループ魂)名前が”渚カヲル”と酷似!由来はエヴァンゲリオン?

港カヲル(グループ魂)の名は、以前から、伝説の人気アニメ「エヴァンゲリオン」に登場する”渚カヲル”と酷似していると話題になっていました。”渚”を、同じく海に関係する”港”に変えただけのダジャレ命名にも聞こえることから、港カヲルの名前の由来は「エヴァンゲリオン」との噂も。

フザケ感満載のグループ魂のことですから、神秘的なイケメンとして描かれた”渚カヲル”と、似ても似つかない皆川猿時に、あえて自虐的命名をしたと考えても、何も不思議ではありません。グループ魂が結成されたのと、「エヴァンゲリオン」の放送が開始されたのは、2015年とほぼ同時期でした。皆川猿時がメンバー加入したのは、それから約2年後だそうですから、可能性はないとは言えません。

しかし、命名を行った宮藤官九郎は、「エヴァンゲリオン」由来説を完全否定。宮藤官九郎は、「エヴァンゲリオン」を観たこともなく、”渚カヲル”の存在を知らなかったそうです。偶然の酷似で、港カヲルとなった皆川猿時には、天から授かったコメディ運のようなものも感じます。

港カヲルが所属するグループ魂の歴史!現在のメンバーは?

港カヲルが所属する前のグループ魂はコントトリオ!メジャーデビュー後は紅白歌合戦で大暴れ!

港カヲルが所属するグループ魂は、宮藤官九郎、阿部サダヲ、杉村蝉之介ら、劇団・大人計画の俳優によって1995年に結成されました。その頃は、まだ3人だったグループ魂は、ギターを弾きながらシャウト漫談を行うコントトリオとして、劇場や「笑点」などに出演していたそうです。

それから2年後に、同じく大人計画の皆川猿時らを迎えて、現在のバンド体制を整えると、2002年にアルバム「Run魂Run」で、メジャーデビュー。全員が、俳優や作家などとの兼業であるため、活動は気まぐれではありますが、2005年末には、NHK紅白歌合戦にも出演を果たしています。

グループ魂のライブは、港カヲルのデタラメな曲紹介から始まり、演奏中もドタバタコントさながらのパフォーマンスがお馴染みです。そのスタイルは自由を超え、紅白歌合戦の場でも、ボーカルの阿部サダヲが審査員席に降りて質問するなど、かなりクレイジーなものとなっています。

港カヲルだけじゃない!グループ魂の普通ではない現在のメンバーとは?

港カヲルこと皆川猿時は、グループ魂の楽曲前のMCの他、ボーカル、一部の作詞を担っています。グループ魂結成時のメンバーは、”破壊”こと、スリッパによるツッコミ担当のボーカル阿部サダヲと、”バイト君”と呼ばれる大道具係兼ボケ担当の杉村蝉之介。そして、作詞・作曲全般とギターを担当し、コメディセンス抜群の脚本・演出力でも知られる、”暴動”こと宮藤官九郎。この3人の後にメンバーとして招き入れられた人物が、普通であるはずがありません。

皆川猿時と同じく、現在、ギターを担当している”石鹸”こと三宅弘城は、大人計画に所属する個性派俳優です。ここは想定の範囲としても、ベースを担当する”小園”こと小園竜一は、阿部サダヲの高校時代の同級生ながら、現在はスナック経営者という業界外の人物。そうかと思えば、ギターの”遅刻”こと富沢タクは、斉藤和義のサポートメンバーを務めたこともある実力派ミュージシャンです。この荒唐無稽なメンバー集めも、グループ魂の魅力と言っていいでしょう。

港カヲルのソロデビューは宮藤官九郎の遊び心満載の一大プロジェクトだった!

港カヲルには、かねてから「永遠の46歳」というキャッチコピーがありました。それを付けた”暴動”こと宮藤官九郎によると、その昔、「永遠の16歳」を自称する氣志團と共演した時に、ふと思いついただけだそうです。とはいえ、その頃の港カヲルのこと皆川猿時の実年齢は、もっと若く、2017年2月1日で、ようやく46歳になったばかり。このたびのソロデビューは、本当に46歳になるまで「永遠の46歳・港カヲル」を続けてしまった皆川猿時に対する、宮藤官九郎なりの敬意の示し方だったといいます。

しかし、このソロデビュー計画は、当の本人には根耳に水。初めて聞かされたのは、手術を受けて入院中だった病院のベットの上でした。宮藤官九郎は、それからデビューまでの一部始終を、「情熱皆川大陸」としてYouTubeで発信し続け、一大プロジェクトの体を演出しています。皆川猿時のような、脇役専門のオッサン俳優を本気で主役に引き立てるとは、商業ミュージシャンでは、なかなか手を出せないオフザケともいえますね。

しかし、メンバーそれぞれの風変りな命名や、個々をキャラ立てする設定は、劇団出身者たる宮藤官九郎ならではの創造力であり、現在のミュージックシーンに飽き足りた聴衆に刺激を与えてくれているのは確かです。港カヲルがソロデビューを果たした2017年1月は、俳優・皆川猿時として、阿部サダヲ&深田恭子主演ドラマ「下剋上受験」にも出演中。ちょうどその時期に46歳を迎えるとは、やはり港カヲルは”持っている”としか言いようがありません。

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