2020年5月15日 更新
田中陽希はプロアドベンチャーレーサー!プロフィールが気になる!
田中陽希が活動するプロアドベンチャーレーサーとは?地球上で最も過酷な命がけのスポーツ?
田中陽希は、1983年6月5日生まれの33歳で、現在、プロアドベンチャーレーサーとして活動しています。アドベンチャーレースとは聞きなれない方も多いと思いますが、あらゆる自然(山、川、海、洞窟、ジャングル、砂漠、氷河など)の中を、男女混合チームが協力し、マップとコンパスを頼りに、トレッキングやパドリングなど多様なアクティビティをこなしながら、ゴールを目指すアウトドアレースです。
田中陽希は「Team EAST WIND」というプロダクションに所属し、チリやブラジル、オーストラリアなどで行われているアドベンチャーレースに出場しています。人間版パリダカールラリーともいわれるアドベンチャーレースは、3日間から、長いレースになると10日間にもおよぶ実に過酷なもの。高い身体能力と強い精神力、研ぎ澄まされたナビゲーション能力が必要とされる命がけのスポーツです。「プロ」アドベンチャーレーサーとはいいますが、実際は、レースの賞金だけで生活できる環境ではないため、多くのプロアドベンチャーレーサーは、地図読みの講師やガイドなどで収入を得ているといわれています。
田中陽希の気になるプロフィールは?弟・田中富夢野はクロスカントリー選手!
田中陽希は埼玉県出身ですが、6歳の時に、北海道富良野に移住しています。田中陽希の父親が、ドラマ「北の国から」に影響されたからというのがその理由。幼い頃から雪に親しんで、旭川大学高等学校在学中はクロスカントリー部に所属していた田中陽希は、明治大学でスキー部へ入部し、主将にもなり、インカレでは7位の成績を残しています。さらに、体育大学に進学し、体育教師を目指す中で、山岳マラソンに出会い、アドベンチャーレースへと活動の軸を移していきました。
現在所属している「Team EAST WIND」には、2007年、トレーニング生として参加。翌年2008年から正式メンバーとして活動しています。田中陽希は3人兄弟の長男ですが、富夢野(とむや)という弟がいます。富良野へ移住してから産まれたのでしょうか?名前の漢字が「富夢野」と「富良野」で読み間違えてしまいそうですが……そんな田中陽希の弟の田中富夢野は、自衛隊のクロスカントリー選手として、現在、オリンピックを目指しているそうです。
田中陽希の結婚相手と離婚していた!NHKグレートトラバースとは?
田中陽希の結婚歴は?
田中陽希は、2014年12月22日に、婚姻届けを出したとツイッターで公開しています。一般の方と結婚したようで、田中陽希の結婚したお相手の写真やプロフィールは不明なものの、夫婦でハイキングのイベントに参加するなど、田中陽希の結婚生活も順調なのかと思われていました。しかし、わずか1年4カ月ほどで離婚したとの情報が。離婚理由は明らかにされていませんが、各国で行われるアドベンチャーレースに出場するために何日間も家を空けるだけでなく、命の危険をも伴う過酷なレースとなると、妻として耐え難いものがあったのかもしれません。
しかも、田中陽希は、2014年4月から10月にかけて日本百名山を人力のみで踏破した後、新婚ほやほやの2015年5月からは、さらに百山多い、日本二百名山踏破に挑戦。2016年1月1日にゴールするまで、半年以上の時間をかけてニ百名山踏破を果たしていますので、結婚相手にとっては、寂しさも強かったのではないでしょうか。
田中陽希が挑戦したNHKグレートトラバースとは?
田中陽希が、「グレートトラバース~日本百名山ひと筆書き~」と表し、人力のみで、日本百名山を踏破する挑戦を開始したのが2014年4月でした。登山家で小説家でもあった深田久弥が選定した「日本百名山」が出版されて50年が経ったことから、田中陽希は、本に登場する百名山を踏破することを決意。屋久島の宮之浦岳をスタートし、合計7800kmを、自らの脚のみで、208日と11時間かけて、日本百名山踏破を見事に達成しました。「グレートトラバース」は、NHKBSで放映された、田中陽希が山の頂上を目指しひたすら登る様子に密着した企画番組です。
1回が15分ほどの番組で、田中陽希が、それぞれの山の頂上に到達するまでの記録が放送されました。回を追うごとに話題になり、田中陽希の知名度も急上昇。興味から始まったこの偉大なチャレンジで見せた田中陽希のストイックな姿は、多くの人に、勇気や希望を与えました。田中陽希は、責任や周囲の期待が段々と大きくなる中でも、貴重な出会いに恵まれ、人々からの応援に感謝しながらの特別な旅になっていったと語っています。
田中陽希イーストウインド準優勝!「グレートトラバース2」DVD発売
田中陽希が、「グレートトラバース~日本百名山ひと筆書き~」で、日本百名山を踏破した後、さらなる挑戦となった「グレートトラバース2~日本二百名山ひと筆書き~」が、書籍とDVDになり7月22日に発売されることが発表されました。DVDには、「グレートトラバース」応援団をしていた、ももいろクローバーZと登山家の田部井順子が登場した最終回の放送や、未公開トークも収録されています。
田中陽希は、「グレートトラバース2~日本二百名山ひと筆書き~」を終えた1カ月後の2016年2月、所属プロダクション「Team EAST WIND(イーストウインド)」のチームの一員として、南米チリで行われた「パタゴニアン・エクスペディション・レース2016」に参加し、18チーム中、準優勝しました。
チームは4人で、総距離は645km。山岳地帯や川などをマウンテンバイクやカヤックを使い野営をしながらのレースでは、途中まで、田中陽希属するイーストウインドがトップを走っていましたが、メンバーの1人がマウンテンバイクで転倒し負傷したため、21時間のロスとなり、惜しくも準優勝の結果に。6月27日には、大阪府浪速区で準優勝報告会が開かれ、レースの裏話も明かされています。
イーストウインドの準優勝報告会では、写真や動画を用いながら、田中陽希がレースの解説をしたり、負傷メンバーの様子や苦労話を披露したりしたとのこと。トレッキングやスキー、パドリングから野営まで、さまざまなジャンルをこなすところに、難しさも面白さもあるアドベンチャーレース。今後、日本国内にもっとアドベンチャーレースを広めるためには、こういった報告会の開催や、ドキュメント番組の制作などを積み重ねるなど、地道な取り組みを続けていってもらいたいものです。