須藤理彩と亡くなった夫・川島道行の結婚生活、子供は?舞台「娼年」での演技が話題に

須藤理彩と亡くなった夫・川島道行の結婚生活、子供は?陸上競技の超アスリートだった

須藤理彩と夫・川島道行の結婚生活、2016年に見送るまで……

須藤理彩(すどうりさ)は、1998年に放送されたNHK連続テレビ小説「天うらら」でドラマ初主演を務めた女優です。須藤理彩は、2006年11月6日に、ロックユニットBOOM BOOM SATELLITESの川島道行との結婚を発表しました。2人が出会ったきっかけは共通の友人で、約2年の交際を経て結婚。すでに須藤理彩が妊娠7カ月とだったので授かり婚ということになります。

夫・川島道行は、BOOM BOOM SATELLITESの中で、ボーカルとギターを担当。欧州のロックフェスに参加したり、欧米ツアーを敢行したりと、まさに順風満帆の日々を送っていました。しかし2016年5月に、ユニットは解散。理由は、川島道行の病気によるものでした。

川島道行は、1997年、BOOM BOOM SATELLITESがデビューした直後に脳腫瘍が見つかり、それまでに何度も再発しながらも、音楽活動を続けるのと並行して治療を続けてきました。2015年4月に、ニュース番組「NEWS ZERO」に出演した際には、自身の口から悪性腫瘍であることを公表しています。

同年9月にまたもや再発が見つかり、この時の病状の重さから解散を決意したようです。しかし治療は及ばず、2016年10月9日に、川島道行は他界しました。享年47歳でした。長らく共に活動してきたBOOM BOOM SATELLITES中野雅之は、最後の頃の様子を、「ミュージシャンとしての役割を終えて家族と穏やかに過ごしている」としながらも、「意思の疎通も難しくなってきていた」と明かしています。

川島道行が、須藤理彩との間に遺していった子供は2人。2007年1月30日に第一子女児が、2011年10月20日に第二子女児が誕生しました。須藤理彩の結婚生活は、夫・川島道行の病気を支えながらだったことでしょう。まだ子供も小さいですが、悲しみを乗り越えて強く生き抜いて欲しいですね。

須藤理彩は陸上競技の超アスリートだった!その速さで撮影車両も抜き去った

須藤理彩は、高校生の頃、陸上競技選手でした。その実力は、200mで25.2秒の記録を出して神奈川県1位になるほどです。インターハイでは準決勝まで進み、全国ベスト16に入るレベルのスプリンターだったと言います。当然将来を期待されていましたが、練習中に怪我してしまったことが原因で、陸上選手という夢を諦めざるを得なくなりました。

とはいえ、その健脚が隠せるわけもなく、バスを追いかけるシーンを撮影していたときには、須藤理彩が走るのが早すぎるあまり、撮影用の車両に追いついてしまったというエピソードも。では、どうして陸上競技の世界から芸能界へ入ることになったのでしょうか?

それは、須藤理彩の姉が大の福山雅治のファンだったことから、「福山雅治に会えるかもしれない」という理由で「100時間オーディション」に応募して合格したからです。NHK朝ドラ「天うらら」でブレイクしたことをきっかけに一気に人気女優の仲間入りを果たした須藤理彩は、間に結婚や妊娠出産を挟みながらも、順調にキャリアを重ねています。

須藤理彩は朝ドラ「天うらら」でブレイク!「娼年」など舞台でみせる演技も凄い!

須藤理彩は朝ドラ「天うらら」でブレイクした女優!

須藤理彩は、まだデビューして日も浅い22歳の時、2000人近くも応募があったというヒロインオーディションの中から、見事、朝ドラ「天うらら」の主役に抜擢されました。物語は、主人公うららが女性棟梁を目指すというストーリー。当時はあまり普及していなかったバリアフリー住宅についても取り上げられて、話題になりました。

その結果、「天うらら」は、平均視聴率27.7%を記録するなど大ヒット!この数字は、近年大ヒットしたと言われている朝ドラ「とと姉ちゃん」や「花子とアン」「ちゅらさん」よりも高い視聴率。デビューしたてで演技経験も浅い須藤理彩でしたが、うらら役がぴったりとハマリまりました。

朝ドラのヒロインでブレイクした須藤理彩は、有名作品に次々に出演し、テレビドラマや映画はもちろん、CMや舞台へと幅広いジャンルで活躍しています。

須藤理彩が舞台でみせる演技も凄い!話題作「娼年」での演技が話題に

2016年に開演された舞台「娼年(しょうねん)」。池袋ウエストゲートパークシリーズでもお馴染みの小説家・石田衣良初の恋愛小説を舞台化したもので、松坂桃李が主演を務めました。高岡早紀演じる静香が経営するボーイズクラブで、松坂桃李演じる領が娼夫となり働くことになったところから物語は始まります。

舞台タイトルの「娼年」とは、男性の娼婦を「娼夫」と呼ぶことに対し、青年であることから「娼年」と名付けられているとか。性的な描写も激しい「娼年」はR-15指定で、出演するメインキャストそれぞれにベッドシーンがあり、体当たりの演技が見られると話題になりました。須藤理彩が演じたのは、領を買う女性客の1人、イツキ役。変わった性癖を持っている1人でしたが、その演技がリアルだと、須藤理彩の演技力の高さを評価する意見も多く見られました。

それまでの須藤理彩は、正義感が強く真面目な役が多いなど、どちらかというと汚れのない清純なイメージでした。しかし、女優としてキャリアを積み、年齢も重ねていく中で、「つねに新しい自分を表現したい欲求が強くて。みなさんが驚くようなことにあえて挑戦したい」と、チャンレンジ精神が強くなっていったと言います。出会うべくして出会ったイツキ役で、演技力の幅が広がっていることを強く印象付けました。

須藤理彩が中秋の名月に「月」を見上げて思うこととは?

2017年10月4日の中秋の名月の日に、ラジオのメインパーソナリティとして須藤理彩が登場しました。それが、月にちなんだ楽曲を14時間30分にわたり流すという、ラジオNIKKEI第2で放送された特別番組「月見酒の日『MoonMusic1004』」です。

オリジナル・ラブの田島貴男や、エレキコミックのやついいちろう、篠原ともえなど、月にちなむ楽曲を持つアーティストのコメント出演も交えながら、須藤理彩の落ち着いた声色のナビゲートが月夜に響き渡りました。事前の出演者コメントでは、「最近SNSで富士山と月の写真にはイイネを決まって押してしまう」「中島みゆきの『月はそこにいる』を聴きながら月を見ていると勇気がわいてくる」と綴った須藤理彩。

この5日後の10月9日は、最愛の夫でミュージシャンの川島道行と死別してからちょうど1年となる命日。音楽番組の仕事に向かう際には、特別な思いもあったかもしれません。須藤理彩は、自身のツイッターで、命日の前日に、今は亡き夫に向けてツイートしています。文末には「感謝と尊敬。愛を」の言葉があるなど、今もなお変わらない深い愛情を感じさせられるようです。

つらい別れを乗り越え、幼い子供たちを育てながら、2017年も休業することなく活動している須藤理彩。その姿には、母親として、あるいは女優としてのたくましさを感じさせられます。2016年の舞台「娼年」で見せた体当たりのお芝居も記憶に新しいところ。これからも、チャレンジ精神を失わず、演技派女優としてたくさんの作品に出演していってほしいですね。

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