齋藤孝「声に出して読みたい日本語」はおすすめ!手帳術や呼吸法もスゴかった!
齋藤孝「声に出して読みたい日本語」とは
齋藤孝は、明治大学文学部の教授にして、教育学者、作家としても活躍しています。そんな齋藤孝の「声に出して読みたい日本語」は、シリーズ化もされ、齋藤の名を広めることとなった最大のヒット作です。
齋藤孝の「声に出して読みたい日本語」とは、日本に昔からある早口言葉や、歌舞伎、平家物語や、宮沢賢治などの名作に含まれる名文フレーズを抜き出したもの。それらを声に出して読むと、身体に活力が湧き、心が豊かになるというコンセプトです。黙読とは違い、声に出して読むことでこそ、日本語の面白さ、楽しさ、力強さなどが再認識できると評判です。幼児向けに絵本にした「声に出して読みたい日本語」も出版されているので、幅広い年齢層におすすめです。
齋藤孝の手帳術が気になる!呼吸法は効果絶大?!
齋藤孝の愛用する手帳は、60年以上愛され続けているロングセラー商品の「能率手帳」。齋藤孝の手帳術とは、重要な案件は赤色で、そこそこ重要な用件は青色で、プライベートなどの予定は緑色で記入するという、3色ボールペンを用いたスケジュールの管理法です。
齋藤孝は、今年の手帳と昨年の手帳の2冊をクリップで留めて一緒に持ち歩き、昨年の手帳を元に、今後の流れをある程度把握しながら生活しているそう。また、齋藤孝が提唱している呼吸法とは、「3秒かけて鼻から息を吸う・おなかの中に2秒間その空気をぐっと溜める・15秒間かけてゆっくりと細く長く、口から息を吐く」というもの。この齋藤孝の呼吸法を身につけると、集中力の持続や心のコントロールが可能になるということです。
齋藤孝流読書術が目からウロコ!結婚や子供の育て方が気になる!
齋藤孝の読書術とはズバリ情報整理の仕方だった!
齋藤孝は、「本を読むことは、金に値するほど大切なこと」だと説いています。読書術に関しても、子供向けから大人向けまで、さまざまな方法を公開していますが、齋藤隆流読書術でもっとも話題になり、有名になったのが、3色ボールペンを用いた方法です。
まず、自分が主体となって、面白い・興味深いと思った気になる文章には緑色の線を引きます。次に、客観的に重要だと思われる文章には青色で線を引き、最後に、もっとも重要なことを述べていると客観的に判断された文章には赤い線を引き、情報を整理していくという方法。齋藤孝は、流読書術としては、ほかにも本棚を購入することや、速読のコツ、素早い内容把握のために最終章などの結論文から読む「逆算読書法」なども唱えています。
齋藤孝が結婚後「くすぶった時期」とは?子育ては「齋藤メソッド」?
齋藤孝は結婚後、33歳で明治大学の講師という定職につくまでは、不安定な収入時代が続き、妻が働き家計を支えていた「くすぶった時期」があったと言います。子供は息子が2人いるようで、齋藤孝は子供が生まれたときに、「音読するためのよい本が欲しい」と考え、「声に出して読みたい日本語」を自ら出版するに至ったのだとか。
テレビゲーム反対派の齋藤孝は、子育て中、子供にはゲームはさせずに育てたようです。自身の提唱する健康法や学習法を合わせて「齋藤メソッド」と名付けている齋藤孝は、小学生向けに、同名の学習塾を定期的に開催していたことも。齋藤孝の子供たちは、まさにこの齋藤メソッドで育てられたものと推察されます。
齋藤孝が声に出したい言葉とは?名言に共感者続出
齋藤孝は、教授・作家・コメンテーターなど、さまざまな分野で活躍をしていますが、特筆すべきは著作の多さ。2015年の時点で、400冊以上は出版しているということです。「速読術」「雑談力」「呼吸法」「暗記力」「文脈力」などなど、ビジネスマン向けのノウハウ本だけでなく、子供向けの楽しい本なども多数執筆していることからも、齋藤孝の発信力・発想力・情報処理能力の高さがうかがえます。
齋藤孝の著作の中で、古文や名言などという素敵な日本語も多々紹介しています。今まで気にしていなかった名文を読むことで、日本語の素晴らしさを再認識できた、と共感する人も続出しているとか。そんな齋藤孝自身が、今、最も声に出して言いたい言葉は、「ミッション・パッション・ハイテンション」!日本語ではないことが意外ですが、これは、齋藤孝が考える「今の日本に足りていないもの3つ」で、「使命感と情熱をもって、ゴキゲンで」という意味です。
2014年から放送が始まった、TBSの朝の情報番組「あさチャン」で、1年間MCを勤めていた齋藤孝が、番組を卒業するときにも、最後のあいさつの締めの言葉として、この3つの言葉を贈っていました。今や、名文を紹介するというよりは、自身が名言・名文の発信者となっている齋藤孝。
ホームページに掲載されている「教師を目指す諸君へ」というページにも、教職者を志す人にはぜひ一読してもらいたい名文が掲載されています。これからも齋藤孝がどんな名言を発信していくのかが気になるところです。