鳳蘭の元旦那は幼なじみの医師だった!現在、孫4人のおばあちゃんに!
鳳蘭の元旦那は幼なじみの医師だった!結婚生活がストレスで離婚?!
現在はミュージカル女優として活躍している宝塚歌劇団の元星組トップスター鳳蘭(おおとりらん)。ステージ映えする彫りの深い西洋的な顔立ちが魅力ですが、実は両親はともに中国人なので、欧米とのハーフというわけではありません。
兵庫県神戸市で生まれ、現在は日本国籍を取得しています。宝塚で活躍を続けている頃から、父親に「結婚しろ」と言われ続けていた鳳蘭は、1979年に人気絶頂のまま宝塚を退団。1980年に、幼なじみという中国籍の男性と結婚しました。結婚生活の最中に2人の娘を授かったものの、宝塚時代とは全く異なる結婚生活でストレスが限界に達したため1986年に離婚。その後は、ずっと独身を貫いています。
鳳蘭、現在は4人のおばあちゃんに!孫にタカラジェンヌの夢を託す?!
鳳蘭は、娘2人をタカラジェンヌにしたかったそうです。しかし、2人そろって宝塚には興味がなく、長女の由梨さんはOLとして働くようになり、次女の荘田由紀は文学座所属の舞台女優になりました。現在、鳳蘭の娘たちはそれぞれ結婚していて子供もいます。
孫は4人いると言い、初孫が生まれた時には「絶対に宝塚に行かせたい」と語っていたとか。4人のうち何人が女の子かは分かりませんが、鳳蘭がタカラジェンヌの夢を託している孫が、いつか大きな話題になるときが来るかもしれないと思うと楽しみです。
鳳蘭の伝説エピソードまとめ!ファンクラブ(後援会)の特典など詳細は?
鳳蘭の伝説エピソードまとめ!おおらかで愉快な人間性が魅力
宝塚の黄金期を築いた一人とも言える鳳蘭には、彼女の人となりをうかがわせるエピソードがいろいろあります。宝塚音楽学校時代のこと、母親の名前から「鳳」をもらって鳳蘭という芸名に決めたものの、彼女は「鳳」という漢字をまともに書くことができなかったとか。また、舞台のソロの場面で歌詞を忘れてしまったときには、「忘れたー」と堂々と歌うことで観客を楽しませ、失敗を見事にプラスに転換してみせました。
宝塚時代は、「風と共に去りぬ」のレット・バトラー役など渋めの男性役が多かった鳳蘭は、女学生や独身女性よりも人妻に人気があったと言います。鳳蘭の舞台を観た後は、帰宅しても夫の顔は絶対に見ないというファンが続出!なぜなら、カッコイイ鳳蘭を見てしまうと夫の顔にガッカリしてしまうから……。包容力のある大人の男性役がぴったりな鳳蘭ですが、それには愛が必要だと語っています。愛情あふれ、おおらかで愉快な人間性が、たくさんの人を魅了するのでしょう。
鳳蘭ファンクラブ(後援会)の特典にはスペシャルカレンダーも!
宝塚退団後も、舞台女優として華麗に活躍している鳳蘭には、株式会社鳳蘭事務所が運営する後援会があります。ファンクラブ(後援会)の会員になると、会報やスペシャルカレンダーが送られてくるほか、後援会が企画したいろいろなイベントに参加することも可能です。枚数に限りはあるようですが、公演チケットを優先的に取ることもできます。気になる方は、株式会社鳳蘭事務所の公式ホームページで詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
鳳蘭が「屋根の上のヴァイオリン弾き」に出演!全力で演じきる!
鳳蘭は、2017年12月5~29日まで公演されている舞台「屋根の上のヴァイオリン弾き」にゴールデ役で出演しています。1967年に日本で初めて公演された「屋根の上のヴァイオリン弾き」の上演50周年という記念すべき年に抜擢された鳳蘭は、4年ぶりの出演です。ロシア時代の寒村アナテフカが舞台で、酪農を営むユダヤ人一家の物語が描かれる本作。
鳳蘭演じるゴールデは、市川正親演じる夫のテヴィエとの間に5人の娘を持つ母親です。5人の娘たちの結婚をめぐって物語は展開していきますが、ゴールデの思いは、鳳蘭自身が自分の娘たちを思う気持ちと重なるものもあるそうで、役になりきって全力で演じていると明かしています。
70歳を超えた今でも多くの舞台で活躍中の鳳蘭は、どのような役柄を演じるときにも、その役に入り込み、空気や匂いで演じているとか。舞台「屋根の上のヴァイオリン弾き」では、逆境の中で強く生きるユダヤ人の姿を演じるために、ユダヤ人迫害についての歴史も学んだそうです。そんな中で思い出したのは両親のことや幼い頃のことでした。
鳳蘭の両親は、上海から渡ってきた中国人です。外国人居留区で生まれた鳳蘭は、「日本では目立たないようにして生きなければならない」と父親から言われていたと言います。しかし、彫りの深い顔立ちは、黙っていても目立ってしまうもの。実際、鳳蘭は、鼻が高いというだけでいじめられたこともあったそうです。
その容姿を魅力的だと受け入れてくれたのが宝塚でした。そのため、宝塚との出会いは「運命であり宿命」と語る鳳蘭がトップスターになることができたのは、天真爛漫に見えても、その魅力をさらに輝かせるために陰の努力も怠らなかったからでしょう。これからも太陽のように明るい笑顔でステージに華を添え続けてほしいですね。