菅井きんが女優業を引退?「ゴジラ」第1作目に出演していた!

菅井きんが女優業を引退?結婚していた夫や子供は?

菅井きんが女優業を引退?大腿骨骨折もリハビリで復活!

菅井きんは、2008年制作の映画「ぼくのおばあちゃん」にて82歳で映画初主演を務め、世界最高齢映画主演女優としてギネス認定された(その後88歳の赤木春恵が更新)超ベテラン女優です。お芝居でも、映画「お葬式」で報知映画賞や日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞するなど、名脇役として高く評価されています。

しかし、2010年に公開された北川景子主演の映画「瞬 またたき」に出演して以降、公の場に出ることがなく心配されていました。そんな中、2014年に週刊誌で報じられたのが、菅井きんが認知症を患い、特別養護老人ホームに入っているという衝撃的なニュースです。

しかし、同年10月に情報番組「ノンストップ」に菅井きん本人が登場し、報道の一部を否定しています。2010年に自宅で転倒し、大腿骨を骨折する大怪我を負った菅井きん。自力で歩くことができず車いす生活になったため、都内の特別養護老人ホームに生活の拠点を移したそうです。

そのため、行動範囲は狭まったものの、タバコを1日5本吸い、レストランで肉を食べる生活は変わらず。老人ホームで暮らしていることは事実ですが、認知症はまったくの誤報で、「あの記事に腹が立った。弱い者いじめ」と、悲痛な想いと怒りを明かしました。

女優業については、骨折のリハビリに専念するため活動を停止していましたが、自力では歩けないままであることから「もう女優じゃない」と語っています。

菅井きんの夫は映画プロデューサーの佐藤正之!子供は娘が1人

菅井きんの夫は、8歳年上の映画プロデューサー佐藤正之です。馴れ初めなどは明かされていませんが、共に劇団・俳優座の出身で、この頃から知り合い恋愛に発展したのではと言われています。俳優座で映画企画等に携わっていた佐藤正之は、名優・仲代達矢を育てたとされる人物。

その後、映画製作会社を設立した他、1991年には日本映画テレビプロデューサー協会会長に就任するなど、映画界で広く活躍しました。しかし1996年12月に78歳で他界しています。2人の間には一人娘がいて、夫が他界した後は、娘夫婦家族と暮らしていた菅井きん。老人ホームに移った後も、身の回りの世話は娘がしていると言い、母子関係は良好なようです。

菅井きんは「ゴジラ」第1作目に出演していた!若い頃から老け顔だった?!

菅井きんは「ゴジラ」第1作目に出演していた!「家なき子」で演じた役は?

菅井きんは、28歳だった1954年に公開された映画「ゴジラ」に出演しています。1954年と言うと、日本が終戦を迎えて10年足らずの復興期。記念すべき第1作目となった映画「ゴジラ」で、菅井きんは、国会でヒステリックに声を荒げる小沢婦人代議士役を演じています。

まさに映画界の生き字引とも言える菅井きんは、その後テレビドラマでも活躍するうちに、すっかりお婆さん役で有名になりました。中でも印象深いのは、1994年に放映された、安達祐実が主演を務めたテレビドラマ「家なき子」。主人公・相沢すず(安達祐実)から「ババア」と呼ばれる、極悪非道な意地悪婆さん、田畑光江役を思い出す方も多いでしょう。

菅井きんが演じた光江は、すずの父の債権者であり、窃盗団の元締めという役どころ。借金の肩代わりにすずの身を買い取り、窃盗などの悪事を強要。強烈なセリフも多く、その非道ぶりはまさに迫真の演技でした。菅井きんの演技が光っていたからこそ、すずの人生の過酷さが際立ったとも言えます。この時すでに68歳だった菅井きんですが、ドラマ「家なき子」出演で、その名をさらに広く知らしめました。

菅井きんは若い頃から老け顔だった?!

菅井きんは芸歴60年以上にもなる名バイプレイヤーの1人です。お婆さん役があまりにも板についてしまい、若かりし頃のイメージが湧きにくいですが、20~30代頃の写真を見ると、若くてもやはり菅井きん!若い頃のほうが顔全体に丸さはあるものの、口角がやや下がり気味な顔立ちは、ひと目で菅井きんだと分かります。

若い頃から、おばさんや姑役を演じることが多かったのは、どちらかと言うと老け顔だったせいかもしれません。菅井きんの昔の写真がどれも白黒なのは、キャリアの長さの証しとも言えるでしょう。

菅井きんの「必殺仕事人2」LINE公式スタンプが登場!あの名セリフをスマホで!

菅井きんの当たり役と言えばドラマ「家なき子」ですが、さかのぼること約20年、1973年に放送がスタートした時代劇ドラマ「必殺仕置人」の中村せん役も欠かせません。このほど、その「必殺仕事人」のLINE公式スタンプ第2弾「必殺仕事人2」が登場し、せんのスタンプも新たに登場したことが話題になっています。

せんは、藤田まこと演じる主人公・中村主水の義理の母親という役で、何かと婿いびりをするシーンが毎回のお約束。「婿どの!」というセリフが有名となり、脇役ながら注目を集めました。今回発表された「必殺仕置人2」はボイススタンプになっているので、LINEでも菅井きんの名セリフ「婿どの!」「ごゆっくりどうぞ」を楽しむことができます。

「必殺仕置人」シリーズに出演して姑役を演じていた頃、菅井きんはまだ40代の若さでした。時代劇ゆえ、現代の40代女性の生き方と比べて違和感があることは仕方ありません。しかしそれにしても40代で姑役を任され、番組人気に貢献する存在感を発揮できたのは、やはり菅井きんの力量が高かったからでしょう。

年齢よりも若く見えることに価値を見出しがちな日本にあって、実年齢よりもずっと年上の役を堂々と演じきった菅井きんは異色の名女優と言えます。その偉大な功績が輝きを失うことはありません。

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