「トランスペアレント」Amazonドラマへの注目度急上昇中!タイトルの意味は?
「トランスペアレント」Amazon制作のドラマが賞レース常連作品へ!
「トランスペアレント」は、Amazonが制作したテレビ・ドラマで、Amazonのプライム・ビデオサービスで配信されています。「トランスペアレント」は、2014年に配信が開始されると、家族の姿を、ユーモアを交えて現実的に描いていることで好評を博しました。そして現在、シーズン3まで制作されるほどの人気ドラマとなった「トランスペアレント」。
2015年に、ゴールデン・グローブ賞でテレビシリーズの最優秀ミュージカル・コメディ賞を受賞したことで、日本でも、その注目度が急上昇しました。2016年にも、エミー賞のコメディ部門で、ジェフリー・タンバーが主演男優賞を、ジル・ソロウェイが監督賞を受賞したことで、大注目作品となっています。
「トランスペアレント」タイトルの意味は秘密が明らかになる透明性?
「トランスペアレント」のタイトルは、英語で、「透明、透き通る(transparent)」といった意味合いがあります。ドラマ「トランスペアレント」は、父親の告白がきっかけとなって、家族それぞれの秘密が明らかになっていくことがキーポイントです。その秘密と向き合い、各々が自分探しを始めることで、自分や家族のあり方が、次第に「透明になる」といった意味が含まれているのではないかといわれています。
「トランスペアレント」ドラマシリーズのあらすじネタバレキャスト!
「トランスペアレント」あらすじネタバレ!家族それぞれが抱える問題をリアルに描いたヒューマンドラマ!
「トランスペアレント」で中心となるのは、フェファーマン家です。家族は、父親モーラ(マウラ)、長女サラ、長男ジョシュ、次女アリの4人暮らし。母親のシェリーは、家を出ていってしまいました、その理由は、モーラが女装の趣味を持っていたからでした。モーラは、定年間際になって、女性として生きていくトランスジェンダーになる決意をし、子供たちに、長年の秘密をカミングアウトします。
しかし、秘密を抱えていたのはモーラだけでなく、子供たちも同様でした。サラは、男性と結婚して出産を経験するも、大学時代には同性と交際していて、その女性への未練が残っている状態でした。音楽プロデューサーのジョシュは、たびたびトラブルを起こしているほどの大の女性好きであるため、モーラの秘密を受け入れることに苦労します。
アリ(アレクサンドラ)は、ショートカットでレズビアンのような風貌でも男性好きで、男性とすぐに夜を共にしてしまい、経済的にも自立できないでいる精神的未熟さを抱えていました。このフェファーマン家の運命は、どのような方向に向かっていくのでしょうか?コメディ要素のある「トランスペアレント」ですが、悩みと向き合う人間の姿をリアルに描いているヒューマンドラマとして、心に訴えかける部分も大きい作品になっています。
「トランスペアレント」キャスト!主役ジェフリー・タンバーは72歳の大御所俳優
「トランスペアレント」で、一家の主モーラを演じるのは、今年で72歳を迎えたジェフリー・タンバー。「ハングオーバー!」シリーズや、「ロー&オーダー」「CSI:科学捜査班」など、数々のテレビや映画で活躍してきた名優です。長女サラは、テレビシリーズ「ロー&オーダー」「リベンジ」などのエイミー・ランデッカーが、長男ジョシュは、「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」や「僕の大切な人と、そのクソガキ」で監督としても活躍するジェイ・デュプラスが演じています。
次女アリを演じるのは、1989年「フィールド・オブ・ドリームス」のカリン役で子供の頃から活躍しているギャビー・ホフマン。離婚して家を離れた母親シェリーは、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」(「ロー&オーダー」のスピンオフ作品)のジュディス・ライトが演じています。
「トランスペアレント」Amazonでシーズン3配信開始前からシリーズ4の制作が決定!
「トランスペアレント」は、2016年9月に、シーズン3の配信が開始となりましたが、賞レース常連の人気作ということで、シーズン3配信開始前の6月に、第4シリーズの制作が早くも決定していました。シーズン4でも、これまで同様、ジル・ソロウェイがプロデューサーを務め、ジェフリー・タンバー、エイミー・ランデッカー、ギャビー・ホフマン、ジェイ・デュプラスらの主要キャストも続投するそうです。
「トランスペアレント」は、Amazonが初めてテレビの賞レースに参加したドラマとなりました。その年の2015年に、ゴールデン・グローブ賞テレビシリーズの最優秀ミュージカル・コメディ賞と、エミー賞のコメディ部門をいきなり受賞したのを筆頭に、数々の賞を受賞するという快挙を達成した話題作です。
主要キャストも、それぞれが賞レースにノミネートされることが定番となっており、今まさに“旬”なテレビシリーズです。体裁はコメディ作品の「トランスペアレント」。しかし、父親が、60歳を超えてトランスジェンダーであることを家族に告白したことをきっかけに、家族それぞれが抱える闇を丁寧に描写していることで、コメディという枠を超えて高い評価を獲得しています。
Amazonのようなオンライン動画配信サービスは、ドラマのように複数話ある作品でも、一気に視聴できることが特徴です。NetflixやHuluなど、今、海外では、既存のTV局を抜くほど勢いのあるサービスに成長しています。Amazonでは、マーティン・フリーマン最新主演ドラマ「スタートアップ」や「ファーゴ」などの話題作も配信中なので、ドラマ好きならば、「トランスペアレント」も含めて、満足できること間違いなしです!