関根貴大は浦和レッズのニュースター!海外移籍の可能性は?

関根貴大は浦和レッズのニュースター!出身校やプロフィールは?

関根貴大はサイドを支配する浦和レッズのニュースター!

関根貴大は、1995年生まれ、埼玉県鶴ヶ島市出身のサッカー選手です。Jリーグの浦和レッズに所属し、2013年10月に行われた天皇杯の3回戦で、若干18歳5カ月でトップチームデビューを果たしました。左右のウィングバックをこなす器用さを持っている関根貴大は、2014年には、スーパーサブとしてリーグ戦など29試合に出場。翌2015年からはレギュラーに定着し、強豪・浦和レッズのサイドを任されています。

関根貴大が担当するウィングバックとは、3-5-2と呼ばれるシステム中盤のサイドの選手のこと。攻撃と守備をこなしながら、常に相手チームのサイドの選手と主導権争いをしなければならない過酷なポジションです。攻撃時は、タッチライン沿いを駆け上がってセンタリングなどを上げることが多く、守備時は、3人のバックと連携し、時には5バックを形成して守備を固めます。ピッチのサイドを上下することが多いため、持久力、瞬発力、テクニックと、多くのスキルを要求されるハードなポジションです。

関根貴大の出身校は?原口元気より評価が高かった?

関根貴大は、鶴ヶ島市立杉下小学校時代に、地元のサッカークラブFC鶴ヶ島でサッカーを始めます。鶴ヶ島市立富士見中学校時代に、浦和レッドダイヤモンズジュニアユースに入団。川口市立県陽高等学校進学と同時に、ユースチームに昇格しました。

中学時代に浦和レッズの下部組織に入団してから浦和レッズ一筋の関根貴大。同じような経歴で4学年上には、日本代表の原口元気がいます。関根貴大がジュニアユースの時、浦和レッズで大ブレイクし、「浦和レッズ育成の最高傑作」とスポーツ紙を賑わしたのが原口元気でした。

しかし、浦和レッズ育成関係者は、「原口元気よりジュニアユースの関根貴大こそ、最高傑作の名にふさわしい」と評価していたと言います。身長167cmと小柄な関根貴大ですが、俊敏性と卓越したドリブルテクニックにより、U-16日本代表に選出されるなど、中学時代から将来を嘱望された選手でした。

関根貴大の日本代表歴!海外移籍の可能性は?

関根貴大の日本代表歴がすごい!しかし、リオオリンピック代表は無念の落選

関根貴大は、U-16、U-18、U-19、U-22、U-23と、各年代別の日本代表に選出されてきました。しかし、2016年8月に行われたリオオリンピックには、U-23日本代表として選出されていません。各年代の代表に名を連ね、「人生で一度しか経験できない大会、しっかり選ばれるように頑張りたい」と出場を渇望していた関根貴大にとって、これは大きな挫折となりました。

しかし、関根貴大のリオオリンピックU-23日本代表落選は、不運だったとも言えます。浦和レッズでレギュラーとして活躍していた関根貴大は、JリーグやACLチャンピオンズリーグなどが過密日程だった影響で、リオオリンピックU-23日本代表候補の強化合宿や海外遠征にほとんど参加できませんでした。

また、監督の手倉森誠は4バックを採用。浦和レッズで常に3バックでプレーしてきた関根貴大は、2度しかなかった強化合宿で、チームにフィットできなかったのです。「日本代表になるには、縁や運も大切」と語った手倉森誠監督。こうして関根貴大の目標はA代表入りに絞られました。

関根貴大の海外移籍の可能性は?

関根貴大は、海外志向の強い選手。似たような経歴で浦和レッズで育ち、海を渡った原口元気と親交の厚い関根貴大は、ドイツで活躍する彼の元を訪れることもしばしば。特に、ドイツでのプレーに魅力を感じているようです。

また、関根貴大は、海外のサッカーサイト「IBWM」の「注目すべき世界の若手サッカー選手100名」に2016年に選出され、海外のスカウトからも注目されています。この100名にアジア人が選出されることは稀で、オーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクで活躍する南野拓実と2人だけが選出されました。

日本人が海外で活躍する条件としては、テクニックに優れている、スピードがある、チームに献身的に走る、規律を遵守する、メンタルが強い等が挙げられますが、そのすべてを持ち合わせているのが関根貴大。現在のパフォーマンスを続けていれば、海外移籍は時間の問題でしょう。

関根貴大が試合終了間際にワールドクラスの6人抜きドリブルで劇的決勝弾!

関根貴大は、2017年7月1日の対サンフレッチェ広島戦で、自陣からドリブルで6人を抜き去って決勝ゴールを挙げる離れ業をやってのけました。浦和レッズ・サンフレッチェ広島ともに連敗中で、監督解任も取りざたされる中、双方負けられない注目の1戦でした。

関根貴大の決勝ゴールが生まれたのは、激しい点の取り合いで迎えた3対3の試合終了間際の後半ロスタイム2分です。自陣センターサークルの左でボールを受けた関根貴大は、迷わずにドリブルを開始。元日本代表の水本裕貴などを擁するサンフレッチェ広島の守備陣6人を、スピードの緩急とフェイントで次々と交わし、正確なシュートでサンフレッチェ広島ゴールをこじ開けました。

多くの選手たちが体力の限界に近く、足が止まりかけた後半ロスタイムのこのプレーは、関根貴大のスタミナと精神力のタフネスぶりを強く印象付けるものに。チーム内で行われるシャトルランで、常にトップ3に入るスタミナを誇る関根貴大だからこそ成しえたゴールと言えます。浦和レッズのミハイロ・ペトロヴィッチ監督も「ワールドクラスのプレーだ」と関根貴大を大絶賛しています。

このような関根貴大のスーパープレイが海外リーグで観られる日も、そう遠いことではないと思われます。これからの関根貴大の躍進に大いに期待しましょう!

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