斉藤こず恵は国民的人気子役だった!知られざる激動の半生とは?

斉藤こず恵が国民的人気子役だった時代!芸能界を離れた理由とは?

斉藤こず恵は実は国民的人気子役だった!坂上忍とは幼馴染み!

斎藤こず恵は、坂上忍や杉田かおると並び、元祖国民的人気子役と呼ばれた女優です。しかも、杉田かおるとは同じ劇団で、坂上忍とは幼馴染みでした。若い世代には、国民的子役といわれてもピンとこないかもしれませんが、1974年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「鳩子の海」では、主人公の鳩子の少女時代を熱演。視聴率は最高で53%を超え、斎藤こず恵は、天才子役として一躍有名になりました。

さらに、1976年には、シングル「山口さんちのツトム君」を発売してこちらも大ヒット。そのため、斎藤こず恵の名は日本中の知るところとなり、まだ子供でありながら多忙をきわめたといいます。

斉藤こず恵が芸能界を離れた理由とは?中学生でアメリカ留学へ!

小学生にして、国民的なスター子役となった斎藤こず恵。CMやドラマの依頼は途切れることなく、学校と仕事場を往復する日々を送っていたといいます。しかし、3歳の頃から劇団に所属し、ブレイク後は、放課後に友達と遊ぶ時間もない生活で、学校には友達もおらず寂しかったそうです。

そのため、斎藤こず恵は、中学生になると芸能界を離れます。「学校の友達と普通にテレビの話題で盛り上がったり、自分の将来を自由に考えたりする時間が欲しかった」と、当時を振り返って語っています。とうとう、中学生にして、周囲に自分を知る人のいないアメリカに留学をするまでに至りました。

斉藤こず恵と両親の壮絶な関係!甲状腺がんを患っていた!

斉藤こず恵と両親の壮絶な関係!隠し子報道からいじめへ

人気子役の地位を捨て、中学生でアメリカ留学を果たします。日本を離れた理由の一つには、両親との関係もあったようです。なんと、斎藤こず恵は、父親の隠し子でした。斎藤こず恵は、会社社長だった父親と不倫した母親との間に生まれた、いわゆる「愛人の子」。

父には、本妻と3人の息子がおり、もちろん両親は未入籍でした。その事実を、雑誌記者の口から知らされたといいます。両親のことが週刊誌に報じられると、周囲から中傷を受けたり、いじめられるように……。斎藤こず恵が日本を離れたくなるのも当然だったのもしれません。

斉藤こず恵は甲状腺がんだった!がんを克服できたのか?

隠し子だったという過去を背負っている斎藤こず恵が抱えている壮絶な過去は、それだけではありません。2007年には、甲状腺がんを患っています。当時、全身に強い倦怠感があり、検査を受けたところ、甲状腺機能低下症という診断を受けました。さらに詳細な検査を受けると、甲状腺がんであることが判明しました。

ここから抗がん剤による治療が始まります。2011年に治療は終了しており、現在は経過観察の状態にあるそうですが、元気に芸能活動を続けているところをみると、ほぼ克服したといっていいのかもしれません。

斎藤こず恵は過酷すぎる過去のせいで激太りした?

隠し子、甲状腺がん、と壮絶な過去を抱えていた斎藤こず恵。最近では、ふくよかな体型をいかして、フジテレビ「痛快TV スカッとジャパン~ワガママ悪女をスカッと成敗SP~」で、「食いしん坊な母ちゃん」キャラを演じ、視聴者の注目を浴びています。この番組では、宍戸美和公演じる「ケチケチ母ちゃん」や、木下ほうか演じる「イヤミ課長」といった人気キャラクターが誕生しているだけに、斎藤こず恵もその仲間入りを果たすかもしれません。

現在の激太りした姿からは想像がつかないかもしれませんが、もともとは、坂上忍や杉田かおると並ぶ国民的人気子役でした。しかし、激太りの原因は、元をたどると壮絶すぎる人生にあったのかもしれません。斎藤こず恵が太りだしたのは、子役時代だった小学生の頃。「鳩子の海」での大ブレイクで注目が集まりましたが、同時に、隠し子であることが週刊誌で報じられると、周囲から心ない言葉を浴びせられるように。

そのストレスのせいか太りだしますが、当時はまだ芸能界で活躍していましたから、ダイエットをせざるをえなかったといいます。中学生になると、いじめが落ち着くどころか、さらに過酷さを増し、鬱になった斎藤こず恵は、一時は自殺未遂をはかったこともあったそうです。

そんな状況から抜け出すために日本を脱出し、アメリカへ留学を果たします。29歳の頃には、アメリカ人の実業家と結婚。ついに幸せをつかんだかに見えました。幸せの絶頂にありましたが、父が末期がん、母が介護疲れで倒れてしましまったことから、母の求めに応じて帰国することになります。

さらに、妹が妊娠中毒症で腎不全となり、妹の子供の面倒もみることに……。そんな中、日本とアメリカとに離れ離れとなったことで、夫ともすれ違いが生じて2002年には離婚となりました。一人ですべてを背負う日々のストレスで、さらに太りだした斎藤こず恵は、体重100キロを越えました。

しかも、末期がんを患い、死を覚悟した父から財産放棄を頼まれたことで、深いわだかまりを抱えることになります。その後、父が認知症を患ったことから始まった過酷な介護生活の中、財産放棄をしていたにもかかわらず、周囲からは遺産狙いと言われることもありました。

2007年にはその父も永眠しますが、母からは、父が斉藤こず恵に深い愛情を持っていたことを知らされます。不倫関係であっても、どんなことがあっても2人で面倒をみようと将来を誓い合っていたことを聞き、「望まれてきた子でよかった。両親2人の子でよかった」と思えたそうです。事実、父は、斎藤こず恵に思い出のある家を遺してくれたそうです。

たび重なる過酷な運命から、激太りを繰り返してきましたが、それらのしこりが消えた今、そのふくよかな体型をいかし、吹っ切れた演技で芸能界で再度ブレイクしていくのかもしれませんね。

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