登坂絵莉がかわいい!レスリング女子48kg級女王の意地!
登坂絵莉の笑顔がかわいらしいと話題に!
登坂絵莉は、1993年8月生まれの22歳。レスリング女子48kg級の期待の星です。富山県出身の登坂絵莉ですが、全国中学生選手権で優勝するなど、すでに高い実力を身につけていたことから、高校は、レスリングの強豪校である愛知県の志学館高校へ通い、そのまま志学館大学へ進学しました。
レスリングエリートたちに囲まれた環境の中、順調に成長していった登坂絵莉は、全国高校女子選手権2連覇、大学生の時にはアジア大会、世界選手権で優勝するなど、次第に、その名前が知られるようになっていきます。すると、思わぬ反応が。登坂絵莉の笑顔の画像が世間に出回るや、「レスリングにアイドル出現」と、ネットで騒がれるようになったのです。たしかに、笑うと八重歯もかわいい登坂絵莉。レスリング界のアイドルといわれるのも納得です。
登坂絵莉のレスリング女子48kg級世界選手権3連覇の意地!
登坂絵莉は、「かわいい顔をしているのに、その体格とのギャップがまたスゴイ!」と話題になっています。身長152㎝という小柄な登坂絵莉ですが、そこは毎日鍛え上げて、第一線で活躍するレスリング選手。見事なくらいの筋肉質な体格です。体つきを一見するだけでも、相当な練習量だということが分かります。
そんな登坂絵莉は、2015年にレスリング女子48kg級世界選手権3連覇という偉業を達成しました。しかし、リオオリンピックを目前に控えた2016年2月に行われたアジア大会で以前戦ったことのある孫亜楠に敗れると、連勝記録が59でストップしてしまいます。一度味わった屈辱は絶対に忘れない性格だという登坂絵莉。リオオリンピックでは、準決勝で因縁の相手である孫亜楠と対戦することに。負けた時の悔しさを思い出し、いつも以上に気合が入っていたのかもしれません。結果は、8-3と、登坂絵莉が見事な勝利を収めました。
登坂絵莉にとって吉田沙保里とは?父と歩んだレスリング道!
登坂絵莉の憧れてきた背中は吉田沙保里!
登坂絵莉が通った志学館大学の先輩には、霊長類最強女子といわれる吉田沙保里がいます。実は、幼いころから吉田沙保里に憧れていたという登坂絵莉。「かっこいいし、ああなりたい」と、吉田沙保里を目標に突っ走ってきました。リオオリンピックへの出場を決めると、小学生の時に吉田沙保里と一緒に撮った写真と、2016年になって再び吉田沙保里と一緒に撮った写真を自身のツイッターに並べて、「大きくなりました。ずっと追いかけてきた人と一緒に行ける幸せ!」と、幸せと感動にあふれたコメントをアップ。長きにわたる尊敬の気持ちがにじみ出ていました。
大学の後輩となった今では、オフの日に一緒に出掛けるほどの仲良しになったそうです。リオオリンピック決勝で、吉田沙保里が負けを喫したときには、まるで自分のことのように、応援スタンドで顔をクシャクシャにして泣く登坂絵莉の姿が見られました。
登坂絵莉がのめり込んだレスリング道には父親の応援があった!
登坂絵莉の父・修も、高校時代、レスリングで全国トップクラスの実力の持ち主でした。親子でレスリング選手だったというのはよく聞く話ですが、父・修がレスリングをやらせたかったのは、実は息子のほうだったとか。しかし、のめり込んだのは、娘の登坂絵莉でした。
「女の子だから、格闘技はちょっと……」と躊躇しつつも、やりたいと思ったことは何でもやらせようと考えた父・修。レスリングを始めてわずか4カ月後に全国大会に出場し、初戦で敗退すると、「始めたばかりだから仕方ない」とせず、「勝ちたかった!」と大号泣した娘に何かを感じたのでしょう。それからは、毎日の練習や大会に付き添うようになりました。「頑張れ!」という言葉が必要ないほど頑張ってしまう娘・登坂絵莉に、父・修は、「少し休め!」といいながら、体調管理に努めてきたそうです。
登坂絵莉のリオオリンピック大逆転劇に涙!吉田沙保里の妹分が見つめる先にあるのはオリンピック連覇
登坂絵莉は、日本全国、いや世界中から注目されてきた吉田沙保里の妹分として、同じ大学に通い、バラエティ番組に出演する時にもいつも一緒でした。霊長類最強のDNAを間近で見てきた登坂絵莉は、全日本選抜では4連覇、世界選手権では3連覇を達成するなど、ここまで、吉田沙保里を思わせる躍進ぶりを見せてきました。もはや、レスリング女子48kg級の女王ともいえる登坂絵莉ですから、リオオリンピックにおいては、対戦相手たちも、彼女の試合スタイルをすべてチェックし、対策も十分に打ってきていたことと思います。
「第二の吉田沙保里」だといわれることは光栄であるにしても、同時に、プレッシャーも相当かかっていたことでしょう。しかし、いざリオオリンピックが始まってみれば、初戦は圧勝。3回戦では逆転勝ちと、順当に勝ち進んでいった登坂絵莉。しかし、決勝では、1-2と相手にリードを許し、残り時間も着々となくなっていく場面を迎えます。見守る誰もがあわやと思ったその時でした。
もともとの素質と、負けん気で、何とか踏ん張ってきた登坂絵莉は、残り13秒から猛攻撃を仕掛け、残り2秒で見事な逆転勝ち!見事に金メダルを勝ち取り、その後の日本女子チームの大躍進に弾みをつけることとなりました。現在、リオオリンピックで銀メダルとなった吉田沙保里には、引退説も囁かれています。
そうなると、これからの日本女子レスリング界を率いる重責を負う1人は、吉田沙保里の妹分である登坂絵莉です。4年後の東京オリンピック連覇に向けて、吉田沙保里から最強のDNAを受け継いだ登坂絵莉の歩みは、すでに始まっています。