映画「ファントム・スレッド」主演ダニエル・デイ=ルイスが引退か!?第90回アカデミー賞6部門にノミネート

映画「ファントム・スレッド」のあらすじネタバレ!監督・脚本はポール・トーマス・アンダーソン!

映画「ファントム・スレッド」1950年代のロンドン!ファッション業界が舞台の新作映画

映画「ファントム・スレッド」は、2017年12月公開のアメリカ映画で、舞台は、1950年代ロンドンのファッション業界です。オートクチュールの仕立屋で完璧主義者のレイノルズ・ウッドコックは、ロンドンのファッション業界でトップに立ち注目を集めていました。

しかし、ウェイトレスをしていた若い女性アルマに恋をして、ファッション業界に招き入れたことをきっかけに状況は一変。結婚した2人でしたが、完全な調和が保たれていたレイノルズの生活が乱されるなどして関係は悪化していきます。そうした中、2人の関係を修復しようと考えたアルマは、レイノルズに毒を盛ることにして……。

映画「ファントム・スレッド」で監督・脚本を務めるのは世界三大映画祭を受賞したポール・トーマス・アンダーソン

映画「ファントム・スレッド」で監督・脚本を務めるのは、ポール・トーマス・アンダーソンです。同じく監督&脚本を兼任した1977年の映画「ブギーナイツ」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされると、その後は賞レースではお馴染みな存在になりました。2000年公開のトム・クルーズ主演映画「マグノリア」でベルリン国際映画祭金熊賞、2002年公開のロマンティックコメディ映画「パンチドランク・ラブ」でカンヌ国際映画祭監督賞を獲得したポール・トーマス・アンダーソン。

2012年の映画「ザ・マスター」でヴェネツィア国際映画祭監督賞を受賞したことで、世界三大映画祭すべてで監督賞を受賞するという快挙を達成しました。いずれの作品でも監督と脚本を兼任してきたポール・トーマス・アンダーソンは、映画「ファントム・スレッド」では撮影監督も務めることで、映像へのこだわりを見せています。

映画「ファントム・スレッド」主演ダニエル・デイ=ルイスが引退か!?第90回アカデミー賞6部門にノミネート!

映画「ファントム・スレッド」を最後にアカデミー俳優ダニエル・デイ=ルイス引退か!?

映画「ファントム・スレッド」の主人公、エキセントリックなレイノルズ・ウッドコックを演じているのは、2014年にナイト称号が授けられた俳優のダニエル・デイ=ルイス。映画「マイ・レフトフット」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」でアカデミー賞「主演男優賞」を3度も受賞している名優です。実は、1997年公開映画「ボクサー」に出演して以降、靴屋の修行をするために一時俳優業を休業していたこともあったダニエル・デイ=ルイス。

マーティン・スコセッシ監督に説得されて、2002年の映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」で俳優復帰を果たしています。しかし、この「ファントム・スレッド」公開後に、今度は本当に俳優業を引退すると表明。かつての靴職人に続き、映画「ファントム・スレッド」でも描かれているファッション業界で活動する予定だと伝えられています。

映画「ファントム・スレッド」は第90回アカデミー賞で6部門にノミネート!受賞期待が高まる

賞レースではすっかりお馴染みのポール・トーマス・アンダーソン監督や、名優ダニエル・デイ=ルイスが出演していることから、公開当時からアカデミー賞受賞の期待が高かった映画「ファントム・スレッド」。巷の期待と予想通り、第90回アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞、助演女優賞、監督賞、作曲賞、衣装デザイン賞の計6部門にノミネートされています。

第90回アカデミー賞が開催されるのは、2018年3月4日、ロサンゼルスのハリウッドにあるドルビー・シアターで、本年度の司会は、コメディアンのジミー・キンメルが務める予定です。多くの良質な社会派作品を送り出してきたポール・トーマス・アンダーソン監督が新境地に達したとも評されている本作の賞レースの行方は、映画ファンならば誰もが気になるところでしょう。

映画「ファントム・スレッド」で音楽を担当するのはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド!

映画「ファントム・スレッド」は、賞レース常連監督のポール・トーマス・アンダーソンと、史上最多のアカデミー主演男優賞受賞俳優であるダニエル・デイ=ルイスがタッグを組んだことでも注目を集めています。実はこの2人は、さかのぼること10年前の第80回アカデミー賞で、作品賞を含む8部門にノミネートされた「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でもタッグを組んでいた名コンビです。

その他にも、本作には、スパイ映画「誰よりも狙われた男」のヴィッキー・クリープスや、2014年にローレンス・オリヴィエ賞「最優秀主演女優賞」を受賞したレスリー・マンヴィルなど注目のキャストが出演。さらに、イギリスの超人気ロックバンド・レディオヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッドが音楽を担当していることでも話題になっています。

レディオヘッドは、グラミー賞を受賞した世界的人気を誇るロックバンドで、ジョニー・グリーンウッドは、さまざまな楽器を器用にこなすバンドの中核メンバーです。ポール・トーマス・アンダーソン映画では、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」と「ザ・マスター」「インヒアレント・ヴァイス」の3作でも音楽を担当。「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」では、英国アカデミー賞やグラミー賞にノミネートされるなど、映画界でも高い評価を獲得してきました。

フルオーケストラの音楽で作品を彩った映画「ファントム・スレッド」では、アカデミー賞「作曲賞」にノミネート。こちらの行方も気になります。映画「ファントム・スレッド」の日本公開日は5月26日。アカデミー賞に6部門もノミネートされたことで注目度は高まる一方ですが、アカデミー賞を受賞することになれば、さらに大きな話題になりそうで楽しみです。

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