瀬戸健がライザップ事業立ち上げまでの経歴は?ビジネスのヒントは高校時代にあり?!
瀬戸健がライザップ事業立ち上げまでの経歴は?明治大学を中退して起業!
瀬戸健(せとたけし)は、RIZAP(ライザップ)グループの前身である健康コーポレーションを若干24歳で立ち上げた実業家です。明治大学在学中に、パソコン教材を売る営業のアルバイトで常にトップの成績を誇っていた瀬戸健は、当時からビジネスの才能があり、常に1番になることにこだわっていました。
起業を志していた瀬戸健は、2003年に明治大学を中退し、ダイエット効果のある「豆乳クッキー」を主力商品とした「健康コーポレーション」を創業。2007年には100億円もの売上をあげます。その後、豆乳クッキーのブームが去り会社が傾いた時も、「エステナード」という美顔器をヒットさせるなどして業界を生き抜きました。そして2011年に、瀬戸健自身が専属トレーナーの指導を受けてダイエットに成功した体験をヒントに、ライザップの事業を展開します。
瀬戸健のビジネスのヒントは高校時代にあり?結果にコミットした途端……
1978年5月1日に福岡県北九州市に生まれた瀬戸健は、福岡県立北筑高校に進学。高校3年生の時に、身長152cm、体重70kgのぽっちゃりした他校の女子から告白されて付き合いはじめ、彼女のダイエットをサポートすることになりました。
瀬戸健の懸命のサポートにより、彼女は20kg以上のダイエットに成功。モデルのスカウトを受けるほどになりましたが、結果にコミットした途端、瀬戸健から別の彼へ乗り換えてしまいました。
ショックを受けながらも瀬戸健は勉強に邁進し、偏差値30、学年400人中399位という成績から、わずか4カ月の猛勉強の末、明治大学に合格します。「目的意識を明確にし、限界まで追い込み達成する」というこの経験こそが、後のライザップを立ち上げる瀬戸健の大きなバックボーンになりました。
瀬戸健の年収は?実家がパン屋だったおかげで経営存続?!
瀬戸健の年収は?従業員7000人企業となったライザップグループ!
瀬戸健は、2016年7月1日に、健康コーポレーション株式会社からRIZAPグループ株式会社に社名変更しました。M&Aで企業買収を進めて6期連続増収を達成し、2018年3月末の段階で625億円の収益をあげるなどノリにノっています。RIZAPグループ全体の総従業員数も7000人を超え、2020年度には売上高3000億円を目標にすると息巻いています。
そんな瀬戸健の年収は、数千万~1億円ほどだと言われています。また、夫婦で大量の株式を所有しているため、2015年の段階で、夫婦の資産は1000億円を超えていたとか。RIZAPグループがM&Aで買収した企業の多くが、買収後に株価を上げていますが、買収した企業の株を瀬戸健が保有するケースもあるはずですから、資産は膨れ上がるばかりです。しかし、借り入れによるM&Aを不安視する経済アナリストもおり、今後も瀬戸武の経営手腕が問われることになりそうです。
瀬戸健の妻は?実家がパン屋だったおかげで経営存続?!
瀬戸健は、健康コーポレーションを設立した24歳の時に結婚しました。健康コーポレーションの美顔器「エステナード」のオーナーで、広告でも「エステナード美女」として写真が掲載されていた美人で、現在はRIZAPグループの大口株主の1人となっています。瀬戸夫妻の間には、子供が1人いるようです。
瀬戸健の実家は北九州市八幡西区にある「シャノン」というパン屋さんで、瀬戸健が通っていた市立永犬丸小学校のすぐ近くにあります。健康コーポレーション創業時は、サプリのおまけに付ける「おからのクッキー」を焼いていました。サプリは全く売れなかったものの、「おからのクッキー」のほうが評判となったため商品化。その売上のおかげで健康コーポレーションは経営を存続し、100億円を売り上げることになる「豆乳クッキー」のブレイクへと繋がっていきました。
瀬戸健がカルビーの元カリスマ会長をCOOに起用!孫正義2世となるか!?
瀬戸健は2018年に、食品メーカー・カルビーの松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)をRIZAPグループのCOO(最高執行責任者)に引き抜き、経済業界を震撼させました。松本晃は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人社長を務めた後、経営手腕買われ、2009年にカルビーの会長兼CEOに就任。
コスト管理を徹底し、ドライフルーツシリアル「フルグラ」を大ヒットさせて、カルビーの業績をV字回復させた実績を持つカリスマ経営者です。松本晃会長がカルビーを去るニュースが流れると、カルビーの株価が9%も下落したほどの人物です。
記者から「なぜRIZAPグループに?」と問われた松本晃は、「瀬戸社長に尽きる。こんな面白い人が日本にいるんだなと」と返答しています。続けて、「タイプは違えど、ソフトバンクの孫正義さんの若い頃の雰囲気がある」と、瀬戸健をベタ褒めしました。
経営のカリスマにここまで言わしめるとは、瀬戸健の経営センスがずば抜けていることがうかがえます。カリスマ経営者をブレーンに加え、ますます意気上がるRIZAPグループ。瀬戸健が新たにコミットするターゲットと、今後のRIZAPグループの発展にも注目しましょう。