長崎美柚はエリートアカデミー8期生の卓球界ホープ!成し遂げた福原愛以来の快挙とは?
長崎美柚はエリートアカデミー8期生の卓球界ホープ!東京オリンピックに期待!
長崎美柚(ながさきみゆう)は、大注目株の卓球選手です。2002年生まれで、まだ中学生でありながら、2018年1月に行われた全日本卓球選手権大会のジュニア女子シングルスでは優勝を果たし、東京オリンピックに向けて大きな期待を集めています。
2015年4月に、JOC(日本オリンピック委員会)のエリートアカデミーに8期生として入校した長崎美柚。国を挙げてのトップアスリート育成プログラムで鍛えられ、これまで数々の世界ジュニア大会に出場してきました。2018年3月現在、世界ランキングは128位です。
長崎美柚が成し遂げた福原愛以来の快挙とは?全国卓球選手権大会の3部門を制覇!
長崎美柚が卓球を始めたのは5歳の時で、幼いころから集中力のある選手として注目されていました。頭角を現した時期も早く、全国卓球選手権大会では、小学2年生以下の「バンビ」、小学4年生以下の「カブ」、小学6年生以下の「ホープス」3部門それぞれで優勝している強者です。
この3部門制覇を果たしたのは、オリンピック2大会連続メダリストである福原愛以来14年ぶりで、長崎美柚は、学生の全国ランキング1位にも選ばれました。福原愛以来となった3部門制覇達成という快挙によって、長崎美柚は、日本卓球協会からますます高く評価されるようになっています。
長崎美柚の得意技や戦術は?ジュニアメンバー時代に謹慎処分を受けたワケとは?
長崎美柚の得意技や戦術は?世界に対抗できる大型選手として注目!
運動神経が抜群な長崎美柚は、身長160cm。世界に対抗できる大型選手と期待されているその長い手足を生かして、広い守備範囲から、スピードのある球を打ちこんできます。そのプレーは、オールラウンド型で、女子選手に多い前陣速攻型とは違い、さまざまな打法を織り交ぜながら得点していく戦法です。
応用がきく分、臨機応変に対応するための高い身体能力や戦略性が必要となりますが、体格や運動能力に恵まれている長崎美柚の強みを生かすには最適なプレースタイルと言えるでしょう。得意技は超高速バックハンドですが、長崎美柚の威力たっぷりなショットはフォアとバックのどちらでも打っても安定しています。
このように、恵まれた体格や器用に打ち分けられるテクニックが武器の長崎美柚。実力的には、同じタイプで2歳年上の早田ひなにはまだ及ばないという声もありますが、まだ若いだけに伸びしろはたっぷりと言え、今後の成長が楽しみです。
長崎美柚が謹慎処分を受けていた?恋愛禁止規則を破った?
長崎美柚は2017年、アジアジュニア選手権のメンバーに選ばれた時期に謹慎処分を受けています。同時に、同じくエリートアカデミーに所属している卓球選手の宇田幸矢(うだゆきや)も謹慎処分になっていたことから、ネット上では2人が交際していたのではないかという噂が飛び交いました。
全寮制のエリートアカデミーで日ごろから切磋琢磨している長崎美柚と宇田幸矢ですから、恋愛感情が芽生え、アカデミーの恋愛禁止規則に抵触してしまった可能性はあるかもしれません。しかし実際のところ、謹慎になった理由は公式発表されておらず真偽のほどは不明です。
長崎美柚が卓球世界選手権日本代表に大抜擢!将来有望な選手として期待が高まる!
長崎美柚は、2018年4月29日にスウェーデンで開幕される卓球世界選手権団体戦の日本代表選手に選ばれました。日本代表選手の女子12名の中に、15歳の長崎美柚が選ばれたのはまさに大抜擢。将来有望な選手として、かなり期待されていることが分かります。
未来のトップアスリートたちが集まるエリートアカデミーで卓球漬けの毎日を送る長崎美柚は、練習がつらくなると、優勝した時の喜びを思い出して頑張っているそうです。誰かの真似をするのではなく、自分らしいプレーで勝ちたいという強い思いを持っており、日本代表に選ばれたのも、そんな大人顔負けの精神力があるからなのでしょう。
神奈川県海老名市出身の長崎美柚は、5歳の時から藤沢市にある「岸田クラブ」で卓球の練習に励んでいました。もともとは右利きでしたが、コーチの勧めで左打ちの選手として実力をつけ、2014年の東アジアホープス大会では、12歳にして優勝を果たしています。
中学生になり、エリートアカデミーで練習するようになってからは、2016年に全国中学校卓球大会の女子シングルスで優勝。これからの卓球界をリードしていく強力な選手であることを予感させる戦いぶりを見せています。もちろん、2020年の東京オリンピック出場もすでに視野に入っているはずです。打倒中国の切り札との呼び声も高い長崎美柚のさらなる活躍と健闘を祈っています。