友野一希は同志社大学在学中の大学生スケーター!世界選手権で一躍注目選手に
友野一希は同志社大学在学中の大学生スケーター!
今新たに注目を集めているフィギュアスケーターの友野一希は、1998年5月15日、大阪府堺市出身です。堺市立陵南中学校を卒業後、浪速高等学校へ進学し、2017年4月からは同志社大学に在学しながら、スケート選手として練習に励んでいます。
友野一希が頭角を現しはじめたのは、2015-16シーズンに日本スケート連盟の強化選手に選ばれたころです。翌シーズンには、全日本ジュニア選手権1位となり、世界ジュニア選手へも出場。2017-18シーズンにはシニアに参戦するようになり、初戦となったUSインターナショナルクラシックでは自己ベストを更新しました。
続く全日本選手権でも自身初となる4位を記録するなど成長を見せた友野一希でしたが、平昌オリンピックにはあと一歩届かず。しかし、友野一希の練習量は、一般的なスケート選手に比べて飛びぬけて多いと言われており、このまま成長を続けていけば次代を担う存在になることは間違いありません。
友野一希が世界選手権で一躍注目選手に!羽生結弦の代役出場ながら5位入賞の快挙
2017-18シーズンの世界選手権には、怪我により欠場せざるを得なくなった羽生結弦の代役として、友野一希が出場しました。「自分を奮い立たせようとしたが、正直恐ろしくて仕方なかった」と振り返った友野一希。彼の世界選手権デビューとなったショートプログラムは、「ツィゴイネルワイゼン」です。冒頭の4回転サルコウを成功させると、コンビネーションも鮮やかに決めた友野一希は、スピンもすべてレベル4の最高評価を獲得しました。
初めての世界選手権でショートプログラム11位発進となった友野一希でしたが、ここで日本男子シングルの来年度の世界選手権出場3枠確保に黄色信号が灯ります。新しいスケート靴が合わず、本調子でない宇野昌磨が、ショートプログラムで5位となってしまったためです。
来年の世界選手権出場3枠を確保するためには、日本人選手上位2名の順位の合計が13位以内でなければなりません。そして迎えたフリースケーティング。日本の枠取りのプレッシャーもかかる中、大きなミスなく滑り切った友野一希は、自己ベストを更新して総合5位入賞を果たしました。宇野昌磨も銀メダルを獲得したため、日本男子シングルは、来年行われる世界選手権の出場3枠確保も無事に決めています。
友野一希のエキシビションがとにかくかわいい!コーチ平池大人とはどんな人?
友野一希のエキシビション・ナンバーは「犬のおまわりさんの運命」!かわいさとコミカルさが炸裂!
友野一希のエキシビション・ナンバー「犬のおまわりさんの運命」が「とにかくかわいい」と話題です。友野一希の「犬のおまわりさんの運命」は、タイトルそのままに、ベートーヴェン作曲の「運命」feat.童謡「犬のおまわりさん」という楽曲構成です。
エキシビション冒頭、警察官の服装に身を包んでリンクに現れ、曲が始まるや帽子を脱ぎ捨てる友野一希。すると、その頭にはかわいい犬耳のカチューシャが!その姿はまさに「犬のおまわりさん」で、曲の途中に「ワンワン!」と犬の吠え声を入れるなど、遊び心たっぷりのプログラムとなっています。壮大な雰囲気の「運命」の曲調と、犬の仕草をまじえた友野一希のコミカルなパフォーマンスとのギャップも楽しい「犬のおまわりさんの運命」は、フィギュアスケートファンから大絶賛されています。
友野一希のコーチ平池大人とは?選手時代の経歴は?
世界選手権の活躍で注目選手の仲間入りを果たした友野一希のコーチを務めているのが、平池大人です。フィギュアスケート選手時代は大西勝敬に師事していた平池大人は、1996-97シーズンの全日本フィギュアスケートジュニア選手権で2位になります。
続いて、同シーズンの世界フィギュアスケートジュニア選手権の代表に選出され、初出場で10位。1997-98シーズンには、シニア選手と同じ舞台である全日本フィギュアスケート選手権で7位と大健闘しました。前シーズンからの連続出場となった世界フィギュアスケートジュニア選手権でも6位という結果を残しています。現役引退後は、指導者の道を選んだ平池大人は、大阪府立臨海スポーツセンターでコーチを務めた後、2016年4月より、友野一希の練習拠点である浪速スポーツセンターのヘッドコーチを務めています。
友野一希がツイッターで豪華「日の丸7ショット」写真を公開!
世界選手権で5位入賞を果たした友野一希が、ミラノから帰国し、自身のツイッターを更新しました。友野一希が更新したツイッターの写真には、女子シングルで銅メダルを獲得した宮原知子に銀メダルの樋口若葉、そして男子シングル銀メダルの宇野昌磨という3人のメダリストの姿が。
さらに、男子シングルの田中刑事や、アイスダンスで念願のフリー進出を果たした村元哉中&クリス・リードの姿もありました。ミラノで行われた世界選手権を盛り上げた日本人選手が勢揃いした写真に、ファンからは「日の丸7ショット!」「豪華な写真」と、歓喜の声が上がっています。
補欠からの初出場となった世界選手権を終えた友野一希は、「やっとスタートラインに立てた」と試合を振り返りました。来シーズンへ向けての抱負を聞かれると、「体をしっかり休めて、レベルアップさせていきたい」と力強くコメントしています。世界選手権初出場であったばかりか、羽生結弦の代役というプレッシャーもある中、フリースケーティングで自己ベストを約18ポイントも更新する演技で注目選手の仲間入りを果たした友野一希。
世界のメディアも、「小さな体に山ほどの才能がある」と友野一希の演技を絶賛しています。来シーズンは、自らも出場枠数の確保に貢献した世界選手権の代表の座を、代役としてではなく、友野一希の手で勝ち取る姿が見られることを期待せずにはいられません。