杉本昌隆は弟子・藤井聡太の才能を小学生の頃から見抜いていた!他の弟子や教室の門下生は?
杉本昌隆は弟子・藤井聡太の才能を小学生の頃から見抜いていた!他の弟子や教室の門下生は?
杉本昌隆は、愛知県名古屋市を中心に東海地方で将棋の普及に努めている棋士。将棋界のニューフェイス藤井聡太のお師匠様としても注目を集めています。史上最年少の14歳2カ月でプロ入りした藤井聡太を小学4年生の時に弟子にとった杉本昌隆は、「藤井聡太がもし棋士になれなかったら、引退して責任をとらなければと思った」と振り返りました。
出会った当初から、藤井聡太の非凡な才能を見抜いていたということでしょう。破竹の勢いで連勝を続け、あまりにも目覚ましい活躍を見せるため、藤井聡太にばかり注目が集まりがちですが、杉本昌隆には他にも弟子や門下生がいます。その中の1人である室田伊緒は、2015年6月から2017年5月まで日本将棋連盟棋士会副会長を務めた実力のある女流棋士です。同じく女流棋士で、杉本昌隆の教室の門下生である中澤沙耶は18歳でプロ入り。同門である藤井聡太を古くから良く知る1人でもあります。
杉本昌隆のプロ将棋界入りのプロフィールに迫る!
藤井聡太のお師匠様として一気に全国区の知名度となった杉本昌隆は、1968年11月13日、愛知県出身です。1990年に21歳でプロ入りし、2012年6月から現在まで日本将棋連盟非常勤理事も務めています。豪快な棋風で知られた板谷進の門下生だった杉本昌隆ですが、彼自身はどちらかと言うと師匠とは逆。
四間飛車を得意とし、振り飛車の戦い方を好むなど、その棋風は理論的でシステマチックだと言えます。藤井聡太フィーバーが過熱する一方という状況においても、冷静かつ温かく愛弟子を見守り続けている杉本昌隆には、その懐の深い人柄を絶賛する声が多く寄せられています。
杉本昌隆と結婚した妻や子供は?人気の書籍を多数出版
杉本昌隆と結婚した妻は栄養管理士!子供はいるの?
杉本昌隆は、栄養管理士の妻と結婚しました。杉本昌隆と9歳年下の妻が出会ったのは、意外なことにスポーツ施設です。体力を増進させるようファンから勧められていた杉本昌隆は、一念発起してスポーツ施設に通い始めます。そのスポーツ施設で栄養管理士として指導を行っていたのが、現在の妻・友美子さんでした。
もし杉本昌隆に子供がいたら将棋をやっているのかどうかが気になるところですが、家族に子供がいるかどうかは明らかにされていません。
杉本昌隆は人気書籍を多数出版!「弟子・藤井聡太の学び方」が幅広い層から大人気
杉本昌隆には、「杉本流四間飛車の定跡」や「新相振り革命」など、将棋に関する専門的な著作が複数あります。その中でも今特に話題を呼んでいるのが、「弟子・藤井聡太の学び方」です。2018年1月31日にPHP研究所より出版された「弟子・藤井聡太の学び方」に書かれているのは、愛弟子である藤井聡太の集中力や思考力、忍耐力や決断力について。
藤井聡太の才能を杉本昌隆独自の視点から分析しているほか、兄弟子と交流する様子や、自身との師弟関係についても触れています。藤井聡太を切り口に将棋を論じることで、「真に学ぶということとは何か」をテーマにしている「弟子・藤井聡太の学び方」。藤井聡太フィーバー効果もあり、将棋に携わっていない人々からも、学習や人生の参考書として人気となっているそうです。
杉本昌隆と藤井聡太の師弟対決の行方は?!対決後は一緒に新幹線で帰省する仲の良さと裏話!
2018年3月8日、お師匠様である杉本昌隆と藤井聡太の師弟対決がありました。師弟対決の場となったのは、第68期王将戦1次予選2回戦です。注目の師弟対決の勝負は、藤井聡太の勝利で幕を閉じています。
愛弟子に敗戦してしまった杉本昌隆は、3月15日に放送されたフジテレビ系の情報番組「直撃LIVE グッディ!」に生出演し、この時の勝負を振り返りました。その中では、「悔しい」と、本音を漏らす場面も見せています。また裏話として、対局後には対戦相手だった藤井聡太と一緒に新幹線で帰省したことも明かしました。
新幹線の車内電光掲示板に「藤井勝利」のニュースが3回も流れて、とても気まずかったと話す杉本昌隆に、スタジオは爆笑。藤井聡太との再戦について問われると、「これ以上強くなられると困る」と苦笑いをしながらも、「早くまた対戦したい」と、一人の棋士としての闘争心も覗かせています。
終始にこやかに受け答えをした杉本昌隆の姿からは、弟子の成長が嬉しくてたまらないという師匠の愛情がにじみ出ているかのようです。このような様子からも、杉本昌隆が棋士としてたくさんのファンから愛されている理由がうかがえます。今後の動向がますます注目を浴びる若き藤井聡太を、杉本昌隆はどのように導いていくのでしょうか?指導者として活動しながらも、一方で杉本昌隆自身がどのような戦いを見せてくれるのかがこれからも楽しみでなりません。