八重樫東はボクシング日本史上初の世界3階級制覇!嫁と子供がかわいい!

八重樫東はボクシング日本史上初の世界3階級制覇!嫁と子供がかわいい!

八重樫東ボクシング史上初の日本人世界3階級制覇!岩手県が生んだ初の世界王者!

八重樫東(やえがしあきら)は、日本人としてはボクシング史上初となる世界3階級制覇を成し遂げた大橋ジム所属ボクサーです。打たれてもひるまずに前に出るボクシングスタイルで人気を博しています。八重樫東は、岩手県北上市出身で、1983年2月25日生まれの33歳。「音速の拳」「激闘王」の通称でも知られています。身長162cmと小柄な八重樫東の階級は、ライトフライ級。

黒沢尻工業高校時代、2000年インターハイで、モスキート級へ出場した八重樫東は、優勝を飾ります。拓殖大学に進学後は、2002年国体でライトフライ級優勝を飾り、アマチュア戦績70戦56勝(15KO・RSC)14敗の記録を引っ提げて、大学卒業後に大橋ジム入りしました。2005年にプロデビューすると、3試合連続2回以内でKO勝ちという幸先の良いスタートを切ってみせた八重樫東。それ以降、2009年の日本ミニマム級王座獲得など実績を積みましたが、故障も多く、2010年の結婚を機に、とうとう引退勧告を受けます。

しかし、これまでのボクシングスタイルを改造するなどして、現役続行してきた八重樫東。2011年10月、WBA世界ミニマム級王者ポンサワン・ポープラムックに勝利し、世界王座を奪取すると、岩手県が生んだ初のボクシング世界王者に輝きました。2012年6月には、WBC王者・井岡一翔とのWBA・WBC王座統一戦に臨み、敗れたものの、白熱した攻防が高い評価を受けることに。その後も、世界フライ級、世界ライトフライ級王座を奪取した八重樫東は、日本初の世界3階級制覇の偉業で歴史に名を刻みました。

八重樫東はかわいいと評判の嫁の叱咤激励で奮起!子供とも絆で結ばれた家庭に!

八重樫東が2010年に結婚した嫁がかわいいと評判になっています。八重樫東の嫁の写真は、ネットでも確認できますが、正統派美女という印象で、かわいいと評判になるのも納得です。結婚した時点で引退勧告を受けた八重樫東が現役を続けているのには、嫁の一言が大きな影響を与えているのだとか。八重樫東が、ジム会長の大橋秀行から引退勧告を受けたのは、故障が多かったことも理由ですが、実は、ボクサーとしての根幹にかかわる部分が大きかったようです。

それは、勝利への執念と覚悟。ボクサーにとって、もっとも大事なモチベーションの欠如でした。大橋秀行会長が、後のインタビューで語ったところによれば、「当時の八重樫からは、『どうしても勝つ』といった強いものがまるで感じ取れなかった」という状態で、試合前の控室も、空気が軽く、緊張感が欠如しているありさまだったそうです。

そんな八重樫東を叱咤激励するかのように、「もっとボクシングをしている姿を見せて欲しい」と言ったのが、新婚間もない嫁でした。その言葉に打たれたかのように、ボクシングスタイルを、アウトボクシングから極端なインファイターへと改造するなど奮起した八重樫東。ちなみに、八重樫東の嫁は、初婚ではなかったようで、2005年に生まれた子供がいます。

その子供も母親に似たのか、かわいいと評判です。最初は、八重樫東とはギクシャクした関係だったといいますが、時間が経つにつれて、八重樫東を父親として尊敬するまでになり、自分も父親のようになりたいと、子供もボクシングを始めたとか。八重樫東と子供は血こそつながってはいませんが、強い絆で結ばれているといえるようです。

八重樫東対井岡一翔戦は名試合!初防衛戦の結果には納得いかず?

八重樫東対井岡一翔の統一戦は最終ラウンドにもつれ込む名試合に!「人々の心を打つ試合をできて、本当によかった」とリベンジマッチを希望!

八重樫東は、2011年10月にWBA世界ミニマム級王者ポンサワン・ポープラムックに勝ち、初の世界王座の獲得に成功しました。そんな中、井岡一翔との統一戦というビッグマッチに挑むことになります。当時、WBCミニマム級チャンピオンの井岡一翔は、切れのあるパンチとフットワーク、精神力を武器に、最強の呼び名も高く、手が付けられないほどの勢いに乗っていました。

世界王座をものにした直後でありながら、一番悪い相手を選択したとしか思えないマッチメイク。この一戦が組まれた背景には、「一人の挑戦者として、WBAの世界戦を戦いたかった」という井岡一翔の強い要望もあったようです。試合が組まれるまでには、WBAとWBCとの世界タイトル戦ルールの相違や、興行権の持ち方など、数々の大きな困難を解決する必要がありましたが、両陣営の熱意で、試合開催に漕ぎつけました。

この試合に向けては、肉体改造に取り組むなど、並々ならぬ決意を見せた八重樫東。彼の肉体は、持久力こそ優れていたものの、疲労のピークが早い弱点を抱えていたため、フィジカルトレーナーの指導のもと調整を続け、満を持して王座統一戦に臨みます。後に名試合と評価される世紀の一戦は、2012年6月20日、大阪市のボディメーカーコロシアムでゴングが鳴らされました。

試合序盤から両者互角の白熱した攻防が展開され、パンチで腫れた目をものともせず、井岡一翔へ打撃を見舞うなど、自らの持ち味を最大限に生かし切った八重樫東。世紀の一戦にふさわしく、試合は最終ラウンドにもつれ込む熱戦になりました。両者どちらにも軍配が上がっても不思議ではない際どい判定でしたが、井岡一翔3-0八重樫東という結果に終わり、八重樫東は、初防衛に失敗して王座から陥落します。

この試合中継は、平均視聴率でも関東18.2%、関西22.3%、瞬間最高視聴率に至っては、関東22.7%、関西29.1%という高い数字を記録した近年にない名試合となりました。WBA会長ヒルベルト・メンドーサも、「この一戦は、年間でも最高の試合に値するものだ」と称賛。

各メディアからも高い評価がされるなど、名試合の誉れ高い熱い闘いに。翌日、記者会見に臨んだ八重樫東も、「人々の心を打つ試合をできて、本当によかった」と語り、井岡一翔とのリベンジマッチを希望したことも明らかにしています。

八重樫東が初防衛戦で苦戦!勝利にも「誇れる試合ではなかった」と納得いかず!

八重樫東は、2015年12月にIBF世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドーサを破り、日本人初の世界3階級制覇を達成し、2016年5月に初防衛戦に臨むことになります。挑戦者は、世界ライトフライ級10位のマルティン・テクアペトラ。彼のこれまでの戦績は、22戦で13勝(10KO)6敗3分けと、それほど図抜けたものではありません。

しかし、KO率が割と高めであることからも分かるように、パンチ力があり、積極的に打って来る右のファイターです。試合は、挑戦者の伸びるパンチとスタミナに序盤から手を焼き、予想外に苦戦する展開となりました。しかし、試合中盤からは徐々にペースをつかんで、八重樫東がポイントを稼いでいきます。

終盤2回は、激闘王の名にふさわしい激しい打ち合いを見せた八重樫東は、最終的に2-1の判定で初防衛を達成。パンチを何度も浴びながら、果敢にヒットを浴びせる姿は、いつもの八重樫東と見えましたが、パフォーマンスは、決してベストとはいえない内容でした。挑戦者のリズムがつかめなかったこともあり、立ち上がりにはぎこちなさも見られました。

終盤こそ、「ゴールも見え、つぶしてやるつもりでいった」と打ちまくり、八重樫東らしさを見せましたが、結果は僅差判定での勝利。「生き残ったことが収穫」とベルト死守に成功するも、「誇れる試合ではなかった」と反省する気持ちも垣間見られました。

八重樫東が焼肉デートで「ケンシロウなら」とコスプレに興味?年末にトリプル世界戦実現!

八重樫東が、ゲーム、アニメのコスプレで知られ、テレビ番組のレギュラー出演など活躍中のコスプレタレント・火将ロシエル(かしょうろしえる)との対談企画に、ゲストで登場しました。対談場所としてセッティングされたのは、神奈川県横浜市にある焼肉店「炭火焼肉ぶち 関内店」。

実はこのお店、八重樫東も所属する大橋ボクシングジム経営の焼肉店です。インタビューは、絶品の焼肉メニューをほおばりながらの、コスプレ談義で盛り上がりました。これまでには、イベントで、殿様に扮して街を練り歩いたこともある八重樫東。

その時は「なんで俺が……」という気持ちだったそうですが、「大勢の人に褒めてもらえることが、コスプレを続ける原動力」と語る火将ロシエルに、「ボクシングに通じるものがある」と共感。「『北斗の拳』のケンシロウならやってみたい」と語り、さらに、「長女が『プリキュア』に夢中で、『プリキュア』ごっこをしているから、このままコスプレに目覚めていくかも」と、子煩悩な様子も覗かせました。

今後の八重樫東は、年末に2度目の防衛戦を控えています。WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥、前東洋太平洋同級王者の井上拓真の兄弟王者とのトリプル世界戦が実現することになりそうです。井上拓真が王座を奪取すれば、兄弟世界王者という話題性もありますが、ここはぜひ八重樫東の「激闘王」にふさわしいパフォーマンスを堪能したいものですね。

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