尾上寛之は殺人犯役が似合いすぎる演技派俳優！子役時代は「朝ドラ王子」と呼ばれていた！
尾上寛之は殺人犯役が似合いすぎる演技派俳優！
尾上寛之（おのうえひろゆき）は、子役時代から活躍している芸歴20年以上になる俳優です。近年は、殺人犯役の演技でも注目を集めています。
2018年に放送された石原さとみ主演のドラマ「アンナチュラル」では、第8話から登場。尾上寛之が演じた高瀬文人は一見弱々しい人物ながら、実は一連の殺人事件の犯人だったというサイコパス。自らのルールにのっとって冷酷に殺人を繰り返す猟奇的な殺人犯で、正体が明かされるにつれて狂気が増していく尾上寛之の演技に戦慄した方も多かったのではないでしょうか。
その後、同年に放送された坂口健太郎主演のドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」にも第2～4話まで、連続殺人事件の犯人・田中仁志役として出演。「アンナチュラル」の時とはまた違う、心に闇を抱える不気味な犯人像を演じて見せ、多くの視聴者にインパクトを与えました。
そんな演技力の高さを裏付けるかのように、2018年だけでもすでに5作品以上のテレビドラマに出演している尾上寛之。復讐劇を描いたディーン・フジオカ主演ドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」にも出演し、「演技派俳優」「カメレオン俳優」としての知名度を上げています。
尾上寛之は子役時代に「朝ドラ王子」と呼ばれていた！
尾上寛之は9歳の時に、NHK朝の連続テレビ小説「ぴあの」にレギュラー出演しています。小学生の頃から日本芸能センターでレッスンを受けていた尾上寛之にとって、この朝の連ドラが初レギュラー作品になりました。
朝ドラ「ぴあの」は竹下景子を筆頭に、萬田久子、國生さゆり、純名里沙の四姉妹が織りなす物語。ヒロインを演じたのは、四姉妹の末っ子・桜井ぴあの役の純名里沙です。当時、宝塚歌劇団の雪組で活躍していた純名里沙が抜擢されたことで大きな話題になりました。尾上寛之は、萬田久子演じる次女・桜井海鈴の息子・柴田正樹役として出演。平均視聴率25.5%、最高視聴率はなんと30.6%という高視聴率ドラマにて華々しくデビューを果たしています。
その後も尾上寛之は、1996年の「ふたりっ子」や、翌年の「甘辛しゃん」、2003年の「てるてる家族」など、NHKの朝ドラに多数出演し、その人気ぶりから「朝ドラ王子」という異名で呼ばれるまでに。近年も、2017年放送の朝ドラ「ひよっこ」に角谷太郎役で出演するなど、目の肥えた朝ドラファンから愛され続けています。
尾上寛之は二代目尾上松也の親戚？！結婚、プライベートは謎のベールに包まれている！
尾上寛之は二代目尾上松也の親戚？！歌舞伎界との関係は？
尾上寛之には「歌舞伎界と関係があるのではないか」という噂があるようです。たしかに、「尾上」と聞いて思い浮かぶのは、尾上菊之助や尾上松也、尾上右近といった歌舞伎役者たち。尾上松也や尾上右近はバラエティ番組などに出演することも多いので、歌舞伎に詳しくない方でも見かけたことがあるのではないでしょうか。
同じ名字であることから、ネット上では「尾上松也と兄弟では？」あるいは「親戚では？」とも言われている尾上寛之。しかし、そのような事実はありません。噂の根拠となっている尾上寛之という名前は芸名で、本名は井上龍一と言うそうです。
尾上寛之の結婚、プライベートは謎のベールに包まれている！
尾上寛之は俳優業以外でテレビ番組に出演することがないので、プライベートについての情報はほとんど明かされていません。近年はSNSでプライベートについて発信する俳優も多いですが、尾上寛之はツイッターをはじめ、フェイスブックもインスタグラムも行っていないようです。
話題のドラマで複数回にわたって殺人犯役を演じたことでにわかに注目度が高まってからというもの、恋人の存在や結婚歴を気にしている方も多いようですが、熱愛報道や結婚にまつわる噂などはこれまでのところ皆無となっています。むしろ、プライベートが謎のベールに包まれてミステリアスな雰囲気が漂う点も、俳優としての尾上寛之の魅力の1つになっているのではないでしょうか。
尾上寛之が大河ドラマ「西郷どん」に大隈重信役で出演！
尾上寛之が、2018年1月から放送中されているNHKの大河ドラマ「西郷どん」に大隈重信役で出演することが発表されました。すでに物語の終盤に差し掛かろうとしている「西郷どん」ですが、10月21日の放送回からは、ついに激動の明治時代に突入します。物語最大の見せ場に向けては、9月に入ると追加キャストが発表。これまで「龍馬伝」や「花燃ゆ」にも出演経験がある尾上寛之の他にも、映画「万引き家族」で話題沸騰となった人気子役の城桧吏（じょうかいり）や、今井悠貴、忍成修吾らが出演します。
大隈重信は最初に政党内閣を組織して首相になった大物で、早稲田大学の創設者としても有名です。鈴木亮平演じる西郷隆盛に嫌われていたという通説もありますが、大河ドラマ「西郷どん」では、どのような関係性が描かれるのでしょうか。10月7日に放送された第37話の平均視聴率がとうとう一桁台になり、視聴率低迷も話題になっていますが、尾上寛之らフレッシュな顔ぶれが揃う新章に突入することで、視聴率の回復にも期待したいところです。
どこにでもいそうな現代的な好青年と見せかけて、不気味さと怖さを併せ持った殺人鬼役を見事に演じ、真の演技派俳優として注目を集めつつある尾上寛之。もちろん、これまでには、殺人鬼役以外にも多くの役柄を演じてきました。そのキャリアをもって「カメレオン俳優」とも呼ばれる尾上寛之が、次はどのような変貌ぶりを見せてくれるのかも楽しみです。
