渡嘉敷来夢のダンクが男顔負け!性同一障害の噂は本当?
渡嘉敷来夢のダンクは日本女子バスケ界初!男顔負けの身長、身体能力は100年に1人の逸材
渡嘉敷来夢は、日本の女子バスケットボール史上最高の至宝選手。日本女子バスケ界初のダンクシュートを成功させたことが話題にもなりました。渡嘉敷来夢の身長193mは、平均身長174cmのWリーグ女子選手の中でも、飛びぬけて体格に恵まれています。
大柄ではありますが、垂直跳び約60cmのジャンプ力で、最高到達点は3.10m。ランニングジャンプでの最高到達点は、何と3.25mにも及ぶ渡嘉敷来夢の運動能力は本物。高校時代からダンクシュートの成功を目指し、バスケットボールより小さめのハンドボールでの練習を続けていました。当時すでに身長190cmに成長していた渡嘉敷来夢は、ハンドボールでは、ワンハンドダンクを成功させています。
しかし、バスケッドゴールのリングは高さ3.05m。いくら渡嘉敷来夢の身長をもってしても、女子が両手でダンクを決められる高さに到達するのは至難の業と思われました。しかし、「100年に1人の逸材」はやはり桁外れでした。JXサンフラワーズ入りした後、リング上から悠々とボールを叩き入れる、ボースハンドダンクを完成させた渡嘉敷来夢。その身体能力は、男顔負けです。
渡嘉敷来夢がイケメンぶりに性同一障害疑惑が!内面は意外と乙女?
渡嘉敷来夢のルックスに、”イケメン”との声があがっています。193cmの長身、短髪に精悍な顔立ち。渡嘉敷来夢を女子バスケ選手と知らなければ、一目見て”女性”と思う人は少ないでしょう。しかし、渡嘉敷来夢の外見の特徴や、並外れた身体能力が女性らしくないからといって、「性同一障害では?」と噂するのは失礼な話です。
女子トイレや、女性専用車両に立ち入ると、男性に間違えられて怒られるという渡嘉敷来夢。「これでも女の子なんですよ」と笑って済ますそうですが、本人は”最もつらいこと”と話しています。渡嘉敷来夢は、プライベートでは意外にもビビりだといいますし、確かに喋ると声もかわいらしい気がします。バスケに関しては性別を超えていても、渡嘉敷来夢の中身は、れっきとした女の子。では、恋愛は?と尋ねたくなるかもしれませんが、バスケ一筋の渡嘉敷来夢には愚問です。
渡嘉敷来夢は沖縄出身のハーフ!?兄・渡嘉敷健もイケメンだった!
渡嘉敷来夢は沖縄出身のハーフと勘違いされがち!走高跳の実力も全国クラスだった!
渡嘉敷来夢の名字「渡嘉敷」は、沖縄県に多い姓。ついでにハーフ風の顔をしているため、沖縄出身と勘違いされがちですが、実は東京都生まれの埼玉県春日部市出身です。渡嘉敷来夢はハーフではなく、日米ハーフの父親と日本人の母親の間に生まれたクォーター。渡嘉敷来夢曰く、長身は、身長196cmあるという父の遺伝なのだとか。
1991年6月11日生まれの渡嘉敷来夢。小学時代は、℃‐ute・矢島舞美と同じリトルリーグチームで野球に汗を流す傍ら、小学校の陸上競技選手でもありました。バネとボディコントロールの良さは、すでにその頃から発揮されており、6年生の時には、走り高跳びで全国優勝しています。その時点で身長が170cmを超えていた渡嘉敷来夢は、中学に入ってからバスケに転向。バスケの名門・桜花学園高校に進学すると、1年次から主力選手として活躍し、チームをインターハイ、ウィンターカップ3連覇へと導きました。
渡嘉敷来夢の兄・渡嘉敷健はジャニーズタレントだった!?
渡嘉敷来夢と同じく、兄・渡嘉敷健も、ホリが深く、長身のイケメンだといわれています。画像などは見当たりませんが、渡嘉敷来夢を見れば、何となく想像できますよね。実は渡嘉敷健は、元ジャニーズJr.。「トニー」という愛称で親しまれた時期があったとか。しかし、渡嘉敷健のジャニーズ在籍期間は、2004年6月の入所から3カ月程度。当時の渡嘉敷健は、BSプレミアムの音楽番組「ザ少年倶楽部」に出演していたそうですが、トークやリアクションの遅さが目立っていました。
そうこう言っているうちに、フェイドアウトしてしまったというのが、ジャニーズ退所の理由と噂されています。渡嘉敷健は、「バスケなら誰にも負けない!」と意気揚々と語る妹の渡嘉敷来夢とは、若干タイプが違うのかもしれません。しかし、渡嘉敷来夢の実際の性格はビビりで人見知り。おまけに綺麗好きらしいですから、ナイーブな兄と、少し似通った点もある気がします。
渡嘉敷来夢が小さく見えたリオオリンピック!日本のバスケを変えたエースのハングリー精神とは?
渡嘉敷来夢は、これまでの日本女子バスケチームにはなかった高さで、スピード頼みだった日本の女子バスケを大きく変えました。しかも、渡嘉敷来夢は、大柄であるにもかかわらず、コートの端からシュートを決めるまでのタイムが約5秒。20mを走らせると、ポイントガードの吉田亜沙美よりも速いそうです。高さとスピード、驚異の身体能力を備えた渡嘉敷来夢は、まさにバスケのために生まれてきたような存在。
ところが、渡嘉敷来夢にとって、初世界戦となった2014年の世界選手権では、自分より大きい選手がごまんといることに気づかされてしまいました。「見返してやりたい!」との思いから飛び込んだのは、世界最高峰の米国女子バスケリーグWNBA。1年契約を結んだ「シアトルストーム」では、193cmの渡嘉敷来夢のポジションは、センターではなく、パワーフォワードでした。生き残るために、不慣れなロングシュートを練習し、試合への出場時間も目減りするばかり。その、”試合への飢え”と、自分が日本女子バスケをけん引する存在だという自負が、渡嘉敷来夢の闘志を燃え上がらせました。
吉田亜沙美の緩急鋭いゲームメイク、栗原三佳の3Pシュート、そしてゴール下の巨神兵・渡嘉敷来夢。こうして、日本女子バスケ史上最強のチームは、アテネオリンピック以来、3大会ぶりとなるリオオリンピックへの出場をもぎ取りました。5連覇中の米国に大差で敗れはしましたが、列強国を次々と破った日本のバスケに、世界は目を見張りました。
これだけでも十分に歴史的快挙といえるものですが、全勝するつもりでいたため、「自分はまだできる。世界でマークされる選手になる」と、すでにさらなる高みを見据えている渡嘉敷来夢。その逞しさから「タク」と愛称される日本のエースに、4年後の東京オリンピックでのメダルが見えた気がします。