野口健の仕事は富士山清掃?!アルピニストでは生活できない?

野口健、ただの面白いおじさんではない世界的偉業

野口健は、世界的なアルピニスト

野口健、1973年生まれ41歳。七大陸最高峰登頂最年少記録を樹立した世界的アルピニスト。また登山者によるエベレストや富士山清掃運動の指導者であり、野口健環境学校の代表としても有名です。最近ではTVのバラエティ番組にも出演

軽妙な語りで面白いエピソードを披露している彼は、いったいどんな人物なのでしょうか。実は、彼のような人を語ることは難しいことです。なぜなら彼のユニークな半生や世界レベルでの功績を語ることと、テレビ的に面白い人として彼を評価することは、全く別の次元の話だからです。

野口健の仰天面白エピソード

まずはともかく、最近のテレビ番組で彼が話したエピソードをご紹介しましょう。フジテレビの「アウト×デラックス」に出演した野口健は、日本で再婚した奥さんが、彼になんと17社もの生命保険をかけていて、一体いくら保険金を払っているかわからないと告白。また危険な目に合い、さすがに登山を止めようと奥さんに相談したときも、「山を登っているあなたが好き」と言いくるめられ、山登りを辞めることができないでいることや、たまに家に帰って食事すると、かならずお腹を壊すことなどを語り、マツコ・デラックスやナイティナインの矢部を大爆笑させていました。このようにオープンマインドで話題の尽きない野口健ですが、彼がこうしてバラエティに出演するのも、あくまで自分が山に登り、自分が言い出した世界の山の清掃活動を推進するための広報活動なのです。

野口健、真のグローバルエコロジストとして

野口健、帰国子女の落ちこぼれが目指したエベレスト

彼は、普通の日本人では経験できない、グローバルでユニークな半生を過ごしています。父は外交官、母親はアラブ人女性というハーフであり、エジプトやイギリスで学校生活を送った帰国子女でもあります。イギリスで中高一貫校に進みますが成績が振るわず、仮進級というストレスの中で他の生徒と喧嘩、謹慎処分を受けます。そんなとき、東大出のエリート外交官であった父は、何もいい大学を出ていいところに就職することだけが男の生き方ではない、オンリーワンの野口健として、自分ができることを探す旅に出ろと諭したそうです。そして彼は世界を旅する中で、登山の魅力に取りつかれ、世界七大陸最高峰登頂最年少記録を樹立することができたのです。さらに彼は、一登山家に終わることなく、今までタブーとされていたことに1人で取り組みます。

野口健、エベレストや富士山を愛する者の責任。ネパール大地震に遭遇も無事!

一般の人はエベレストに、過酷な環境と美しい静寂の世界を思い浮かべますが、実際のベースキャンプには、世界各国から何千人と登山家が集まり、衛星回線のインターネットカフェやバーさえある人口密集地。そんな彼らが、国やスポンサーの名誉をかけてエベレストに登頂するのです。エベレストの岸壁にはいくつもの金具が打ち込まれ、ザイルは何本も垂れ下がったまま、登頂さえすれば、ゴミや空の酸素ボンベも置きっぱなしという始末です。日本のパーティも例外ではありませんでした。今でこそ、エベレストでも富士山でも、清掃活動が当たり前のことになってきましたが、野口健が公にするまでは、ゴミ問題は、1つのタブーとなっていたのです。極限の登山家であるからこそ、また世界各地を自分の目で見て、おかしいことはおかしいといえる野口健の自立した生き方こそ、ほんとうの意味でグロバーリストと言えるのではないでしょうか。
野口健は、日本でいくつかのテレビ出演や講演会を終えて、またエベレストへと旅立っていきました。そして4月25日、エベレストでネパールの大地震に遭遇しています。このネパール地震復興活動においても、彼の役割はますます重要なものになることでしょう。

野口健の出身地、マサチューセッツ州ボストンってどんなとこ

野口健の出身地、ボストンは大学の町

アメリカマサチューセッツ州ボストンは、首都ワシントン、ニューヨークと並ぶ、アメリカの歴史や文化、金融の中心都市です。伝統あるWASPの家庭に育った人々や、有名大学の学生たちが使うボストン訛りが、エリート層の証しとされています。ボストンは、レッドソックスの本拠地であるフェンウェイパークやボストン美術館などをはじめとするスポーツや文化施設が整っていますが、それはボストンが、教育の町でもあるからです。100を越える総合大学や単科大学があり、有名なところではハーバート大学、ボストン大学やケンブリッジ大学、そしてマサチューセッツ工科大学があります。また音楽ではバークリー音楽大学なども有名です。

野口健の出身地、ボストンのグルメは、クラムチャウダーにフィッシュアンドチップス

ボストンは、移民初期に作られた歴史ある町で、イギリスニューイングランド地方の伝統が色濃く残っています。中でも有名なのはクラムチャウダー。ウエスティンホテル1階のレストラン「ターナー・フィッシュリーズ」が、ボストンで一番おいしいと言われているとか。
そしてもう1つが、フィッシュアンドチップス。町中のパブや出店で食べられるので、食べ比べもいいかもしれません。季節が合えばロブスターや牡蠣なども最高です。スイーツでは、ボストンクリームパイがおすすめ。パイと名がついていますが、カスタードクリームを挟んだ2層のスポンジケーキに、上からチョコレートグレイズをコーティングしたケーキで、これぞアメリカ。甘くてボリュームたっぷりなスイーツです。

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