ニコ・ロズベルグの父はケケ・ロズベルグ!F1界のサラブレッドがイケメン過ぎる
ニコ・ロズベルグの父は往年の名レーサー、ケケ・ロズベルグだった!
ニコ・ロズベルグは、史上2組目の親子チャンピオンとなったF1レーシングドライバーです。2016年シーズンにチャンピオンを獲得しましたが、引退することを表明しています。このニコ・ロズベルグの父親こそが、名レーサーと称され、初代フライング・フィン(スピード競技で優秀な成績を残したフィンランド人選手を称える愛称)との異名を持つケケ・ロズベルグです。豪快なドライビングが人気のレーサーで、アクセルは常に全開、コーナーはカウンターステアで駆け抜けるといった印象があります。
1978年に、レーシングチーム「セオドール」でF1デビューし、1982年には、「ウィリアムズ」に移籍。この年に、デビューからわずか4年でチャンピオンになったケケ・ロズベルグは、ターボエンジン全盛期のF1において、非力なNAエンジンのウィリアムズFW08を巧みに操りました。1986年になると名門チーム「マクラーレン」に移籍し、アラン・プロストのチャンピオン獲得に貢献して引退。引き際が綺麗だったケケ・ロズベルグですが、息子のニコ・ロズベルグも父親譲りで、引き際鮮やかに引退を発表しています。
ニコ・ロズベルグはF1界のサラブレッド!イケメン過ぎてニコロス発生?
ニコ・ロズベルグの父親はフィンランド人ですが、自身は、出身地であるドイツ国籍で参戦していたので、ドイツ人として史上3人目のF1チャンピオンとなりました。名レーサーを父親に持つサラブレッドであることに加え、イケメン過ぎることでも人気が高いニコ・ロズベルグ。2016年のF1モナコGPにおいて行われたパブリックビューイングの際には、「女子に人気のF1ドライバー」というアンケートが行われました。
結果はというと、5位のフェルナルド・アロンソから1位のキミ・ライコネンまで4人がF1チャンピオン経験者である中、ただ1人チャンピオン未経験であるにもかかわらず、ニコ・ロズベルグが2位にランクインしています。そんな、ニコ・ロズベルグのF1ドライバーの活躍姿も、2016年シリーズで最後。F1ファンの女子たちの間では、ニコ・ロズベルグ「ロス」が広がり始めているかもしれませんね。
ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンの微妙な関係!2016年シーズンの勝敗は?
ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが戦略で微妙な関係に!
ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは、かつてのカート時代からの僚友です。2008年に開催された、開幕戦オーストラリアGPでは、3位になったニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが抱き合ってはしゃぐシーンも見られました。2人がチームメイトとなったのは2013年のことです。
前年に、「メルセデス」を引退したミハエル・シューマッハの後に、ルイス・ハミルトンが加入しました。「メルセデス」で3年目を迎えていたニコ・ロズベルグとチームメイトになります。しかし、この頃から、2人の関係は微妙なものに……。2014年のベルギーGPでの接触事故を皮切りに、2人の確執は深まってしまいました。
2016年の最終戦では、ルイス・ハミルトンが、チームオーダーを無視して、ニコ・ロズベルグを勝たせないようにしたともいわれ、物議をかもすことに。しかし、ルイス・ハミルトンは、ニコ・ロズベルグのチャンピオン獲得を祝福していましたので、今後は、微妙な関係も少しずつ改善されていくかもしれません。
ニコ・ロズベルグがチャンピオンになった2016年シーズンの勝敗は?
ニコ・ロズベルグは、2016年にチャンピオンを獲得しました。シーズン開幕から怒涛の4連勝を遂げ、ライバルのルイス・ハミルトンに対して、アドバンテージを稼ぎます。しかし、スペインGPのリタイヤを皮切りに、モナコGPでは7位、カナダGPでは4位と振るいませんでした。ヨーロッパGPで何とか1勝したものの、その後は、4戦続けて優勝を逃します。
そうして迎えたベルギーGPからは、3連勝したニコ・ロズベルグ。日本GPでも優勝を飾り、2016年のチャンピオン争いは、最終戦のアブダビGPまで持ち越しました。ニコ・ロズベルグは、このアブダビGPを3位以上でフィニッシュできればチャンピオン決定という状況でした。そして見事2位でゴールインし、2016年シーズンのチャンピオンとなったのです。
ニコ・ロズベルグが俳優になる?メルセデスの後任候補は誰だ!
ニコ・ロズベルグは、2016年のF1ワールドチャンピオンですが、このシーズンを最後に引退することを表明しています。チャンピオンを獲得したドライバーがそのまま引退するのは、1993年のアラン・プロスト以来のこと。ニコ・ロズベルグを失ったチーム「メルセデス」は、突然のことだったので、後任選びが大変な状態ですが、今のところ候補に上がっているのは3名。
一番の目玉選手は、フェルナンド・アロンソですが、「マクラーレン」との契約があります。次に注目されるのはバルテリ・ボッタスで、「メルセデス」のトト・ヴォルフがマネジメントをしていますが、「ウィリアムズ」との契約が残っており、2017年はファーストドライバーになる様子。最後に、「メルセデス」のリザーブドライバーであるパスカル・ウェーレインが昇格するとの予測もあり、これが最も現実的であるでしょう。
現役を続行した場合に獲得できる契約金は、2018年までで61億円ともいわれていますが、「家族との時間を大切にしたい」と引退を決意したニコ・ロズベルグ。AFP通信のインタビューに対して、引退後は「俳優をやってみたい」「アクションヒーローになりたい」とコメントしています。
端正なマスクでも人気が高かったニコ・ロズベルグは、俳優のレオナルド・ディカプリオに似ているともいわれていました。まずはゆっくり休養に入ると思われますが、俳優デビューも、あながち無理な目標ではなさそうです。ニコ・ロズベルグ引退後の2017年シーズン、F1界は、そして映画界は(?)、果たしてどのような展開になるのでしょうか。