咲妃みゆと早霧せいなの「ちぎみゆ」コンビは退団後もラブラブ!私服の可愛さや歌のうまさでも有名だった!
咲妃みゆと早霧せいなの「ちぎみゆ」コンビは退団後もラブラブ!
咲妃みゆ(さきひみゆ)は、宝塚歌劇団の元トップ娘役です。2010年3月、19歳の時に、宝塚歌劇団96期生として入団しました。
それまでは普通の学生生活を送っていた咲妃みゆですが、大学受験について考え始めた時期に、父親から音楽学校への進学を勧められたことから宝塚歌劇団を受験し見事一発合格。小学5年生の時からクラシックバレエを習っていたとはいうものの、受験を意識してレッスンを始めたのはわずか2カ月前のこと。倍率が高いことで有名な宝塚歌劇団は、受験前からしっかりとレッスンを積んで何回も受験してようやく合格する人もいます。
しかし中には、レッスン期間が短かったり完全素人の状態で一発合格したりと、まさに宝石の原石のような生徒がいるそうです。咲妃みゆもそうした原石だったのでしょう。彼女が初ヒロインを演じたのは、入団後から2年後の2012年に上演された「ロミオとジュリエット」でした。
これを皮切りに、「春の雪」(2012年)、「月雲の皇子」(2013年)、「ルパン-ARSÈNE LUPIN-」(2013年)で次々とヒロインに抜擢。2014年に月組から雪組に組替えとなり、9月には、雪組のトップスター早霧せいな(さぎりせいな)の相手役として雪組トップ娘役に就任します。
「ちぎみゆ」と呼ばれるようになった早霧せいなと咲妃みゆが揃ってトップとしてお披露目された舞台は、2014年10月の「『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-」です。お披露目発表の際には、咲妃みゆが「こんな素晴らしい方と巡り合えて人生の宝物です」とコメントすると、早霧せいなが「結婚します」と軽妙に受け答え。それを聞いた咲妃みゆが口元に手を当ててしゃがみこんでしまうという場面があったことから、ファンの間でラブラブ夫婦に例えられるようになりました。
もちろん、結婚宣言の後に「冗談だよ」とフォローした早霧せいなでしたが、仕事以外でも仲が良く、実際にまるで夫婦のように一緒にいる時間が多かったと言います。2017年に2人揃って宝塚歌劇団を退団した後も、咲妃みゆのインスタグラムに早霧せいなとのツーショットが投稿されるなど、変わらない交流は今も続いているようです。
咲妃みゆの私服が可愛い!歌のうまさにも定評あり
咲妃みゆは、少女のような可愛いルックスや舌足らずな話し方に加えて、私服の可愛さでもファンから注目されてきました。その時の流行も取り入れつつガーリーなテイストから、大人の女性を感じさせる色気のある服装まで、その着こなしは多種多様。娘役をしていた頃は髪の色がとても明るかったこともあり、帽子を取り入れる着こなしも多く見られました。
咲妃みゆのお気に入りは、シンシアローリーやレッセパッセ、ジルスチュアート、ロイスクレヨンなど可愛い系のブランドで、バッグは、GUCCIやPRADA等を愛用していた様子です。私服も手を抜かないところは、さすがタカラジェンヌ。普段は私服姿も可愛いらしい咲妃みゆですが、ひとたびステージの上にあがるとまるで別人のよう。
甘いしゃべり方や雰囲気は一変し、役柄になりきった驚異の演技力と、心を鷲づかみする歌声で観客を圧倒してきました。歌唱力の高さについては、辛口な意見もありますが、「歌が上手い」という評価が大半です。特に雪組に移ってから評価が高まったところを見ると、見えないところでもたくさん努力を重ねてきたのでしょう。
咲妃みゆの宝塚退団後の事務所は?ディナーショーの評判は?
咲妃みゆの宝塚退団後の事務所はユニバーサルミュージック!第二の人生は歌と女優の道へ
咲妃みゆは、2017年7月に、「ちぎみゆ」コンビを組んだトップスター早霧せいなと共に宝塚歌劇団を退団しました。同年9月、所属事務所がユニバーサルミュージックに決定したことが新聞で取り上げられたことからも、世間の関心が高かったことが分かります。
発表時には、「入社1年目の社員のつもりで頑張りたい」とコメントした咲妃みゆ。ユニバーサルミュージックは、福山雅治や椎名林檎、スピッツ、宇多田ヒカルなどが所属する大手レコード会社ですが、宝塚のOGが所属するのは彼女が初めてです。宝塚時代の咲妃みゆの歌唱力の高さを、ユニバーサルミュージックが見逃しませんでした。咲妃みゆの、「女優業をしたい」という希望も汲んだ上で所属が決まったようです。
咲妃みゆは、2017年10月に発売されたオムニバスCDアルバム「タンゴのすべて」にもさっそく参加。11月には、娘役時代に伸ばしていた髪もばっさりと切り、落ち着きのある髪色に変更して、第二の人生を歩み出しました。
咲妃みゆが開催したクリスマスディナーショーの評判は?
咲妃みゆは、2017年12月24日に、東京・六本木にある一流ホテル「リッツカールトン東京」でディナーショーを開催しました。退団後初めてのディナーショーということもあり、ファンにとっても特別で、人気の高さからチケット入手は困難を極めました。ディナーショーの内容は、一流ホテルの豪華な料理を楽しみながら、咲妃みゆ自身が選曲したナンバーに耳を傾けるというもの。
イルミネーションのキレイな夜景と料理と歌という、まさに至れり尽くせりのディナーショーになりました。咲妃みゆが選曲した楽曲の多くは洋楽だったそうですが、もとより英語の発音がいいことで有名だった咲妃みゆ。あまりに完成度の高い歌唱に、ディナーショーの音源のCD化を望むファンの声も多かったよと言いますが、残念ながら商品化はされていません。
歌唱中の咲妃みゆが涙すると、それを見ていたファンも涙。さらに演奏していた人まで涙してしまったというエピソードからも素敵なディナーショーだったことがよく分かります。
咲妃みゆが宝塚退団後初の連ドラ「越路吹雪物語」で乙羽信子役に!
咲妃みゆは、テレビ朝日系の帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」に出演しています。ドラマ「越路吹雪物語」は、宝塚歌劇団出身で、「日本シャンソン界の女王」と呼ばれ、戦後の大スターとなった越路吹雪の波乱万丈の人生を描いたストーリー。越路吹雪役を青年期は瀧本美織が、絶頂期は大地真央が演じます。
咲妃みゆは、河野美保子(後の越路吹雪)の宝塚時代の同期生・乙羽信子役で出演。戦後の宝塚歌劇団の第一期黄金時代を支えた1人である乙羽信子もまた1940年代に活躍した雪組のトップ娘役でしたから、咲妃みゆの大先輩に当たります。前年に宝塚歌劇団を退団したばかりの咲妃みゆにとっては、取り組みやすい役どころかもしれません。
平日、毎日放送される帯ドラマ枠ですから、宝塚をあまり知らない人たちにも、咲妃みゆの存在を知ってもらう絶好のチャンスとも言えます。ドラマ「越路吹雪物語」に出演するにあたっては、「元宝塚歌劇団の一員として上級生が受け継いできた伝統を映像を通して一生懸命お届けしていきたい」と意気込みを見せました。
これから目指したい女優像についても、「この女優面白いなと思ってもらえるような『びっくり箱』のような女優になりたい」と彼女らしい表現で語っています。8月には退団後初のミュージカル「ゴースト」が控えているなど、2018年は、女優・咲妃みゆにとって本格始動の1年となりそうです。