陽岱鋼(日本ハム)のFA宣言は嫁や子供のため!兄・陽耀勲の現在は?

陽岱鋼(日本ハム)のFA宣言は嫁や子供のため!兄・陽耀勲の現在は?

陽岱鋼(日本ハム)がFA宣言するのは嫁や子供のため?移籍先は?

陽岱鋼(ようだいかん)は、今季日本シリーズ優勝を飾った日本ハムで、中田翔と共に、「チームの主役」といわれるスタープレイヤーです。日本シリーズが終了し、シーズンオフとなった現在、FA宣言をし、移籍するのではとの話が出てきています。

陽岱鋼は台湾出身ですが、台湾人としては初めて、ドラフト1位指名で日本ハムに入団。プロ入り1年目で1軍に昇格すると、2012年には、ゴールデングラブ賞を獲得するなど、期待に応える活躍をしてきました。そんな陽岱鋼が、FA宣言をして移籍を考えるようになったきっかけは、嫁や子供のためともいわれています。

現在、陽岱鋼の移籍先として名前が挙がっているのは、福岡を本拠地とするソフトバンクホークス。ドラフト時に、陽岱鋼が入団を熱望していた球団でもあります。2008年に結婚した陽岱鋼には、母国台湾で暮らす嫁と子供がいます。このため、2時間半程度で台湾まで移動できる福岡は魅力的にうつるようです。

陽岱鋼(日本ハム)の兄・陽耀勲の現在は?侍ジャパンと対戦した?

陽岱鋼(日本ハム)の兄・陽耀勲(やんやおしゅん)もまたソフトバンクホークスで活躍したプロ野球選手ですが、現在は、台湾プロ野球のLamigoモンキーズに所属しています。2005年に、プロ入りを果たした陽耀勲は、福岡ソフトバンクホークスに入団。当初はあまり活躍できませんでしたが、2010年には、14試合に登板するなど、徐々に頭角を現しました。その後の2012年には、第3回WBC予選のチャイニーズタイペイ代表にも選ばれた陽耀勲。このあたりから戦績を積み重ねることに。

しかし2013年のシーズン終了後にソフトバンクを退団すると、ピッツバーグ・パイレーツとのマイナー契約を経て、現在所属しているLamigoモンキーズに至りました。2016年には、侍ジャパン強化試合として組まれた、「日本 vs チャイニーズタイペイ」の台湾代表に選ばれましたが、残念ながらインフルエンザでこれを辞退。侍ジャパンとの対戦はお預けとなってしまいました。

陽岱鋼(日本ハム)のドラフト1位入団は台湾人初!年棒、成績推移は?

陽岱鋼(日本ハム)は台湾人で初めてのドラフト1位入団で母国でも大騒ぎに

陽岱鋼(日本ハム)は、台湾人として初めて、日本のプロ野球にドラフト1位入団を果たしています。陽岱鋼は、野球留学のために、福岡第一高校に在籍。2005年のプロ野球ドラフト会議では、日本ハムファイターズとソフトバンクホークスが双方1位指名で競合となりました。

ドラフト会議が、「交渉権はソフトバンク」と誤って発表してしまったことにより、一度は混乱を招きましたが、抽選で交渉権を獲得したのは日本ハムでした。最初は、母国にも近く、高校時代を送った福岡にあるソフトバンク入りを熱望していた陽岱鋼ですが、日本ハムの熱烈な交渉により入団を決意。

晴れて台湾人初のドラフト1位入団となった陽岱鋼は、台湾でもかなりの話題になったようです。ちなみに、陽岱鋼は日本国籍を持っていませんが、日本の高校に3年間在籍していたため、規定によって同等の扱いを受けています。

陽岱鋼(日本ハム)の気になる年棒や成績推移!1年目1000万円から大台達成まで右肩上がり

陽岱鋼(日本ハム)の年収や成績推移は気になるところです。プロ1年目となる2006年に、推定年俸1000万円でスタートした陽岱鋼は、2010年頃までは、ほぼ横ばいで年収が推移。しかし、2011年になると、一気に倍の2100万円での契約となり、翌2012年には4600万円と、次々と年俸を上げていきました。

そして2014年には、ついに大台1億8000万円にまで年棒がアップし、現在までほぼ同額で推移しています。年収が1億円に近くなった2013年からは、あの新庄剛志が背負った背番号「1」番を背負うことになったことからも、この時期に陽岱鋼への高評価が確定したことが伺えます。

シーズンの成績も年棒の伸びに比例して2011年からグッと上がっており、この年は、537打、36打点、本塁打6本を記録。2014年シーズンには、自己最高となる打点85点と25本の本塁打を達成するなど、安定した成績を残してきました。FA宣言による移籍後の陽岱鋼の年収や成績推移がどのように変化するのかは見物です。

陽岱鋼の気になる移籍先は?本命は福岡ソフトバンクホークスか?

陽岱鋼(日本ハム)は、日本ハムファイターズで活躍してきたスタープレイヤーですが、2016年のシーズン終了と共にFA宣言したことで、退団することが決定的となりました。実は、日本ハムには、選手の年俸総額の上限を25億円と定めるルールがあるそうです。球団の健全経営のための施策で、鉄の掟とも呼ばれているとか。

また、スカウトと選手育成にかなり力を注いでいる日本ハム。それを示すかのように、2016年の開幕スターティングメンバーに高卒の選手が8人いるのは、12球団中最多。チームのエースといえども、陽岱鋼の29才という年齢が、チーム全体が若手選手で占められている日ハムでは、少し浮いているのは事実です。それは、陽岱鋼本人をしても「チームカラーにそぐわない」とコメントするほど。

今回の陽岱鋼のFA宣言によって、移籍先としてがぜん注目を集めているのがソフトバンクホークスです。2005年のプロ野球ドラフト会議で、日本ハムと交渉権を争った球団であり、そもそも陽岱鋼が入団を熱望していたチームでもあります。この他に名前が挙がっているのが、セ・リーグの読売ジャイアンツで、2015年には、トレードの噂もありました。

さらに、同じセ・リーグの阪神タイガース。こちらは、陽岱鋼が甲子園球場の雰囲気を気に入っていることが理由としてあげられています。ここへ来て、交渉に入ったことを公にしているのは、オリックスバッファローズです。どこにせよ、陽岱鋼の移籍が決まれば、年俸も大きく伸ばして3億円前後との予想もありますので、ストーブリーグにも注目したいところ。2017年、陽岱鋼は、どの球団のユニフォームを着ているのでしょうか?

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