タイガー・ウッズの最盛期の凄さ!生涯年収や獲得賞金は?
タイガー・ウッズは最盛期メジャー4連勝!栄光を極めたスーパースターの転落!
ゴルフ界のスーパースターとして黄金時代を築いたタイガー・ウッズが、交通検問で逮捕されたというショッキングなニュースが世界を駆け巡りました。逮捕理由は、アルコールかドラッグ使用容疑でしたが、本人は容疑を否定し、「処方薬の飲み合わせで信じられない反応が起きた」と釈明。その真偽とは別に大きな反響を呼んだのが、逮捕直後のタイガー・ウッズの顔写真です。
薄くなった頭髪に、生気のないうつろな目、無償ヒゲを生やした顔つきには、全盛期に見せた神がかり的な凄さが全く感じられません。それどころか、「薬物中毒だ」と言われたら信じてしまいそうな雰囲気すら漂っていました。栄光を極めたはずのヒーローの転落ぶりに、愕然としたファンは数えきれないことでしょう。
幼少時代からゴルファーとしてすでに有名な存在だったタイガー・ウッズは、1996年にプロへ転向。翌1997年に21歳で米ツアー賞金王に輝くと、圧倒的な強さで、次々と勝利を積み重ねます。2000年の全米オープンと全英オープンの連勝で、史上5人目となるグランドスラム(メジャー大会を全制覇すること)を達成すると、全米プロゴルフ選手権と、翌年のマスターズまで、メジャー4連勝を飾りました。
常にトップレベルの飛距離に加え、数々の神がかり的なロングパット等、タイガー・ウッズの最盛期は、凄いの一言に尽きます。不調時でも他の選手へプレッシャーをかける存在、それがかつてのタイガー・ウッズの凄みでした。このような転落ぶりをさらすことになろうとは、誰も想像できなかったでしょう。
タイガー・ウッズの生涯年収は賞金の10倍以上の1830億円!その大半は莫大なスポンサー収入だった!
タイガー・ウッズの生涯年収もまた凄いものです。なんと、総額16億5000万ドル(日本円で約1830億円)を稼いでいると言います。これはマイケル・ジョーダン(バスケットボール)の17億ドル(約1939億円)に次ぐ、アスリートランキング第2位の金額です。
全盛期には、日本円にすると172億円以上の年収を稼いでいたとも伝えられているタイガー・ウッズ。獲得賞金も半端ではなく、2012年9月には、ゴルファー史上初となる生涯獲得賞金1億ドルを突破しました。では、生涯年収額と生涯獲得賞金額との差額は何かというと、「ナイキ」や「タグ・ホイヤー」「ゲータレード」といった、世界的な大手企業からの莫大なスポンサー収入が大きな割合を占めています。
一連の不倫スキャンダルによる契約解除や広告自粛などが原因で、収入は減ったものの、近年のタイガー・ウッズは、それでも年収40億円はあったとか。しかし、今回の逮捕によるイメージダウンで、スポンサー離れが進んでいくのは確実で、さらなる年収減というダメージを受けそうです。
タイガー・ウッズの不倫騒動!元嫁のその後は?
タイガー・ウッズの桁外れな不倫騒動!関係を持った愛人は100人を越えていた?
プロゴルファーとしてトップにのし上がり、栄光の極みにあったかのように見えたタイガー・ウッズ。しかし、栄枯盛衰は世の常で、スーパースターたるタイガー・ウッズもその例外ではないようです。彼の転落の始まりは、世界を騒然とさせた不倫騒動でした。発覚したのは2009年、その前年に行った左ヒザ手術から順調に回復して復活したかに思われた最中のことでした。
彼の不倫が原因で夫婦喧嘩になり、ゴルフクラブで殴り掛かった嫁から車で逃げたタイガー・ウッズは、運転を誤って事故を起こしてしまいます。この不倫騒動が発覚した翌年に、「自分はセックス依存症だ」と告白。この後すぐに、タイガー・ウッズの途方もない女性関係が表面化しました。
有名な話ですが、タイガー・ウッズが肉体関係を持った愛人の数は、判明しただけでも100人を越えています。結局、嫁とは離婚となり、桁外れな慰謝料7億5000万ドル(日本円で当時約660億円)を支払う羽目になったタイガー・ウッズ。この不倫騒動以降、途方もない無敵ぶりに陰りが見え始め、止まらない迷走を続けていくことになります。
タイガー・ウッズの元嫁は慰謝料で豪邸を建てた!学位も取得?
2001年、全英オープンに出場したタイガー・ウッズと出会った元嫁のエリン・ノルデグレン。二人は、2004年10月に結婚をしています。彼との間に1男1女をもうけましたが、タイガー・ウッズの不倫スキャンダルが発覚して2010年に離婚しました。現在は、アメリカ・フロリダ州に在住しているとのことです。
夫のたび重なる不倫がもとで幼い子供を連れての離婚となったのですから、元嫁の境遇には、世間からの共感や同情が集まりそうなものです。しかし、元嫁が受け取った莫大な額の慰謝料が逆効果になった様子で、世間の嫉妬にさらされる場面も少なくありません。
受け取った莫大な慰謝料で2000万ドルの豪邸を建設し、近所に住む企業家と交際中だとも伝えられているタイガー・ウッズの元嫁。「離婚で大金を搾り取った」などと叩かれることもありますが、最近は、フロリダのロリンズ・カレッジで心理学の学位を取得したとか。結婚前から夢だったという児童心理学者になることを目指して、最高の再出発を切っているようです。
タイガー・ウッズの転落は父親の死去から始まった?逮捕時には筋弛緩薬服用と供述!
タイガー・ウッズの逮捕報道は瞬く間に世界中に広がり、世間に大きな衝撃を与えました。飲酒または薬物使用状態で自動車運転したとの疑いで警察に逮捕されたタイガー・ウッズは、間もなく保釈され、「処方された薬剤から予期しない反応が出た」と釈明。あわせて「事の重大さを理解しており、自分の行動にすべての責任を負う」「同じ過ちを繰り返さないように、可能な限り努力していく」と声明を発表しています。
今回の騒動に限らず、ここ数年のタイガー・ウッズの転落ぶりは、黄金時代を知るファンにとっては目を覆いたくなるほどで、かつてゴルフ界を席巻していた頃がまったく信じられません。彼の転落の始まりは、不倫騒動ではなく、幼少期から二人三脚で歩んできた父親が死去してからだと指摘する声もあります。実際、タイガー・ウッズが築き上げてきた栄光は、父親による付き切りの指導なくしてはなしえませんでした。
タイガー・ウッズは、1996年にプロデビュー以降、翌年から2007年までに賞金王8回、メジャー大会優勝13回を記録。ゴルフ界の帝王ジャック・ニクラウスを超える日も近いというのが衆目の一致するところでした。しかし、「人生の師」と慕う父親が2006年に亡くなると、メジャー大会の連勝記録も途絶え、相次ぐケガにも悩まされ続けるように。2009年に発覚した不倫スキャンダルでは、イメージも失墜
。そして2017年、それでもなお再起が待たれていたところで発生したのが今回の逮捕劇でした。この件の続報では、タイガー・ウッズが、抗うつや不眠治療に用いられる筋弛緩薬ザナックス(Xanax)の服用を供述していたと報じられています。同薬剤は、眠気やふらつきという副作用があり、飲み方や服薬量を間違えると死に至るという最悪のケースもありうるとのことです。
ホイットニー・ヒューストンが亡くなったのも、同薬剤を酒と一緒に服用したためだったと伝えられています。タイガー・ウッズからはアルコールは検出されなかったため、他の薬との組み合わせで強い副作用が出た可能性が高まっているようです。計り知れないダメージを被ったタイガー・ウッズですが、この逆境をバネに不死鳥のようによみがえるのか、はたまた「過去の人」としてフェードアウトしていくのか。ぜひ前者であって欲しいですが、前途は限りなく険しいと言わざるをえません。