士郎正宗の現在は?アップルシードや攻殻機動隊で世を席捲!未来を予測する漫画家

デビュー作である「アップルシード」が発表されたのが1985年。それから約30年以上の歳月が経つ現在も、その確かな人気は根強く残っています。士郎正宗という名前が確固たるものとなったのは「攻殻機動隊」という作品がきっかけ。全身がサイボーグである草薙素子が主人公のSF漫画であり、これまでに30万部以上売れている大ベストセラーを記録しています。

士郎正宗という漫画家について、これまでに手掛けてきた数々の作品を媒体にまとめました。

アップルシードがデビュー作!士郎正宗の漫画の作風

「アップルシード」という漫画作品が、士郎正宗のデビュー作にあたります。発表は今から約30年前の1985年。その人気は年月が経過しても色褪せることはなく、根強いファンの人気は現在まで続いています。2015年に電子書籍として配信がスタートしてから、新たなファンも増えたことでしょう。

世に士郎正宗の名を知らしめるきっかけとなったのは、30万部以上の発行数を誇る大人気SF作品「攻殻機動隊」。劇場版として映像化もされ、その細部まで描き込まれた緻密なリアリティと見劣ることのないキャラクターの魅力は、ファンの心を魅了してやみません。映画版「攻殻機動隊」は、日本のアニメーション業界の中で「ジャパニメーション」という言葉を生むきっかけとなるほど、国内外を問わず話題を呼びました。

作り込まれた具体性の中に垣間見える時代の先見性にも、昨今注目が集まっています。1987年に出版された「アップルシード」作品内には、登場人物である女性がスマートフォンのように見える機械を操作し、レストランの予約をしているシーンが。この時代には携帯電話自体も未だ珍しいもので、携帯端末を操ってネット予約をするなど誰にも想像できない頃でした。

こういった、未来を先読みする作品づくりが特徴的な士郎正宗。ジャンルとしては「近未来SFアクション」としての見せ方が主流です。そのキャラクター造形や物語構成などは、あくまで「漫画」として読ませることにこだわった一貫性が目立つものであり、情報量も詰め込まれているもの。いわば「士郎正宗ワールド」とでも表現できるその世界観は、まさに「読み込むことそのもの」を楽しむための作品ともいえるでしょう。

細部まで徹底的に描き込まれた絵柄、作風には熱狂的なファンが今でも多く、2018年現在はイラストレーターとしての活動が主な士郎正宗について、再び漫画家としての活躍を願う向きも強いといえます。

アニメやゲームのキャラクターデザイン・イラストレーターの顔も

デビュー作「アップルシード」、出世作「攻殻機動隊」など、漫画作品で世に出た士郎正宗ですが、その一方でアニメーション・ゲーム作品のキャラクターを手掛けるなど、イラストレーターとしての顔も併せ持っています。

士郎正宗自身、作品を描く際は遅筆だと自称する通り、発表ペースは決して早いものとはいえません。実際に、手掛けたあらゆる作品が未完結であり、不定期に発表・掲載される続編にもどかしい思いを抱えているファンも多いでしょう。

大学在学中に自費出版で漫画作品を発表しており(題名「ブラックマジック」)た後、士郎正宗は美術教師として職務に就きつつ、しばらく兼業作家として活動。退職後は専業漫画家となっています。

マウスやイヤフォンのデザインも手掛ける多彩さ

テレビや雑誌など、メディアには一切顔を出さないことでも知られている士郎正宗。本人そのものを知っている人は、業界内でもごく限られているといいます。キャラクターデザインやイラストレーターとして活動する傍ら、メカニックデザイン・映像作品の脚本原案なども担当(「攻殻のパンドラ」の原案)。その他、イヤフォンやイメージセンサマウスという種類のマウスデザインまで手掛けるという多彩さもあります。

士郎正宗がデザインしたイヤフォンは2種類のパターンが発売されており、それぞれ音圧の高いダイナミックなハイレゾと呼ばれる種類の高級モデル(29800円)と、1980~2480円と比較的安価なアニソンモデル。カラー展開は、ブラック・シルバー・ルビンレッド・カッパーピンクの計4種類です。
どちらのモデルも耳栓のような形のカナル型で密閉性が非常に高く、よりクリアな音質を楽しめるつくりになっています。

また、エレコムから発売されており、こちらのカラーバリエーションはブラック・シルバー・ホワイトの計3種類。ちょうど「アップルシード」「攻殻機動隊」それぞれの作品内に登場するようなイメージの、メカニックなデザインが特徴的です。

実際に士郎正宗デザインのイメージセンサマウスを購入・使用しているファンの声からは、一見使いにくそうな見た目に反して、想定以上に手のひらに馴染むと評判。定価7500円と、デザインものにしてはリーズナブルな値段設定になっているのも、人気の理由です。

士郎正宗の現在は?いま何をしている?

漫画家としてデビューした士郎正宗ですが、現在はイラストレーターとしての活動が主。「伽姫草子小判」や「PIECES」などの画集シリーズをはじめ、小説版「攻殻機動隊」の挿絵などを担当しています。漫画家としての活動再開を願う声も多い中、これからの動向にも目が離せない漫画家の一人といえるでしょう。

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