三浦伊織(野球)の年俸や成績は?女子プロ野球リーグ初の記録を達成

三浦伊織(野球)の年俸や成績は?女子プロ野球リーグ初の記録を達成!

三浦伊織(野球)の年俸が公開されていた!成績は?

三浦伊織(野球)は、1992年3月11日生まれ、愛知県出身で、女子プロ野球チーム・京都フローラで活躍する外野手です。プロ野球では億単位の年俸がしばしば話題になりますが、女子プロ野球選手の年俸を知っている方は少ないのではないでしょうか。

三浦伊織が活躍している女子プロ野球リーグの最低年俸保証は200万円で、一般的に、選手の年俸は200万~500万円程度と言われています。そんな中、年俸を公開している唯一の選手である三浦伊織は、2017年の時点で年俸260万円です。これまで京都フローラで8年間プレーし、338試合に出場して、1055打数402安打に加え、1本塁打142打点、通算打率3割8分1厘の成績を収めている三浦伊織。

MVPや首位打者など数々のタイトルホルダーでもある彼女の実績を考えると、やや少ないという印象を受けるファンも少なくありません。プロ野球選手と比べてもあまりにも少ない年俸ですが、女子プロ野球では、現役引退後の選手のキャリア育成を考慮し、通信教育や専門学校などでの資格取得費用が無償提供されるという仕組みがあるそうです。

三浦伊織(野球)が女子プロ野球リーグ初の記録を達成!止まらない好成績でベストナインにも選ばれる!

三浦伊織(野球)は、2012年3月の対兵庫スイングスマイリーズ(現:愛知ディオーネ)戦で、女子プロ野球リーグ初の快挙を成し遂げました。4回2死満塁の場面で、三浦伊織が放ったのは満塁ホームラン。これは、女子プロ野球リーグ初の記録で、まさに快挙となりました。

三浦伊織の好成績は、その後も止まりません。もともと、長打力とスピードには定評があった三浦伊織ですが、2014年シーズンには打率5割で首位打者になり、さらに最多安打や盗塁、出塁率でもトップに輝きました。この成績によりベストナイン(外野手)とMVPを獲得し、2017年には、またもや女子プロ野球リーグ初となる通算400安打も達成しています。

三浦伊織(野球)は高校時代はテニス部所属!峰竜太との意外な縁とは?

三浦伊織(野球)は高校時代はテニス部所属!その腕前も凄かった!

三浦伊織(野球)は、意外なことに、高校時代はテニス部の主将として活躍していたそうです。地元愛知県内の高校には女子硬式野球部がなかったため、テニス部に入部した三浦伊織。幼い頃から野球で培ってきたセンスはテニスでも発揮され、2009年には、三浦伊織率いる椙山女学園高等学校は、全国選抜高等学校テニス大会の女子団体戦でベスト4になりました。

さらに、全日本ジュニアテニス選手権女子ダブルスで3位になった三浦伊織は、インターハイにも出場。時には不調にも悩まされましたが、そんな時は、バッティングセンターでバットを振りまくっていたとか。「こうすると、不思議とテニスの調子が戻っていってんです」と、テニス部時代を振り返っています。

三浦伊織(野球)と峰竜太の意外な縁って?地元ではちょっとした有名人

三浦伊織(野球)には、峰竜太との意外な縁があります。それは、三浦伊織が中学1年生の時に、峰竜太が監督を務めるアマチュア野球チーム「ドラHOTリューターズ」に所属していたことです。峰竜太が率いる「ドラHOTリューターズ」の試合は、しばしばテレビで中継されていました。そのため、チーム唯一の女子選手だった三浦伊織は、その当時、地元ではちょっとした有名人になったそうです。

三浦伊織(野球)が女子ワールドカップで見せた責任感!侍ジャパン女子代表を無傷の4連勝へ導く!

2018年8月に開催されたWBSC女子野球ワールドカップのオープニングラウンド第4戦(対キューバ)で、三浦伊織(野球)も選抜された侍ジャパン女子代表が逆転勝ちを果たしました。ピッチャーは、女子ワールドカップ初先発で、5回1安打1失点と好投していた最年少17歳の坂原愛海。味方打線が2安打と抑えられる中、忍耐の投球が続きました。

さらに、本大会が初采配となった橘田恵監督がスクイズを仕掛けるも失敗。「申し訳ない。一番緊張しているのは私です」と選手に謝る指揮官の姿を見た三浦伊織の責任感は、自身が大会4度目出場の経験者であるだけに一気に増したと言います。そこで、「経験している分、私が打たなくてはいけない」と改めて集中力を高めました。

6回表に同点となる2塁打を放ち、1点をリードして迎えた7回には、2点を加えるタイムリーヒットでさらにキューバを突き放し、日本の勝利に貢献。こうして無傷の4連勝を遂げた侍ジャパン女子代表が、決勝ラウンドに進出し、大会6連覇の偉業を達成しました。

初めてのワールドカップで緊張する仲間たちをどうにかサポートしようと、素晴らしい集中力と技術力で自ら好機を生み出してみせた三浦伊織。大舞台でも狙い通りの実力を発揮できるのは、女子プロ野球リーグ初の記録の数々を達成してきた彼女だからこそ成しえたことでしょう。走攻守に優れ、女子プロ野球界のイチローとも言われる三浦伊織には、世界に誇る実力を備えた女子プロ野球の人気を高めるためにも、ますます活躍してほしいですね。

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