2022年6月20日 更新
唐沢寿明はライダーマンが俳優の原点！トレンディドラマからウッディまで出演作まとめ
◆出身：東京都
◆身長：175cm
◆血液型：A型
◆所属事務所：研音
唐沢寿明のドラマや映画は軒並みヒット！トイ・ストーリーの吹替えも話題に
唐沢寿明（からさわとしあき）は、まだ十代だった俳優としての活動をスタートさせました。トレンディドラマやホームドラマが盛んに放送された1990年代は「愛という名のもとに」「ホームワーク」など高視聴率をマークしたドラマに多数出演しました。
話題を集めた主演作には事欠かない唐沢寿明ですが、平成のドラマで1作を挙げるとすれば、2003年10月から21話にわたって放送された「白い巨塔」でしょう。同作で唐沢寿明は佐藤慶、田宮二郎、村上弘明に続いて4人目となる財前五郎役で主演し、最終回では田宮二郎版を超える32.1％の視聴率をマーク。制作が決定した当初は唐沢寿明が財前五郎を演じることに否定的だった原作者・山崎豊子が「あなたが財前で良かった。素晴らしかった」と絶賛する熱演を見せ、いまだに高い人気を誇るドラマとして知られています。
他にも、2014年4月期放送の「ルーズヴェルト・ゲーム」、2018年10月放送の「ハラスメントゲーム」など人気小説をドラマ化した作品にも多数主演。ドラマに限らず映画でも活躍し、1997年11月公開の映画「ラヂオの時間」では「第21回日本アカデミー賞」の優秀主演男優賞を受賞しました。
「白い巨塔」「不毛地帯」をはじめとするシリアスな作品から、窪田正孝とのバディで人気を集めた「THE LAST COP/ラストコップ」のようなコメディまで、振り幅の広い演技で観る人の胸に残る作品を作りだす唐沢寿明。1996年3月に日本で第1作が公開されたディズニー映画「トイ・ストーリー」では2019年7月公開の「トイ・ストーリー4」までシリーズ全編を通じて主人公の人形、ウッディ・プライドの吹替えを担当し、バズ・ライトイヤーを演じる所ジョージとのコンビは日本中のディズニーファンにおなじみです。
唐沢寿明は「声優はウッディだけと決めている」と語っていますが、これは子供のファンも多い同作のイメージを壊さないようにと考えてのこと。ドラマでも放送中はNGシーンの解禁を許さず、他の番組への出演も控えるといい、任された役どころへの責任感と演技にかける真摯な思いが伝わります。
唐沢寿明はライダーマンで映画デビュー？
唐沢寿明は俳優を始めたばかりで無名だった頃、戦隊モノや仮面ライダーシリーズなどの特撮ヒーロー作品に脇役やスーツアクターとして出演していたことを明かしています。
1984年1月に公開された映画「10号誕生！仮面ライダー全員集合！！」ではライダーマン役でスーツアクターを務め、仮面ライダーのショッカーを演じた撮影時の苦労話も披露。有名になると下積み時代の話は黒歴史かのように語りたがらないタレントも少なくない中、当時のことを隠す素振りもなく話すのは「今の自分があるのは過去のおかげ」と感謝する気持ちからだといいます。
そんな唐沢寿明は今でも特撮好きを公言し、カラオケに行けば主題歌を熱唱するほど。2018年8月25日放送の「24時間テレビ」のために制作された特別ドラマ「ヒーローを作った男石ノ森章太郎物語」にショッカー戦闘員役で出演し、視聴者の話題をさらいました。
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唐沢寿明と奥さんの結婚生活は銀婚式を迎える今もラブラブ！
唐沢寿明は高校を中退して俳優の道へ
唐沢寿明は1963年6月3日生まれ、東京都出身です。俳優の仕事に興味を持ったのは小学生の頃、2時間ドラマで観た橋爪功の演技に強く心を揺さぶられたことがきっかけでした。
高校1年生だった16歳の時に俳優を養成する東映アクションクラブに入り、演技の経験を積みながら様々なオーディションを受けたという唐沢寿明。高校も中退し、アルバイトや番組の裏方仕事で生計を立てつつ俳優を目指すものの一向に芽は出ず。自身の思いとは別の形で当時の所属事務所にプロモーションをかけられるなど辛い日々を過ごします。
そんな紆余曲折を経た後、唐沢寿明を自身が所属していた研音に誘ったのが、1990年10月期放送のドラマ「男について」で共演した際、彼の演技力に注目していた浅野ゆう子でした。オーディションになかなか合格できずにいた唐沢寿明は、浅野ゆう子のアドバイスで爽やかな好青年を思わせるファッションに変更。すると途端にトップで合格し、その後すぐに「愛という名のもとに」で鈴木保奈美の恋人役に抜擢。同作のヒットで一躍人気俳優の仲間入りを果たします。
2008年から2009年にかけて三部作が公開された映画「20世紀少年」や「トイ・ストーリー」で披露した歌唱力の評価も高く、なんでも器用にこなすオールラウンダーな俳優として、今後も様々な顔を見せてくれるのではないでしょうか。
唐沢寿明は奥さんの山口智子と今もラブラブ！
唐沢寿明は1995年12月15日に山口智子と入籍し、翌々日の17日に開いた記者会見で結婚を発表しました。当時、「もう誰も愛さない」「29歳のクリスマス」などトレンディドラマ全盛期に活躍していた山口智子と、「愛という名のもとに」出演でブレイクした唐沢寿明という人気者同士の結婚は、大きなニュースになりました。
1988年10月から半年間にわたり放送されたNHK朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」で共演したことをきっかけに距離を縮め、7年もの交際を実らせて結婚した唐沢寿明と山口智子は、芸能界きってのおしどり夫婦として知られています。今でも手をつないで眠るなど、まるで新婚カップルのような生活を送る2人ですが、2000年12月15日で結婚25年周年の銀婚式を迎えます。
雑誌のインタビューに「世界で一番幸せだと思って生きてます。すっごく幸せです」「唐沢さんは、夫であり、家族であり、友であり、恋人であり……。唐沢さんと一緒に生きることは、ほんとうに楽しい」と山口智子が語れば、唐沢寿明はバラエティ番組のドッキリ企画で「一番の宝物は？」と聞かれ、「なんだろうな…山口智子かな！」と臆せず公言。
興味を持つことが真逆で交わるところがないという2人ですが、自分のすることにただの一度もダメ出しをせず、好きなだけ放っておいてくれる唐沢寿明との生活は、山口智子にとってこの上なく心地よいのだとか。結婚から5年以内に1割の夫婦が離婚し、原因の1位は性格の不一致とされる現代において、お互いが何の無理もなく、穏やかに過ごせるパートナーと巡り合えたことは、2人にとって奇跡ともいえる幸せなのかもしれません。
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唐沢寿明が日本版ジャック・バウアーを熱演！「ボイス」に続き海外ドラマのリメイクで主演
唐沢寿明がが日本版「24」で主演
「ハラスメントゲーム」「THE GOOD WIFE / グッドワイフ」など多数のドラマに出演し、その姿を見ないクールはないほどの人気俳優として活躍する唐沢寿明。2019年7月期に放送された主演ドラマ「ボイス 110緊急指令室」は、2017年1月から2019年6月までの2年半でシーズン3まで制作された韓国ドラマ「ボイス～112の奇跡～」のリメイク版でした。
第5話以降2ケタの視聴率をキープし、最終回で最高視聴率をマーク。視聴者を惹きこむ予想のつかない展開が話題を呼んだ同作に続き、唐沢寿明は次作でも人気海外ドラマのリメイクに挑んでいます。
唐沢寿明が日本版ジャック・バウアーのオファーを受けた理由とは？
2020年10月9日から放送がスタートした「24 JAPAN」は、アメリカで14年の長きにわたって制作されたアクションドラマ「24 －TWENTY FOUR－」の日本版。主人公のジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドをブレイクさせた大ヒットシリーズのシーズン1を基に、日本初の女性総理が誕生するまでの24時間を、原作と同様にリアルタイムで描くサスペンスドラマです。
主人公のテロ対策ユニット・CTU第1支部A班の班長、獅堂現馬を演じる唐沢寿明は、何十回も繰り返し観たという原作の大ファンで、携帯の着信音をCTUの内線電話の音に設定していたほどなのだとか。それだけにアクションもこなせるようトレーニングで身体を作り、作品の世界観やキャストのイメージも制作スタッフと一緒に作っていったといいます。
「今後下の世代が海外のリメイク作品に積極的に出演できるようになってほしい」と語り、賛否両論が沸き起こるのを覚悟の上で主演のオファーを受けた唐沢寿明は「俳優生命を懸けて取り組みます」と意気込みを見せています。
「白い巨塔」も制作発表段階では田宮二郎版の印象が強すぎるあまり否定的な声が多い中、唐沢寿明は全21話を誰もが納得する演技力で乗り切り、ドラマ史に残る名作にしました。24時間のドラマを24話、2クールで描く「24 JAPAN」でも成功を収めれば、制作側が彼に寄せる信頼感が一層増すことは間違いないでしょう。
明るいキャラクターと人を楽しませるトーク力にも定評がある唐沢寿明は、プライベートでも窪田正孝をはじめとする後輩の俳優から兄貴分のように慕われているのだそう。演技力に加えて人間力にも優れているからこそ、彼の演じるキャラクターは観る人を揺さぶる魅力にあふれているのではないでしょうか。
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