太田りゆが陸上選手を諦めたワケ!競輪の師匠は早川成矢
太田りゆが陸上選手を諦めたワケ!驚異の脚力のヒミツとは?
1994年8月17日生まれで、埼玉県出身の太田りゆ(競輪)は、ガールズケイリンに挑戦する前は陸上選手として活躍していました。生粋のスポーツ少女として育った太田りゆは、小学生の時にはバスケットボール、中学・高校時代には陸上800mの選手となり、東京女子体育大学へ進学します。
しかし、中学・高校と続けてきた陸上部には入れませんでした。それは、東京女子体育大学の陸上部で活動するためには、ウェア代や遠征費用など多額のお金が必要だから。家計に余裕のなかった太田りゆは、金銭的な事情から陸上部を諦めざるをえませんでした。
とはいえ、自転車は全くの初心者であったにもかかわらず、ガールズケイリンを目指すことにした太田りゆがすぐに日本競輪学校の試験をパスできたのは、陸上で長年鍛え上げた脚力があったからと言えます。
太田りゆ(競輪)の師匠は早川成矢!師事したきっかけは足のサイズとシューズ!?
太田りゆ(競輪)は、日本競輪学校時代に早川成矢に師事していました。2人が師弟関係に至るきっかけとなった場所は、大宮競輪場です。ホームバンクが大宮競輪場である早川成矢に挨拶した当時の太田りゆは、まだ自転車競技用のシューズすら持っていませんでした。それに気づいた早川成矢は、一緒に自転車屋へ出向き、太田りゆに合うシューズを選んでくれたと言います。
しかし、なかなか良いシューズが見つかりません。そこで、太田りゆと足のサイズが一緒だった早川成矢は、自前のシューズをプレゼントすることに。その後、太田りゆの練習を見るようになった早川成矢は、そのまま太田りゆの師匠として面倒を見る決意を固めました。
太田りゆが東京オリンピック出場選手候補に!
太田りゆが東京オリンピック出場選手候補に!順風満帆に見えた競技生活の裏で実は苦しんでいた
太田りゆ(競輪)が、2020年に開催される東京オリンピックの出場選手候補に選出されました。デビュー戦でいきなり優勝するなど、順風満帆に見える競技生活を送っている太田りゆは、2017年のアジア選手権でも、チームスプリントに出場し、3位に食い込む健闘ぶりです。
また、国際自転車競技連合が開催するトラックワールドカップの第1戦では、女子チームスプリントの日本記録を更新。東京オリンピック候補に決定するのも納得な成績を残してきました。しかし実は、華やかな成績の裏で苦しんだ時期もあったことを明かした太田りゆ。
驚異的な速さで成長してきた彼女は、身体的には準備万端であったものの、少し前までは普通の大学生だったため、選手として競技に臨むという状況に精神面がついて行きませんでした。それをいち早く見抜いたのは、現在、日本代表チームの短距離ヘッドコーチを務めるブノワ・ベトゥです。彼が、オフの日は無理をしてでも外出させ、息抜きの大切さを伝えたことで、「いい意味ですごい開き直れた」太田りゆは、自転車競技を純粋に楽しむ心を取り戻しました。
太田りゆは美意識の高さも超一流!競輪学校時代の反動?!
2017年7月にガールズケイリンでデビューした太田りゆ(競輪)は、美意識の高い女子競輪選手として注目されています。早くも、そのかわいさから、レースで一際大きな声援が送られる選手の1人になりました。もともとオシャレが好きだった太田りゆですが、規則が厳しいことで有名な日本競輪学校ではお化粧は禁止。また、女子はショートカットでなければいけないという規則もあったため、かなりつらい環境でした。
しかし、日本競輪学校を卒業し、ガールズケイリンの選手として活躍するようになった現在の太田りゆは、まつ毛エクステンションやネイルアートなどを駆使してオシャレを満喫中です。持ち前の美意識を存分に発揮して、かわいさにさらなる磨きをかけています。
太田りゆが「ジャンクSPORTS」で語った驚きの転身理由とは
2018年4月15日にフジテレビ系で放送されたバラエティ番組「ジャンクSPORTS」に出演した太田りゆ(競輪)は、陸上選手を諦めた経緯や、競輪選手に転身した理由を明らかにしました。太田りゆの両親は、彼女が東京女子体育大学へ進学した時期に離婚しています。そのため、金銭的な理由から部活動を継続することは難しくなり、陸上選手の道を諦めざるをえなくなりました。
そこで、少しでも収入を得ようと考えた太田りゆは、携帯電話で「女性でも稼げる方法」を検索。検索結果の中から「公営ギャンブルの選手」という項目を見つけ、陸上選手だった経験を存分に生かせると考えたことから、競輪選手になることを決意します。この時、番組内で太田りゆが披露したのが、ギャル風メイクで友人たちと撮ったプリクラです。
「新宿で3件ほどはしごした時に撮った」というそのプリクラは、競輪選手になる決意を友人に伝えた日の記念写真でもあると説明し、スタジオ中を驚かせました。持ち前の脚力を生かして、ここまでとんとん拍子に勝ち進んできている太田りゆの、メイクやヘアスタイルの写真がアップされているツイッターを楽しみにしているファンも少なくありません。東京オリンピックまで2年となった今、この勢いのまま、あとどれくらい成長を遂げるのかも非常に楽しみです。