岡本太郎名言集!「自分の中に毒を持て」の言葉にハッとさせられる!

岡本太郎名言集!「自分の中に毒を持て」の言葉にハッとさせられる!

岡本太郎の名言集が示す生きざま!自分の信念に基づいて突き進むエネルギッシュな人生!

岡本太郎は、「芸術は爆発だ」の名言や、「太陽の塔」など数々の作品を残した芸術家。その天才的なセンスと、エネルギッシュな創造性は、今見ても驚嘆させられます。そんな岡本太郎ですが、余人では及びもつかない名言も数あまた残しています。人生に行き詰まりを感じた際や、途方に暮れた際に、目から鱗が落ちること請け合いの岡本太郎名言集とはどのようなものでしょうか?

「眼の前にはなんにもない。ただ前に向かって身心をぶつけて挑む瞬間、瞬間があるだけ」「なんでもいいから、まずやってみる。それだけだ」など、これら名言集の中から見えてくるもの、それは、「自分が飛び込んだ道を迷わず突き進む」という生き様です。「怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ」には、立ち止まる余地すら残されていません。

何かと躊躇しがちな我々ですが、岡本太郎の名言集のように、「人生の目的は悟ることではありません。生きるんです。人間は動物ですから」と、時には動物的な本能に従って、自らの強い信念に基づき、エネルギッシュにひた走るという人生スタイルがあってよいのではないでしょうか。岡本太郎の「むしろ『成功は失敗のもと』と言いたい。その方が人生の面白さを正確に言いあてている」との名言を心に留めておけば、恐いものはなさそうです。

岡本太郎は、1911年2月26日生まれで、1996年1月7日に満84歳で死去。漫画家の岡本一平と、歌人にして作家のかの子の間に長男として誕生した岡本太郎は、幼少時から絵に親しんでいましたが、「絵を描くのは何のためか」という疑問に答えを出せないまま過ごします。1930年から1940年まではフランスに渡り、ある日、たまたま画廊へ立ち寄って目にしたピカソの作品に強い衝撃を受けた岡本太郎。

その後取り組んだ絵画制作は、ピカソを超えることに目標が置かれるように。第二次世界大戦後、日本へ活動の場を移し、絵画や立体作品を精力的に制作する一方で、『自分の中に毒を持て!』など数々の著書も出版。雑誌やテレビなどのメディアにも露出するなど、その活動は多岐にわたります。1970年に大阪で万国博覧会が開催された際に制作した『太陽の塔』は、現在も大阪のシンボルとして有名です。

岡本太郎『自分の中に毒を持て』の金言にハッとさせられる!波瀾万丈の人生が持つ重み!

岡本太郎といえば、変わり者、エキセントリックな芸術家という固定観念で見られがちです。しかし、岡本太郎の真の人間像は、デリケートで、極めてまっすぐ。実に人間くさい人でした。それがもっとも端的に表現されているのが、死去する3年前の1993年に出版された『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか』です。

岡本太郎が自らの人生を振り返りながら、どう生きたか、そしてどう考えたかを綴った入魂の一冊で、刺激満々のタイトルに違わない内容。岡本太郎自身の生涯に沿って文章が連ねられているため、どう感じ、どう思い、どのような決断をしたのかをたどれる、読み応えある著作となっています。

岡本太郎ならではの金言が随所にちりばめられており、その言葉が持つ重みにハッとさせられる『自分の中に毒を持て』。行動しない人間であれば、空虚な言葉としかなりませんが、波瀾万丈の人生を歩んだ岡本太郎だからこそ、傾聴に値する内容となっています。たとえば、「安易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ。(中略)結果が悪くても、自分は筋をつらぬいたんだと思えば、これほど爽やかなことはない」という一節があります。安定志向の現代人にとって、痛烈な問いかけと言えましょう。

「結果を恐れずに生きているか」と問われて「はい」と胸を張って答えられる人間が、果たしてどれほどいるでしょうか。『自分の中に毒を持て』の中では、「人間にとって成功とはいったい何だろう」と問いかけ、「結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか」と明快な答えを導き出している岡本太郎ですが、これは、『自分の中に毒を持て』内で繰り返し説かれる「運命を賭ける」というメッセージとリンクしています。岡本太郎自身のエネルギッシュで明快な語り口とあわせて、ぜひ一読をおすすめしたい一冊です。

岡本太郎の鯉のぼりにプレミア!ガチャガチャ、グッズ入手は急務!?

岡本太郎がデザインした鯉のぼり『TARO鯉』の販売中止でプレミアに!ネットでの価格はなんと86万4000円!

岡本太郎が制作した中で、プレミアものの逸品があることをご存じでしょうか?その名は『TARO鯉』。1981年に岡本太郎がデザインし、「東レ」と、鯉のぼりの老舗「太郎鯉」が共同で販売開始した鯉のぼりです。「太郎鯉」は、100年以上の歴史ある老舗。「太郎」つながりという縁から、岡本太郎が制作を請けたと伝えられています。

原色でデザインされたカラフルな鯉のぼりなのですが、これが逸品。岡本太郎自身も「この原色の鯉のぼりが空に舞っているのを見ると、自分が大空に舞っているかのように嬉しくなってしまう」と、鯉のぼりにメッセージを寄せています。『TARO鯉』は、2011年までは「岡本太郎美術館」内のミュージアムショップで購入することが可能でしたが、制作にあたっている工房の都合によって、2012年内で販売中止となってしまった模様。

どこをあたっても売り切れ状態とあって、この鯉のぼり『TARO鯉』は、現在、プレミア価格となっています。「岡本太郎ミュージアム限定品」と銘打たれた『TARO鯉』の現在の価格は、86万4000円!数年前でも50万円ほどしていましたが、今はさらにお宝となっていました。

岡本太郎のガチャガチャで代表作グッズ発売!1回400円でも入手は急務!

岡本太郎生誕100年記念のガチャガチャグッズが発売されています。2011年、岡本太郎生誕100年となることを記念して開催された、展覧会会場のオフィシャルフィギュアとして登場したのが、いわゆるガチャガチャの「岡本太郎アートピースコレクション」。発売元は、リアルなフィギュア作りで定評のある株式会社海洋堂です。「岡本太郎アートピースコレクション」は、「1.太陽の顔のマケット」「2.動物」など、岡本太郎の往年の代表作9作品が、ガチャガチャ用のフィギュアグッズとなった一連のシリーズ。展覧会場のみの限定販売という前提で、生産数は少なめだったため、もともと入手困難でした。

しかし、リクエストの声が根強かったため復活。さらに第2弾として、9作品(1.顔のグラス、2.若い太陽の塔、3.太陽の塔、4.青春の塔、5.ノン、6.リボンの子、7.マスク、8.梵鐘、9.こどもの樹)がセレクトされていますが、やはりなんといっても、イチ押しは「太陽の塔」でしょう。近年のガチャガチャの例にもれず、定価は1回400円とお高めですが、コレクター垂涎の珍品揃いですから、入手は急務といえそうです。

岡本太郎『太陽の塔』ドキュメンタリー映画の監督を公募!多忙な中で街頭スポットに作品を作った旺盛な制作意欲!

岡本太郎の『太陽の塔』は、大阪のシンボルとして親しまれてきました。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会、通称「大阪万博」の会場に、テーマ展示館として作られ、約920万人の来館者に多くの感動とインパクトを与えた『太陽の塔』。制作を手掛けた岡本太郎の「とにかくべらぼうなものを作ってやる」という気概を示すかのように、空に向かってそびえ立っています。その『太陽の塔』をテーマに取り上げた、長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔(仮)』の製作が発表されました。

これまでの映画製作と一味違うのは、監督が公募により選出されるという点。応募資格は、『太陽の塔』への愛情があることと、映像制作に従事した経験や技術の持ち主ということ。これを満たしていれば、年齢や国籍に関係なく応募することが可能となります。オフィシャルサイトで募集要項などの詳細が示されているので、我こそはという方は応募してはいかがでしょうか。

さて、岡本太郎の作品が見られるのはなにも『太陽の塔』に限ったことではなく、身近な街頭にも、岡本太郎作品が見られるスポットはいくつか存在します。たとえば、銀座・数寄屋橋公園の『若い時計台』や、四谷・持田製薬株式会社の正面玄関にある『歓び』。

そごう横浜店の『太陽』などが代表的なところです。あちこちで作品が見られるということは、岡本太郎が、各方面から手広く制作依頼を請けていた証。そんな多忙な中でも、旺盛な制作意欲を示し続けてきた岡本太郎のエネルギッシュさには脱帽するよりほかにありません。波瀾万丈の人生とあわせて、岡本太郎ほどのスケールを持つ芸術家は、当分現れないのではないでしょうか。

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